読書メーター KADOKAWA Group

2024年3月の読書メーターまとめ

背番号10@せばてん。
読んだ本
4
読んだページ
1320ページ
感想・レビュー
4
ナイス
586ナイス

2024年3月に読んだ本
4

2024年3月のお気に入り登録
1

  • えみ

2024年3月のお気に入られ登録
2

  • ゆたか
  • えみ

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

背番号10@せばてん。
ネタバレ【2020_直木賞】誰の心にも淀みはある。でもそれが、人ってもんでね ──。時は江戸。はみ出し者が吹き溜まる、根津権現の北の端。塵芥や落葉が淀み、異臭を放つ心淋し川(うらさびしがわ)。朽ちかけた長屋に住まい、濁り、願う、市井の人の短篇6話。正直5話目までは未練を断つ描写が恬淡にすぎる…とも思いましたが、中では『閨仏』『はじめましょ』が印象的に。はたして今回最も心が動いたのは、最終話の『灰の男』。余計なことは何も聞かない。それが、心町(うらまち)の理(ことわり)だから。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

背番号10@せばてん。

【42年前に書いたもののスキャン】むかしむかし、雑誌の似顔絵コーナーに投稿作がほぼほぼ掲載されてい頃、たいへんお世話になった鳥山明さん。氏のご逝去を悼み、ご冥福をお祈りします。

【42年前に書いたもののスキャン】むかしむかし、雑誌の似顔絵コーナーに投稿作がほぼほぼ掲載されてい頃、たいへんお世話になった鳥山明さん。氏のご逝去を悼み、ご冥福をお祈りします。
背番号10@せばてん。
2024/03/09 20:06

はんちゃん、どもです。こっちはそれなりに描けるんですが、ドラゴンボールはまったくでした。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
4

背番号10@せばてん。
ネタバレ【辛口御免】多くの方が、本書を好意的に読み終えています。終章を除く物語の大枠は、私も嫌いではありません。にもかかわらず、心が揺れていない自分がいます。まず母親への言及が、雑に偏向に過ぎるのではないでしょうか。彼女にも両親がいます。25年前の記事を、この親はどんな思いで読んだのでしょう。関係者が一堂に会してしまう、某場面は設定が出来すぎですし、終章の大団円も正解とは思えません。そして何より、恋人でもない異性に「看病しに来てくれませんか」と語る、そのような人物を私は信用することができないのです。
が「ナイス!」と言っています。
背番号10@せばてん。
ネタバレ患者のために泣いていいのは、家族だけの権利 ──。今回まず思うのは、物語を動かすためのミステリには大ナタを振り、心臓外科のリアルに特化をして欲しかったかなと。鷲掴みにされた医療ドラマに比して、怪文書の顛末は正直かなり今ひとつです。進退をかけ、研修医の指導にあたる平良祐介。序盤はやや空転気味に始まるものの、彼らの転機になるエピソードは、どれも胸を打つものがありました。それだけに、怪文書の見劣り感が、より残念な気がします。平良医師と研修医たちのヒューマンドラマ。その構成で良かったのにと。
が「ナイス!」と言っています。
背番号10@せばてん。
ネタバレ失敗こそが ──。震災3部作の終章である本巻は、前2作と趣きを異にしています。3.11の11年~翌年を舞台にした前段に比して、今巻は13~21年の短篇8話。これだけ年次に開きがあれば、仕方がない側面もあるのですが、今回は連作ではなくアンソロジーに近い読了感です。それでも識者が語る復興と地元のズレや、数年後に起きる「借り上げ住宅」問題など、次代に繋ぐべき教訓がいくつも各話に映されています。行政対市民。国対地方。今巻はまだ未消化の印象も拭えませんが、阪神淡路の被災者でもある作者が紡ぐ、警鐘をいま。
が「ナイス!」と言っています。
背番号10@せばてん。
ネタバレ【2020_直木賞】誰の心にも淀みはある。でもそれが、人ってもんでね ──。時は江戸。はみ出し者が吹き溜まる、根津権現の北の端。塵芥や落葉が淀み、異臭を放つ心淋し川(うらさびしがわ)。朽ちかけた長屋に住まい、濁り、願う、市井の人の短篇6話。正直5話目までは未練を断つ描写が恬淡にすぎる…とも思いましたが、中では『閨仏』『はじめましょ』が印象的に。はたして今回最も心が動いたのは、最終話の『灰の男』。余計なことは何も聞かない。それが、心町(うらまち)の理(ことわり)だから。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/04/19(4391日経過)
記録初日
1973/03/17(18669日経過)
読んだ本
1384冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
490666ページ(1日平均26ページ)
感想・レビュー
1384件(投稿率100.0%)
本棚
31棚
性別
職業
専門職
現住所
東京都
自己紹介

高校球児 ⇒ 美大生 ⇒ 自由業みたいな自営業。
かつ、現在は少年サッカーのコーチをしたり…。
資格は一級建築士&日本サッカー協会3級審判。
という経歴のかたわらの活字中毒ですが、最近は時間の確保ができず、スローペースを余議なくされているのが残念です。

ただ、80年代からの読書メモは残っているので、いつか、全てを「読んだ」リストに入力予定。
(月に2~3回、1回に2~3冊、皆さんのタイムラインのお目汚しにならない程度に、既読本をなんちゃって登録しますが、ご容赦ください)

また読書はもとより、紙媒体の書籍そのものに拘りがあるので、仮に世の中の森羅万象が全てデジタル化をされたとしても、読書だけは紙の書籍(特に文庫本)に拘りたいです。

【メモリアル 備忘録】
登録 800冊目『花宵道中』宮木あや子
登録 900冊目『下町ロケット2』池井戸潤
登録 1000冊目『犯罪者』太田愛
登録 1100冊目『孤狼の血』柚月裕子
登録 1200冊目『臨床の砦』夏川草介
登録 1300冊目『犬神家の一族』横溝正史
----------------
直木賞 登録 50冊目『受け月』伊集院静

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう