これは面白かった。まさに2度読みが必要。うまくだまされた。しかも猟奇性があるにもかかわらず、読後感も気持ち悪くない。

これは面白かった。まさに2度読みが必要。うまくだまされた。しかも猟奇性があるにもかかわらず、読後感も気持ち悪くない。

面白かった！犬が殺された事件をミステリーとして発達障害の１５歳の少年が書いた小説、という体で話が進んでいく。彼の目から見た世界で、少しずつ犬の謎も、それ以外の謎も解かれて行って生きづらさはあるものの才能あふれる少年のことをどんどん好きになってしまう。舞台化もされている走で、見たいなあ。

2010年ころにまさに関西で知り合ったPaulさんの本！面白かった。しかも、この本の一つのインスピレーションが彼が神戸で受けたP&Gの研修というのが懐かしい。5Eはよくできてて、私が習ったのは、Envision, Engage, Enable, Energize, Executeで、さらに最初に習ったのは３E（Envision, Engage, Enable）で、その後にEnergize, Executeが入って、正しいだけじゃ人は動かないし、結局実行できなきゃ意味がないんだな、と思ったことを思い出した。

遡っていく記憶で小さな息子に会うところが泣けた。母親心をくすぐる本。こういう本とかザリガニの鳴くところを取り上げてるというリースヴィザスプーンのブッククラブ、すごいな。

どんでんミステリーということで読んでみたが、最後の方はちょっとわざわざ曰くありげに書いて解き明かす、という感じがちょっと鼻についてしまった。ミステリーというよりどんでんもの。

なぜ発見させてはいけないのか？往年のコロンボを思い出させる犯人最初に犯行するよから始まる話。探偵役の女の人があまりに賢くて犯人側の気持ちで読んでるのでドキドキする。トリックはいいけれど、犯行動機が腑に落ちない、の声に応えたのか、単行本版で加わったという最終章がよかったと思う。ガンガン読めてしまった。