貧しい農村に生まれたDioことディエゴ・ブランドーの出自。貧しくとも誇り高き母。それを裏切った者たちへの恨みが、Dioの勝利への執念につながった。従来のディオの出自と同じく、反骨精神のようなものを燃やして悪に染まっていった姿が非常にジョジョみがあって好きだ。そしてDioが獲得したスタンド能力はなんと恐竜！自身も恐竜へと姿を変えジャイロとジョニィに襲いかかる！さながらパニック映画のような緊張感！

貧しい農村に生まれたDioことディエゴ・ブランドーの出自。貧しくとも誇り高き母。それを裏切った者たちへの恨みが、Dioの勝利への執念につながった。従来のディオの出自と同じく、反骨精神のようなものを燃やして悪に染まっていった姿が非常にジョジョみがあって好きだ。そしてDioが獲得したスタンド能力はなんと恐竜！自身も恐竜へと姿を変えジャイロとジョニィに襲いかかる！さながらパニック映画のような緊張感！

自分の出自や職務に背いてでも少年を救わなければいけないというジャイロの使命感。それは若き日の葛藤の末に生じた。「やめろ〜〜…おれに話しかけるな……二度とだ…いいな……」この台詞と表情に苦しみが滲み出ている。そして大統領の陰謀、差し向けられるおそろしい刺客。最初は怖気付いていたジョニィだが、牙（タスク）によって希望の炎を燃やし、ジャイロの思いに応えて奮い立つ！

ジョニィはスタンド能力に目覚め、ブンブーン親子を退けた。そこでジョニィは襲撃者たちの目的がレースの勝利だけではないことを知り、同時にジャイロの宿命を知る。本作のスタンドは「そばに現れ立つ」ではなく「立ち向かうもの」と表現されている。これにはどういった意味があるのだろうか。

2ndステージはアリゾナ砂漠を通る1200kmの長距離レース。やはりというかなんというか、参加者を脱落させようと目論む者が現れる。虫を目の中に飼う男、ミセス・ロビンスン。これがスタンド能力じゃないっていうのが逆にすごい。そして鉄を操るブンブーン親子の襲撃。凶悪かつ狡猾。ジャイロとジョニィはこの難局をどう切り抜けるのか。そしてマウンテン・ティムはレースの参加者でありながら、保安官としてレースの妨害者を追う。彼の動向も気になるところである。

初っ端から波乱の連続。個性豊かな面々がそれぞれの奇策を持って激闘を繰り広げる。レース後半。飛び出したのは、謎の鉄球を操るジャイロ、天才ジョッキー・ディオ、ラッキーボーイのポコロコ、自らの脚で駆けるネイティブ・アメリカンのサンドマン。そしてジョニィ・ジョースターの５人。抜きつ抜かれつの激しいデッドヒート！このスピード感！躍動感！緊迫感！初っ端のレースでこれって、最後までもつのか？と心配になるくらいの盛り上がり。

1890年。60億円という巨額の賞金をかけたレースのために、世界中から3500人もの参加者がアメリカ西海岸に集まる。前代未聞のアメリカ大陸横断レース！「失敗というのは……いいかよく聞け！真の『失敗』とはッ！開拓の心を忘れ！困難に挑戦する事に無縁のところにいる者たちの事をいうのだッ！」題名は変われど荒木節は健在で安心した。