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2024年11月の読書メーターまとめ

じゅんすいむく
読んだ本
4
読んだページ
1277ページ
感想・レビュー
1
ナイス
5ナイス

2024年11月に読んだ本
4

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  • なっぢ@断捨離実行中

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

じゅんすいむく
「私」とは何かについて、ガブリエルはフィヒテを援用しつつ「知っている主体」すなわち「何事かを分かち合える主体」であるといっている。つまり「私」は何かを分かち合える「私たち」でもあり普遍的な存在(人間!)なのだ。だから、我々は自分自身を頭蓋冠の中で孤独な演算に勤しむ小人やコンピューターかのようにイメージしてはいけない。 そして「ユートピアのような未来に賭ける必要はありません。私たちは今ここにいます。そのことが全てです。」という最後の段の記述。この時代に何度でも読み返す価値がある哲学書だと直感させる。

2024年11月の感想・レビュー一覧
1

じゅんすいむく
「私」とは何かについて、ガブリエルはフィヒテを援用しつつ「知っている主体」すなわち「何事かを分かち合える主体」であるといっている。つまり「私」は何かを分かち合える「私たち」でもあり普遍的な存在(人間!)なのだ。だから、我々は自分自身を頭蓋冠の中で孤独な演算に勤しむ小人やコンピューターかのようにイメージしてはいけない。 そして「ユートピアのような未来に賭ける必要はありません。私たちは今ここにいます。そのことが全てです。」という最後の段の記述。この時代に何度でも読み返す価値がある哲学書だと直感させる。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/03/21(4641日経過)
記録初日
2011/07/13(4893日経過)
読んだ本
203冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
56708ページ(1日平均11ページ)
感想・レビュー
63件(投稿率31.0%)
本棚
2棚
性別
職業
公務員
自己紹介

栃木県出身。北海道で政治思想を勉強していました。
キーツ、オークショット、丸山眞男の保守思想やボードリヤールの消費社会批判、最近は特にマルクス・ガブリエルの思想に関心があります。

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