ネタバレ前作があるとは知らずに読んだためなのか、読むのに手間取った。タゴサクへの不快感ばかりが募ったが、そういうことなのか？と納得。

ネタバレ演劇学校が舞台の為か、会話が芝居じみているように感じた。物語として知ってはいるものの、マクベスの舞台など見たこともない者にとっては、わかりにくい部分が多かった。

ネタバレもっとドロドロした話かと思ったら、全く違っていた。みんな良い人だったのね。亡くなる間際の言葉って、後々まで残りそう。結果オーライなあっさりしたお話だった。

ネタバレ重いテーマのはずが、何故かサラッとしている、し過ぎている気がした。それは読みやすい文体もあるのかもしれないが、何だか軽く感じてしまった。何かに捕らわれてしまって、先が見えない状態を籠の中というのか。

ネタバレ救世主と言っても、色んな意味での救世主なんだな。台風女と言われる引きの良い女性はさすがだが、シェパードと言われる男性とのコンビが良い。しかし女医が出てくるあたりからもはやホラーの様相。

ネタバレ面白くて、すぐに読めちゃった。さすがに昭和の男。言ってることもやってることも一本筋が通ってる。名優たちと堂々と渡り合い、悪役としても一流だが、野球選手であったことや、監督業もこなすなど、知られていない事の方が多い。

ネタバレ元名探偵とその助手が過去の解決事件を振り返るのだが、全面にレトロ感があってどこか懐かしい。しかしながらミステリーと言うより人間模様のようだった。

ネタバレ少女には向かないって？小学6年生ではずっと違和感在りすぎた。せめて高校生、いやせめて中学生だったらそこまでの違和感はなかったと思うんだが。幽霊とかいうと何でもありになってしまうので、それも私としては嫌な解決方法ではある。

ネタバレいやいや、これ、マジで怖いでしょ！　ホラー好きとの恋愛の話かと思ったが、上手くかわされラストで裏切られた。これ凄いよ。この二人は上手くいくと思ったんだけどなぁ。シマ君、何処へ行ったの？

ネタバレ前作があるとは知らずに読んだためなのか、読むのに手間取った。タゴサクへの不快感ばかりが募ったが、そういうことなのか？と納得。

ネタバレ誘拐ものというジャンルがあるのかは知らないけれど、受賞作同様、臨場感あるストーリーに一気に読んだ。ドナーとレシピエントをめぐるミステリーと言うのも珍しいが、そこに廃墟を組み合わせることで、先へ先へと読ませる展開はさすが。

ネタバレ旅の話？不倫の話？と思って読み始めたら、あれれ、なんか違う。あれよあれよという間に旅に出て、小説の舞台になった場所やゆかりの場所を訪ねて謎解きをしていた。大阪観光の本と言っても過言ではない程。ママさん素敵。

ネタバレどうやって脱出するのか最も気になったのが吉原遊郭。しかしまさかのオチ？これではお話にならないのでは？と少々興ざめ。

ネタバレ首木という文字で、勝手にホラーっぽい話だと思い込んでいた。経済の話が長くてイライラしたが、とんでもない結末に驚いた。佐久間が経済専攻の学生のようになっていく様が楽しかった。読み終わってみれば満足の一冊。

ネタバレ神様ものは多々あるけれど、菅原道真が主人公なのは初めて。若くて優しい現代の神様に描かれているのがうれしい。しかも本人が望まないにも関わらず、祟り神になってしまっただけに、哀しみが伝わって来るようだった。メンバーの神々も良いキャラを出していて、面白い。

ネタバレ京極夏彦には珍しい人情長屋もの。とはいえ其処には偏屈な奔走学者が住んでいる。長屋連中の揉め事や困りごとを、座ったままで解決してしまう頭脳は明晰であり、場合によっては「悪い虫」で済ませたり、悪事としたり。短編ながらに充分読ませてくれる。おススメです。

ネタバレ妖しい表紙に惹かれて手に取った。岡山弁がもの悲しさと滑稽さを醸し出す不思議な世界感。小説の世界に入り込んでいるのか、はたまた冒険家に乗っ取られているのか。夢とうつつの狭間で、しっかりものの楠子だけが美しかった。

ネタバレ自分の子供を殺された親にとって、死刑制度とは、を問うている。結論の出る問題ではないと思うが、少なくとも殺された子供は二度と帰ってこない。法で裁かれなくとも、悔恨の十字架を背負っている人も居るであろうけれど、その人にも家族や子供がいるはず。救いのない物語。

ネタバレ日本におけるウーマンリブ活動の先駆者たる女性の話。本人が全く語らないにもかかわらず、彼女とかかわった人達の証言によって話が進んでいく。最初は単なる不倫で中絶する話かと思って読み進めたが、全く違っており、いい意味で裏切られた。なかなかに深い。

ネタバレ京極夏彦は好きなんだけど、本が分厚いのが欠点で、友達にも勧めにくい。しかしながら今回は適度な厚さで、内容も歌舞伎向きの書下ろしと言うことで解り易い。これは自信をもってお勧めしたい。彼岸花が効果的に使われており、妖しくもの悲しい。全体が幻想的で、歌舞伎ならばさぞかし美しい舞台であったろうと思う。