ネタバレ読み応えがあった。脱獄して逃走を続ける無実の死刑囚鏑木。工事現場や介護施設、スキー場など、さまざまな潜伏先で、見た目や名前を変えてひっそりと生きている。左利きを隠している、カツラだったりカラコンをしたり、脱獄犯だけにかなり怪しい。当然ながら積極的に周囲と交わろうともしない。そんな鏑木だが、潜伏先での短い期間にいつの間にか周囲と信頼関係を築いてしまう。彼は真摯で器用で賢くて優しくて魅力的。四方田が通報した理由、逃走が時系列に描かれていなかった理由がわからなかったので再読予定

ネタバレ再読。やっぱり四方田の気持ちがわからなかった。舞ちゃんが鏑木のことを好きだと知っての、嫉妬からの通報のように取れるけど。鏑木死亡後は、彼の無罪を勝ち取ることに尽力している。最後にトドメを刺したのは四方田の通報。あともう少しで、鏑木自身が無実を証明できそうなところまで、たどり着いていたのに。それに対する四方田の後悔とかが描かれていなくて（他の人の後悔は描かれているのに）。なんとなくモヤモヤ。どこか読み落とした描写があったかしら。もう一回読んでみようかな。

ネタバレ読み応えがあった。脱獄して逃走を続ける無実の死刑囚鏑木。工事現場や介護施設、スキー場など、さまざまな潜伏先で、見た目や名前を変えてひっそりと生きている。左利きを隠している、カツラだったりカラコンをしたり、脱獄犯だけにかなり怪しい。当然ながら積極的に周囲と交わろうともしない。そんな鏑木だが、潜伏先での短い期間にいつの間にか周囲と信頼関係を築いてしまう。彼は真摯で器用で賢くて優しくて魅力的。四方田が通報した理由、逃走が時系列に描かれていなかった理由がわからなかったので再読予定