2024年12月の読書メーター 読んだ本の数:20冊 読んだページ数:5154ページ ナイス数:99ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/183599/summary/monthly/2024/12
「1990年代後半、アメリカ政府はソ連崩壊後のロシアについて、弱体化してもはや敬意を払うに値しない存在だと片付けてしまうミスを犯した。」「核兵器使用にいたる可能性のあるシナリオは、テロリストが核保有国…パキスタン、北朝鮮、イラン‐‐からウランやプルトニウム、あるいは完成品の核爆弾を盗むか与えられるかするというものだ。この場合、核爆弾はアメリカまたは別の標的国に秘密裏に持ち込まれて起爆されるだろう。」
「軍事侵攻…の朝、DDoS攻撃によって、ウクライナの国防省、外務省、内務省、保安庁、内閣、複数の銀行のウェブサイトがダウンしている。…軍事侵攻から2日後の2022年2月26日…ウクライナからルーマニアに入るための国境検問所のコンピュータが機能を停止してしまった。そのため、検問所は紙とペンで業務を進めるしかなくなり、ルーマニアに入ろうとしていた避難民たちは、検問所で延々と待たされる羽目になった」
「「スターリンだけが、まじりけのない統一である。……彼に対する崇拝には、神秘的なものは露ほどもない。統一化する力としての、現実の統一に、崇拝が捧げられているのである。それにまた、このような崇拝は、恐怖政治と見わけがつかない。…」この見解の特徴は、スターリン主義をもちろん悪いものとしているが、しかしけっしてスターリン個人から出たものとはしていない…なにびとがソ連邦共産党を指導したにしても、スターリン主義以外のものは生れえなかった、とサルトルは考えている。」
「大半のロシア系ユダヤ人を受け入れたのは、沿岸地帯や、経済的に吸引力のある都会である。」ロシア系はガザの北、アシュケロンやアシュドッド、ガザの東のベエルシェバに多いようだ。極右ロシア系政党の「イスラエルわが家党」や中道右派のロシア系政党「イスラエル・バアリーヤー党」が火種になっているようにも思われる。
「スーダンは20年ほど前からロシアに支援を求め…当初、ロシアはスーダンに手を差し伸べることはなかった。しかし、スーダンは、08年のロシア・ジョージア戦争の際には、ロシアの立場に与し、14年のロシアによるクリミア併合の際には、ロシアを支持する投票を国連で行った。そして、ロシア側もスーダンへの関心を強めていく。早くも17年には、ロシアの情報筋が、ロシアの戦闘員が、ポートスーダン地域およびその周辺で密かに活動し、地元の軍人を支援しているという情報を流しはじめた。その事実は、ビデオ映像によっても裏づけられていた」
「スウェーデンは中立の立場から義勇軍を派遣するに止まった。また英仏はフィンランド援助を行おうとしたが、本音としてはスウェーデン北部の重要な鉱山確保のために、部隊のスウェーデン領内通過を求めたが、スウェーデンはこれを拒否した。その後デンマーク、ノルウェーはドイツに侵略された。スウェーデンは当初これらの国に囲まれた安全な位置にあったが、それ以後きわめて困難な立場にたたされる…フィン・ソ戦争に派遣したスウェーデンの義勇軍部隊は‐とくに義勇飛行隊は骨董品で‐戦うに足る能力がないことはすでに明白であった。」
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