緑青館の妓女たちの性格の良さを見てると、やり手婆さんもごうつくなだけじゃないんだろうなとは思うけど、自分の腕で毒や薬を試す(←自分の体を大事にしてない・自己評価がかなり低い)猫猫の感覚とかも相まってやっぱ苦界は苦界なんだよなあと感じる。 猫猫は羅漢に鳳仙を見つけてもらいたかったんだろうか? 梅梅とか他の妓女を選ぶところを見てすっきりしたかったのかもしれない、とも思う。羅漢や鳳仙への中途半端な情を持て余しているように感じた。
羅漢や鳳仙に対して「親」だ、っていう認識はあっても親愛の情は薄いんだろうなと思う(おそらく鳳仙とも『親子』でいた時間なんてほぼ無かっただろうし)。病身の鳳仙に近寄りたがらなかったのは、悲惨な姿に感情を揺さぶられるのが嫌だったんだろうし、羅漢の情をうっとおしがるのも妓楼の常識に染まって安定している精神をかき乱されたくないってのが本当のところなんじゃないかと。自覚のあるなしは別として。
本って、ものすごい数あるわけで。
友人知人に薦められたものを全部読もうというのは正直
時間的にも金銭的にも無理があるわけで。
人との会話のネタとして本を読むよりも
自分の楽しみとして読んでいる事の方が圧倒的に多く。
でも共通の本を読んだ人の意見とかも聞いてみたい…
自分があんまり友人知人のお薦め本を読んでいないだけに
「これは面白い!」とかあんまりこちらからばかり話すのも
はばかられ。
ネットでその都度、読んだ本を検索してても良いといえば良
いんですけれども。
なんとなく、
このシステムいいなぁ、と思って来ました。
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