少し前に同じ著者の「DNAの98%は謎」という本を読んでいたので，この本も科学的に判明した事実をベースに解説してくれるのかなと思って読み進めたら，本の後半はどちらかというと，シニアの存在価値に対する著者の考え・提言がメインになっていた．現段階で「なぜヒトだけが老いるのか」に対する答えを，科学的事実だけから解き明かすのは，やっぱりまだ難しいのかなと思わされた．

少し前に同じ著者の「DNAの98%は謎」という本を読んでいたので，この本も科学的に判明した事実をベースに解説してくれるのかなと思って読み進めたら，本の後半はどちらかというと，シニアの存在価値に対する著者の考え・提言がメインになっていた．現段階で「なぜヒトだけが老いるのか」に対する答えを，科学的事実だけから解き明かすのは，やっぱりまだ難しいのかなと思わされた．

山崎元さんの本はこれが2冊目．1冊目の本を読んだのはだいぶ前なので，今回は情報のアップデートのために．今後，山崎元さんの新たな本を読むことができないのは残念．

あの時代に、人生の半分以上をアメリカで過ごしたってすごいなあ。自説が間違っていることに薄々気づき始めたさなかの黄熱病による死。光学顕微鏡しかなかった時代に、光学顕微鏡では見えないウイルスを追い求めていたのは、なんとも不運な感じ。子供の頃に読んだ偉人伝の中の野口英世とは違う、はちゃめちゃな野口英世が描かれていて、とても面白かった。