ネタバレ異常な母娘関係に苦しむ当事者たち。長い長い年月をかけて、落とし所を見つけて平和な日常を手に入れる。事実は一つなのに、受け取り方はそれぞれバラバラ、全く違うところが恐ろしい。タイプの違う母娘だが、共通しているのは健気に母の愛を求めているということ。映画も見てみたい

ネタバレがっかり。唯一、愛美の母性が垣間見えた点が救い。 最後愛美のアパートに関係者全員集まって、ドタバタ劇を繰り広げそこに警察が来て終了、という結末もお粗末。最後に佐々木が生活保護申請を精査する立場から、生活保護を貰う立場に転落するという皮肉なオチ、その時の佐々木の心理描写もイマイチ。自分の対応の悪さで無理心中への一歩を踏み出させてしまった母子への贖罪、転落した人生からどうやって這い上がるのか（もしくはもう這い上がれないのか）、そこを描いて欲しかった。

ネタバレ背が高くて運動神経抜群、誰とでも分け隔てなく関係を築く優しい「広沢」。自分がヒエラルキーの底辺にいる（と思っている）主人公は、「広沢」と親しくしながらも、鬱屈した思い（他の人といた方が楽しいのでは、お情けで仲良くしてくれているのでは…）も抱える。一方完広沢もまた、悩める一人であり、主人公のことを友人として心から慕っていた。それが分かるのは広沢の死後。もう少し心の中の鬱屈を互いに吐き出していたら、相手を慕う気持ちを素直に表現していれば、と思ってしまう。少なくともアレルギーは周囲の人には伝えておかないと！

ネタバレ異常な母娘関係に苦しむ当事者たち。長い長い年月をかけて、落とし所を見つけて平和な日常を手に入れる。事実は一つなのに、受け取り方はそれぞれバラバラ、全く違うところが恐ろしい。タイプの違う母娘だが、共通しているのは健気に母の愛を求めているということ。映画も見てみたい