お二人の共著は、もう何冊も読んでいる。本書で取り上げられていた寓話は、ほとんど知っているものだったが、見る角度を変えると、このような読み方ができるのかと感じた。特に、雪女と注文の多いレストランの章が印象に残った。

本書は宗教を通して世情を見るという内容になっている。私自身は、日常的に宗教を意識することはあまりないのだが、亡き両親に毎日手を合わせ、神社にも行くということを考えると、宗教的行為は行っていることになる。ただ、一神教という感覚はまだよく分からない。

お二人の共著は、もう何冊も読んでいる。本書で取り上げられていた寓話は、ほとんど知っているものだったが、見る角度を変えると、このような読み方ができるのかと感じた。特に、雪女と注文の多いレストランの章が印象に残った。

デンマークは国際競争力が世界一だという。その理由を考察したのが本書である。デンマークのスタンダードをそのまま日本に適用することはできないと思うが、考え方や方向性は見習うべき点は多い。ちなみに、デンマークは中小企業や、いわゆるエッセンシャルワーカーなどでも、本書で書かれている働き方なんだろうか。きっとすべての企業や職種が同じではないだろうが、思想としては、働く意味を求め、楽しく働き、働く時間を決め、そして家族を大事にするというのが根底にあるのだと思う。