去年図書館に予約した時は800番くらいと、いつ読めるか分からないなと思っていたら先週いきなり下巻が戻りましたというお知らせ。上巻を待っていても返ってこないだろうから下巻を読む。正直、こんな物語とは思っていなかった。すいすい読めるが、なんの感銘もないというか、つまらなかった。もっと長い時代の移り変わりがあるのだとおもっていたがせいぜい2－3年の話みたいで、これなら上巻を読む必要もないなと予約は取り消した。あまり読み応えのない内容だった。

奇妙な話が多いが、それがなんとなく当然のように進んで行くから引っ張られて読んでいると、急におしまいになったりして、放り出された気分になるが、それでも面白いのは、文章が美しかったり、心に引っかかったり、共感を覚えたりするからかもしれない。ひどい話だと思えるものでもユーモアがあるからか、受け入れてしまう。アリ・スミスはだんだんに好きになる作家だ。

去年図書館に予約した時は800番くらいと、いつ読めるか分からないなと思っていたら先週いきなり下巻が戻りましたというお知らせ。上巻を待っていても返ってこないだろうから下巻を読む。正直、こんな物語とは思っていなかった。すいすい読めるが、なんの感銘もないというか、つまらなかった。もっと長い時代の移り変わりがあるのだとおもっていたがせいぜい2－3年の話みたいで、これなら上巻を読む必要もないなと予約は取り消した。あまり読み応えのない内容だった。

「結婚式のメンバー」をはるかむかしに読んだきりのマッカラーズ。「悲しき酒場の唄」はやや理解しがたい愛を描いているが，その他すべての作品に手の届かない愛に苦しむ人間がいて、読み終わってゆっくりと悲しみが胸に落ちてくる。 マッカラーズがこんなにたくさん翻訳されていたのに驚く。それほど人気のある作家だとは認識していなかった。ほかの作品も少しずつ読んでみたい。