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2025年2月の読書メーターまとめ

二分五厘
読んだ本
20
読んだページ
5823ページ
感想・レビュー
16
ナイス
529ナイス

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2025年2月に読んだ本
20

2025年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

二分五厘
戦国時代末期、石見銀山。稀代の山師・喜兵衛に拾われた少女・ウメ。小鬼と揶揄われながらも喜兵衛の手子となった彼女はやがて、彼の手解きで山の知識や鉱脈の探し方を身につけていくが、激動する時代のうねりはやがて石見にも及び……更にはウメ自身にも己を否定される程の事実と直面することになる。支配者の交代、それによる採掘法の変遷、それは銀掘人の環境改善と採掘量増加両面に良いことだったと思っていたんだけど。全編を通して暗闇や夜、その中で輝く月や白銀とモノトーンの中、時折挟まれる躑躅の赤や海の青の情景が鮮烈に感じられます。
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2025年2月にナイスが最も多かったつぶやき

二分五厘

入院中(*'▽'*)どこか特別痛いわけではなし、食事を管理される訳でもなし、自由に院内ウロウロしてます。予定通りなら後一週間程度。人生初めての骨休め、メンテナンスしっかりして職場復帰しなくちゃ。その前に持ち込んだ積ん読減らさなきゃなぁ。2025年1月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:4870ページ ナイス数:354ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/214005/summary/monthly/2025/1

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2025年2月の感想・レビュー一覧
16

二分五厘
『本格・オブ・ザ・リビングデッド』前書きに書いてある通り、あの某ベストセラー小説と全く同じシチュエーションに叩き込まれた大学生達に起こった殺人事件(これもよく似たw)。なるほど○○の特性でこういぢれるのか。でも似過ぎ(笑)『死体で遊ぶな大人たち』奥多摩で発見された男の死体。だがその両腕は女性のものとすげ替えられていた謎とは。その他死体を文字通り使いまくる『三人の戸惑う犯人候補者たち』『それを情死と呼ぶべきか』まさに死体をもてあそびまくった作品。だけど病みつく。最後に明かされる○○の正体もまた。
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二分五厘
あれだけ辰蔵や乙部が隠してたことを、とうとう茂兵衛が知ってしまった。この巻ではどんな愁嘆場や喜劇が繰り広げられるかと思ってたんだけど、肩透かし。お互い年を取ったのか(まぁ茂兵衛もやもやしてますが)。いよいよ江戸移封、一族郎党お引っ越し。東海五カ国が関東八カ国に皆引っ越すとなると、街道もてんやわんやだろうなぁ。後半は豊臣政権最後の反乱、奥州九戸城へ。家康曰く「ほどほどにやれ」しかし一緒に行動するのは井伊の赤備えに最前線に立つ蒲生氏郷、汚名をそそぎたい豊臣秀次と、難敵(?)ばかり。どうする茂兵衛。
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二分五厘
追い詰められた老大国(北条氏)に二十万の豊臣征伐軍が迫る。領民には善政を敷き、決して凡将でもなかった北条氏政、人の良さにつけ込まれ、策謀家達に踊らされる(直接の征伐理由の名胡桃城乗っ取りやってるけど、これもまた……)。植田茂兵衛、百人鉄砲隊出陣。山中城・韮山城・小田原城攻め。茂兵衛さん、不思議と平八郎様以外の武辺派の方々とは相性悪いのだな。今回も″話が通じない″福島正則に憤ってるし。それでいて策謀される方々には可愛がられて(笑)開城後、終章あたりで個人的な大事件が連発。どうする(どうなる)茂兵衛。
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二分五厘
植田茂兵衛、足軽大将に据え置きなれど、鉄砲隊百人組頭に出世、知行千八百石。立派すぎる白羅紗の陣羽織に気後れするこの頃。豊臣秀吉の発した惣無事令の最中、最早残る勢力は九州・関東・奥羽。関東の北条氏と豊臣の板挟みとなった徳川家は、とりあえず豊臣派の真田家との和睦を図ろうとするが……。茂兵衛さん、折角の鉄砲隊も使い道無し。それどころか家康や本多正信、真田昌幸ら百戦錬磨の策謀家の無茶振りに滅私奉公。更には平八郎様の我が儘にも付き合い、鬱憤溜まってるだろうなぁ。次は小田原の陣、鉄砲隊活躍できるか。
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二分五厘
高校を卒業して以来四十二年間勤め上げた銀行を定年退職。二十五年前に東京の西のはずれのニュータウンに一戸建てを購入し、二人の娘も巣立ち還暦を過ぎた今、奥さんと悠々自適の第二の人生……を送るはずだった山崎さん。だが早々に途方に暮れることになる。まだ恵まれていますね、山崎さん。年代毎に住み分けられている街だから、似たような仲間が周りにいる環境、しかも皆から頼られてるなんて。自分も順調に年を取ればあと○年で定年。果たしてその時どうなるのか^^;一人ぼっちでも暮らしていける、なんて強がりは言えないなぁ。
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二分五厘
生まれたばかりの自分を残して出て行った母親。その母親死亡の知らせと共に、優美にもたらされる遺産話。話を聞くために向かった倉吉で出逢ったのは異父妹・翼と、人形峠に取材に訪れていた浅見光彦だった。直近の父親の死に不審を抱いている翼は、遺された『カイダンの道』という言葉を調べ始めて……。人形峠の『黄色い土』問題、隣県のことながらいつの間にか消滅してしまった印象ですね。あの頃は近くの三朝温泉にも風評被害をもたらしそうな勢いを感じたのに。続けて読んだシリーズ、犯人を○○に追い込む浅見光彦が怖い。こんな人だっけか。
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二分五厘
十年前、父親が亡くなった時に読友さんに薦められた本。ようやく読むことが出来ました。感謝。登場人物達のように、亡くなった相手は決して大切な人ではなかった(むしろ敵、憎しみの対象でしかなかった)けど、それから数ヶ月は虚脱したような状態になり、何をしていたのか覚えていない。身近な人間の死は、それがどんな感情を伴うものであれ、残された者に与える影響は多大。そしてそれをどうにかして、皆一歩一歩踏み出している。あれから暮らすのをやめた実家の時間も死んだままになっている。
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二分五厘
端島神社に納められていた「大切なもの」終戦前と閉山前、大きく揺れる軍艦島で繰り返された悲劇。そして桧山泰造の三つの誤算。浅見光彦がそこから推理で切り込もうとするも、なんだか切れ味が悪く心許ない。終盤になるに従い、大きな掌の上でいいように転がされている感じが否めなかった。格の差かと思いきや、桧山が醸し出す小者感もあり^^;正義を標榜する人・浅見光彦にしては、ツメも最後のハッタリも甘過ぎる感。母上のお言葉ですが、誇り高き民族の矜持を絶対忘れないあの方々とのお付き合いには、○○しさは隠しておくべきかと思います。
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二分五厘
戦国時代末期、石見銀山。稀代の山師・喜兵衛に拾われた少女・ウメ。小鬼と揶揄われながらも喜兵衛の手子となった彼女はやがて、彼の手解きで山の知識や鉱脈の探し方を身につけていくが、激動する時代のうねりはやがて石見にも及び……更にはウメ自身にも己を否定される程の事実と直面することになる。支配者の交代、それによる採掘法の変遷、それは銀掘人の環境改善と採掘量増加両面に良いことだったと思っていたんだけど。全編を通して暗闇や夜、その中で輝く月や白銀とモノトーンの中、時折挟まれる躑躅の赤や海の青の情景が鮮烈に感じられます。
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二分五厘
超お久しぶりの浅見光彦、こんなに惚れっぽかったっけ?五島列島へ取材に向かうためのフェリー(直江津から^^;)で元刑事・後口と知り合い、意気投合した光彦。しかしその後口が御前崎で死体となって発見される。静かな悲嘆と怒りに燃える光彦は、後口が三十年前に軍艦島で起きた連続変死事件を気にかけていたことを思い出す。調査するうちに浮かび上がってくる総理の私的顧問の影。彼が関わった、終戦前と閉山前の軍艦島で一体何があったのか。犯人も裏の事情もあらかた上巻で解けてると思うけど、下巻持たすにはまだ死体が転がるのかな。
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二分五厘
五年前に起こった天使の『降臨』天使は一人殺した者には無害だが、二人殺せば問答無用で生きながら業火に焼かれ地獄に堕とされる。天使を態と呼び寄せた絶海の楽園『常世島』そこに探偵・青岸をはじめ、天使に含むものを持つ面々が主により集められる。だが翌日その主が殺され、更に第二第三の殺人が発生する。二人殺せば地獄行きの状況で何故連続殺人が起こるのか。テーマと設定を考えれば、犯行件数のトリックは見当がつく。「今の人類は誰しも一度だけ殺人の権利がある」倫理観のずれてしまった世界で天国を求めて彷徨う探偵の物語。
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二分五厘
『ニワトリを殺すな』生存競争の激しい集団では、いつ自分が傷つき袋叩きの祭壇の生贄に捧げられるかもしれない。それを生き抜いた者こそ真の強者……もいるだろうけど、大概は失敗を恐れて自ら動こうとしない事なかれ主義者。傷つき倒れた無数のニワトリの屍の上で、経営者は「人財がいない」と嘆いている。
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二分五厘
てっきり自分の見た目を上げるためのプロデュース本かと。いい意味で裏切られた。その人の顔・仕草・目つき・匂い・温度・距離等々、周りに散りばめられた膨大な情報から相手の状態を察する。ノンバーバル(非言語)コミュニケーションの入門書。漫画や演劇からの表現もあり、納得しやすい構成。
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二分五厘
見つからずに一冊だけ読み飛ばしていたこの巻、ようやく読了。既にここから既読巻まで十年以上経っているのだなぁ、と駿太郎の幼さから実感。皆若いですね。まぁ一人だけ老いぼれとかぬかしてる爺様がいますが^^;竹藪蕎麦の息子問題にけりをつけた小藤次。ほの明かり久慈行灯の製作指南と、久慈屋手代・浩介の婿入り報告のために水戸へ旅立つ。しかしその一行の前に、逆恨みをつのらせた古参番頭や金座に押し込み強盗を働いた賊が立ちはだかる。水戸街道は春雷鳴り響きまくり、小藤次のねんねこはなかなかお洒落。
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二分五厘
歴史上の出来事について、正しいと広く流布して認められている学説、この教科書にも記されている『定説』を丸暗記するだけの日本史授業における問題点。井沢元彦・本郷和人両者がまず『定説を疑って』みて『仮説を立てて検証』していく。俎上に上がるは『邪馬台国と卑弥呼』から『明治維新』までの17の定説。まずは出来事の定説を述べた後で、著者二名がそれぞれその定説を検証していく。その様は面白いんだけど、各自で検証して終わりではなく、出来ればお二人で対談検証していただけてたらなぁ。
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二分五厘
ネタバレ『蠱毒』参加者名簿をここで収録。もう一割も残っていないんですけど。駿河国島田宿まで残った二十三名、名にしおう猛者ばかり。しかし立ち会えば蠱毒ルール上、否が応でも勝者と敗者に断ち割られていく。人数少ない分、ひとり一人その背景も語られ、決してその分量も少なくはない。彼等の生き様や信念を知った後で強敵とまみえて、結果散っていく様を追うのは結構キツい。一巻通して死闘に次ぐ死闘、更には陸蒸気でのアクションと一息に読破。とうとう品川突破残り九名。蠱毒の結果以上に、黒幕との決着のつけ方も気になるところです。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/04/27(4724日経過)
記録初日
1983/12/16(15084日経過)
読んだ本
6713冊(1日平均0.45冊)
読んだページ
1935097ページ(1日平均128ページ)
感想・レビュー
6022件(投稿率89.7%)
本棚
1230棚
性別
血液型
B型
職業
技術系
現住所
島根県
自己紹介

基本面白ければなんでもありの雑食。中でもミステリーと歴史モノが好物。
書店とブックオフと図書館を回遊して本(獲物)をゲット。ただし手に入れたらそこで満足してしまうため、部屋に山なす積読本。それなのにまた狩りに出かける日々…もはや病気の域。
こんな本バカは周りにいないので、自分が変なんだと思い込んでいましたが、もっとひどい(笑)人がいることに感動。勇気づけられました。
お陰さまで前にも増して日頃のストレスから逃避するべく、書物の世界を旅しています。本によってはなかなかこちらの世界に帰ってこれないことも…それもまた幸せ。
そんな本に出逢いたいがため、皆さんの感想を参考にさせていただいています。
感謝(^人^)

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