ネタバレ物語として余命宣告された王子が死に向き合うための哲学を学ぶ本で面白かったです！　終章まで希望があって素晴らしかった。 【以下、マイナス評価なので注意】 しかしエピローグの神と天使の会話はまるで蛇足すぎる。ハイデガー哲学を銘打っているのに、引用元や参考文献も載っていないのもいかがかと思う。自己啓発の意図だけでなく、哲学への入り口として本を書いているなら、エピローグを削り、本格的な解説を少しだけ入れて、参考文献を紹介すべきだと思いました。しかし「体験の哲学」よりはよっぽど面白かったです。

ネタバレ本編・エピローグは彼女の変遷が連続して語られるけど、プロローグと本編・エピローグは繋がってない(？)ように思えて、ぜんぜん分からなかったです。いろんなことで彼女が精神的に病んでいって、最後には現実の感覚も失っていくことを描いた話だというのは理解したけど。この世は自分の頭の中に存在しない(知覚できない)ので「イデアの影」というのも分かるけども。

ネタバレ戯言シリーズのあの二人の娘が主人公というマジ正当続編の凄いやつ。シッターさんが崩子ちゃんなのが分かったときはニッコリ。高貴な叔父さん、玖渚直がとにかくカッコよくて竹さんのイラストが最高です。双子の元案は匂宮兄妹のことか。「友人の零崎くんを娘に紹介してないのか？」的な台詞があるけど、"両親の共通の友人が言うには〜"的なモノローグがあるから、盾ちゃんは色々凄い人たちに会ってんだろうなぁ。しばらく積読してたが、西尾維新で戯言シリーズだけは私の青春なので読まざるを得なかった。ミステリではなく戯言のラノベである

ネタバレやっと自分が読みたい本が読める時間取れた！　本書はレイ・ブラッドベリの長編作品ですが、最高でした。物語が進み出すまでが長いが、1章の最後ではサーカスの恐ろしさに惹き込まれている。いちばん好きなのはウィルの父親が初めてウィルに長々と語り出すところ！　人生を足掻いて自分には半分しか善がないことに諦めて老齢で結婚して生まれた息子について、自分の半分の善と妻の半分の善が合わさって生まれてきた息子について、自分よりも賢いと理解しそれを本人に伝えられる父親のすごさ　(コメントに続く)