わしはいったい何度「るきさん」を買えば気が済むんだ？　氷室冴子が解説だあーで老眼なのに文庫版買っちゃう。読んじゃう。おうちでできる仕事って時代を30年も先取りしてたけど、保険請求の計算だけする仕事って今でも存在してるんだろうかとか考えたり、るきさんと友達でいられるえっちゃんもいいこなんだろうなと改めて気づいたり、新宿のピザ屋はきっとあそこだとわかるようになった。初読の頃とは全く違う景色が見えてくるようになるとは。それにしてもこの頃の雑味のない高野文子の線が、すごく好き。

わしはいったい何度「るきさん」を買えば気が済むんだ？　氷室冴子が解説だあーで老眼なのに文庫版買っちゃう。読んじゃう。おうちでできる仕事って時代を30年も先取りしてたけど、保険請求の計算だけする仕事って今でも存在してるんだろうかとか考えたり、るきさんと友達でいられるえっちゃんもいいこなんだろうなと改めて気づいたり、新宿のピザ屋はきっとあそこだとわかるようになった。初読の頃とは全く違う景色が見えてくるようになるとは。それにしてもこの頃の雑味のない高野文子の線が、すごく好き。

皇帝と云ったらナポレオンは避けては通れない。がそれだけではなくウォーホルやムッソリーニの肖像が採録されていておもしろい。イメージを膨らませるということ。

この並びは奇しくも女性の意匠ではあるけれど、象徴するものは対照的。目を引くのは女帝で取り上げられた「エリザベス1世」と「マリーアントワネット」の肖像、ではあるんだけれどもデューラーの「黙示録の女」が好きすぎる。そしてわしはいつも「女教皇」の解釈で悩むのだった。

タロット勉強中のタイミングでよくぞ出してくれました。絵画を通して大アルカナの解釈を深めるシリーズ。ありがたいったらない。愚者と云えばヒエロニムス・ボス（個人の感想です）。採録うれしい。もちろん様々なタロットの意匠も採録。ミンキアーテタロットを通して見られるのがうれしい（そして欲しい）。現代のタロットも12冊でどれだけ採録されるのかな。楽しみ。写真で構成されたという「マウンテン・ドリーム・タロット」、パブリックドメインの素材を集めて構成された「バイゴン・タロット」、実物みたーい。

もう何百回目の再読になるんだか。30年前のPCまわりのどったんばったん＆ログイン界隈の記録は、もはやハードの進化の歴史の1ページ。MTGはまだ健在だがゲーム機はレトロと呼ばれるようになって久しくなった。さんじゅうねんまえだもの。

古いはずなのに鮮やかな色彩の街角。明るい色って大事ね。訳もわからず元気が出る気がする。それにしても窓辺にはわんにゃんがよく似合う。

「たった」4年なのか「もう」4年なのか。市井の写真はあの時の空気感と分断を残してくれている。多分10年後、20年後にまた眺めると意味が変わって見えるんだろう。その頃、自分が生きてるとは思わないけど。

昔々、人々の身近な謎は「周りの自然」だったんだよなあということに改めて気づく。色彩豊かな動物・植物の豊かな図版はずーっと見てられる。が、個人的には産業が発展する過程で生み出されたものが網羅されてるページにうっとり。暖房器具なんて現存するものがいくつあるんだろうかとか思うと、記録って大事だなーと思った。楽しかった。

刊行が2010年。ここで取り上げられている料理の認知度はだいぶ上がったなあと思いつつ、レシピ集としては物足りなさが残る。

この感想が的確かはわからないが、面白かった。発達障害当事者の横道氏が語る世界の視え方は、わしが知りたかったことに近い。わしは頭木氏と同じ病を患ったので、外出がままならない辛さも痛みの感じも、ほんの少しだが分かる。 他人を思いやる想像力があれば世の中もも少しだけましになってくのにな。