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2024年8月の読書メーターまとめ

カケル@ぼくらはみんな積読中
読んだ本
26
読んだページ
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感想・レビュー
13
ナイス
228ナイス

2024年8月に読んだ本
26

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

カケル@ぼくらはみんな積読中
ネタバレ伝説の料理研究家を軸に、現代から戦後へ、家庭や料理やそれを取り巻く社会を描いた連作ミステリー。ちょっと人の繋がりが出来過ぎ感あるけれど、読みやすくて、面白かった。自分が記憶してる時代の話は「そうだ、こんな出来事あった!」となるし、上の世代の話は親に聞いたり。脱線事故の話なんかは初めて知った。かつては女性というだけで主婦としての生き方が強制されてたりしてて、改めて、時代は着実に変化してるんだなぁ…と感じた。まあ、変化についていけてない人も現実にはまだまだいるけど。
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2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

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うーん。収録の「タイムリミット」なんか、予告編短編の名手(!)恩田陸だったら、恐怖と戦慄の予感に満ち溢れた短編になりそう…(そして書かれない長編というオチ)

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2024年8月の感想・レビュー一覧
13

カケル@ぼくらはみんな積読中
ネタバレ伝説の料理研究家を軸に、現代から戦後へ、家庭や料理やそれを取り巻く社会を描いた連作ミステリー。ちょっと人の繋がりが出来過ぎ感あるけれど、読みやすくて、面白かった。自分が記憶してる時代の話は「そうだ、こんな出来事あった!」となるし、上の世代の話は親に聞いたり。脱線事故の話なんかは初めて知った。かつては女性というだけで主婦としての生き方が強制されてたりしてて、改めて、時代は着実に変化してるんだなぁ…と感じた。まあ、変化についていけてない人も現実にはまだまだいるけど。
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ネタバレある理由で法月警視が参加した集まり。だか、その夜に曰く付きの招待主が死んだ。状況から自殺と断定されるが、法月警視は殺人と断じて、息子の綸太郎に協力を求める…(あらすじ)スマホがない時代の古式ゆかしい密室ミステリ。一読、若いなぁ…、と。法月綸太郎シリーズ第一作の新装版だから当然なんだけど、書きっぷりが若さに溢れてる。『生首に〜』や『キングを〜』から読み始めたので、筆の落差にちょっと笑ってしまった。綸太郎のお母さんにそんなことがあったなんて、と驚きつつ読了。
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ネタバレ『雨月物語』を意識したタイトルのホラー短編集。どの話もそれぞれの登場人物の「地獄」が描かれていく。ただ、個人的にものすごく怖い話というのはなかった。「フーグ」は途中、作家の見た悪夢が延々と書き連ねられるんだけど、それが長いし退屈だから、最後の場面は恐ろしさよりも、やれやれやっとオチか、となる。他人の夢の話ってつまらないものですね…。「餓鬼の田」はもののあわれと言う感じだし、「こっくりさん」のこっくり解釈は、なるほど、そうきたか、と思った。どの話も、怖くはなかったけど。
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ネタバレトラブルを呼ぶ女・葉村晶とピンクの子供用自転車を乗り回す小林警部補、それぞれの短編が交互に描かれ、最終話で合流。いっそ不親切なほど素っ気ない短編ばかりだが、味のある短編集。葉村晶の短編集、また読もうかな。「海の底」「冬物語」「ロバの穴」「殺人工作」「あんたのせいよ」「プレゼント」「再生」「トラブル・メイカー」収録。
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ネタバレ同名アンソロジーに収録された「七つのカップ」が切ない怪談として秀逸だったので読んでみたけど…正直あまり怖くなかった。解説の言う通り「理屈がわからない」からこそホラーや怪談は怖いのだけど、どちらかと言えば「理屈が通らない」という読後感で、怖がる前に戸惑った。例えばナマハゲだと「殺人鬼なの? 怪異なの? 殺人鬼なら、以前に事件なかったのはなぜ? 怪異なら怪異で、今まで何か起きてないのなぜ?」と…。怪異なら、怪異としての筋が通ってないと、怖がらせるための展開、と見えてしまうのかも。
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ネタバレ再読。どう解決するかを話す場面で、つい「犠牲は松山で良くないスか?」って思っちゃう私、若かりし頃のルサンチマンを解消できてないのかしら(笑)はい、毎度ナルちゃんのお説教を麻衣と共に受けるでござる。いや、命はともかく手足の小指の2、3本くらい…すいません、嘘です、あんな奴でも人並みに人権ありますもんね。リンさんがいてくれてよかったよ。そして、何度読んでも安原少年が末恐ろしい。あ、もちろん私のは褒め言葉です(笑)この後も大活躍な安原少年、ホント最高。彼がいなかったら、松山の毒がキツすぎるわ、絶対。
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ネタバレとんでもないミステリだった…。特殊設定ミステリなんですが、特殊の上に特殊を重ねて超絶特殊にしてるので、最後の謎解きに対して「理屈は通るな」って頷いたけど、後で思い返すと「そんなバカミス真っ青の真相は許されるのか!?」って気にもなりつつ、でも作中の理屈としてはアリなんだよなぁ…という。自分の中の『普通』の基準を揺さぶられる、というか、一旦リセットしないと作中の論理についていけなくなるんで、まあ、とんでもないミステリでした。こんな異様な世界観を構築できるなんて、頭おかしい(褒め言葉)
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ネタバレ紐や糸を使った密室、というトリック前提のアンソロジー。全体に、やや小粒な印象。友井羊「大叔母のこと」が短編としては一番よかった。あと、彩瀬まる「神秘の彼女」で登場した金の盧遮那仏には笑った。危うく密室アンソロジーだと忘れるところだった…。
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ネタバレ表題作は怖さより、座りの悪さがあって読み通せるか不安になったが、次の「朧トンネルの怪談」と「ドロドロ坂の怪談」はようやく怪談としても楽しくなってきた。そして問題の「冷凍メロンの怪談」。途中まではトンデモ怪談すぎて半笑いだったけど、そこからの謎解きで影踏亭、朧トンネル、ドロドロ坂が一本の線の上にのせられた時には、ちょっと感嘆した。複数の首無し幽霊や大量の地蔵が繋がる様は圧巻。…ただ、最後がなぁ。こういう終わりというか、オチは私の好みではなかった。狙いはわかるけど、なんとなく、冷める。
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ネタバレ夏の夕方、鍵のかかった飼育小屋からウサギが消えた。真理子先生から依頼を受けたミステリクラブの3人は密室の謎を解けるのか!?(あらすじ)ものすごく丁寧に伏線が張ってあるので、大人なら間違いなく簡単にトリックは解けるし、犯人もわかる。でもおもしろいのよね。子供たちが活躍するミステリだけど、その脇を固めて事件の落とし所を決める真理子先生をはじめとした大人がちゃんとしてるから。てか、和也君、完全に準レギュラーなんだな〜今後も懲りずに陸君と腕試しするのかしら? そこも楽しみ(笑)
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ネタバレ夢枕獏、新シリーズ(?)開幕。江戸中頃、公方様のお膝元が舞台。万怪事相談として長屋に暮らす謎の男、遊斎。どことなく『陰陽師』のあの人を思い起こさせる主人公だけど、長屋の子どもに大人気だし、平賀源内から本借りて読んでるし。交友範囲広くない?(笑)そして、中編「桜怪談」には播磨法師が登場…たぶん、あの人でしょ? 不死なの? どれだけ地獄の獄卒に嫌われてるの…。魅力的な脇役もいて、ぜひ続編読みたいので、夢枕先生には長生きしてほしい。
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ネタバレ和歌を汚されることを何より厭う若き藤原定家がホームズ、父親譲りの検屍術を持つ平保盛がワトソンのバディ青春ミステリ。やや語弊があるけど、そこは最後まで読んでいただきたい。途中、ちょこちょこ気になる部分があったのだけど、最終的に伏線として拾い上げられたので納得。正直、ヤング定家がエキセントリックすぎて、好みとは言い難いけれど、全体として面白かった。あとがきでバラされる元ネタが多彩。『キャッスル』懐かしい…!
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ネタバレ『怖い絵』の中野京子による西洋奇譚、となれば読まずにはいられない。ジェヴォーダンの獣、ドッペルゲンガー、カスパー・ハウザー、ディアトロフ事件…。だいたい知ってる話なんだけど、やっぱり好きなもので楽しく読了。ただ、日本の首無し幽霊(馬も!)は初耳でした。腸チフスのメアリーは、コロナ禍を経験した今、遠い昔の話と笑えなくなって、怖い。テキトーな感情論で左右される世論も怖い。公衆衛生、大切。
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ユーザーデータ

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141お気に入られ11月の読書メーターまとめ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/05/28(5685日経過)
記録初日
2006/03/19(6851日経過)
読んだ本
4574冊(1日平均0.67冊)
読んだページ
1146268ページ(1日平均167ページ)
感想・レビュー
2106件(投稿率46.0%)
本棚
666棚
自己紹介

カケルとお呼びください。


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偏読傾向。
わがまま。
面倒くさがり。
2024年もよたよた読書するつもり。


ブログ閉鎖しました。

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