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2024年11月の読書メーターまとめ

Yuki Snowy
読んだ本
10
読んだページ
1387ページ
感想・レビュー
10
ナイス
38ナイス

2024年11月に読んだ本
10

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Yuki Snowy
ネタバレ『1984』は,ハヤカワ文庫の旧版『1984年』(新庄哲夫訳)と新版『一九八四年〔新訳版〕』(高橋和久訳)を読んでいるが,異なる訳で何度も読むことにしている。現代社会の変化や自分の変化により感じ取れることが変わる上に,内容はSFというより人間という存在を掘り下げた哲学書であり難解なので何度読んでも発見がある。この訳では「hate」が「憎悪」ではなく「ヘイト」になっており,時代の流れと社会の変化が感じられたし,訳者の後書きも興味深かった。
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2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

Yuki Snowy

2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:3冊 読んだページ数:294ページ ナイス数:9ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/23077/summary/monthly/2024/10 読了はコミックばっかになってしまった。ブログにまとめた。 https://kawayura.com/2024/11/7516/

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2024年11月の感想・レビュー一覧
10

Yuki Snowy
ネタバレ舞台は第二次世界大戦中の独ソ戦。「歴史上もっとも大規模で凄惨な戦い」だったらしい。その戦場に駆り出された魔女ワーシェンカと彼女の上官でNKVD将校のナージャの転戦物語。残酷な話やロシア伝説の人外が絡む出来事が軽快に描かれる。ワーシェンカはロシア民話の魔女バーバ・ヤガーの物語の登場人物らしい。2月29日の聖カシヤーン,マースレニツァ人形,禿山の一夜,森の番人レーシィ等々ロシアの民話が新鮮。漫画の間に挟まれる「ツレヅレメカコラム螺子の囁き」(漫画よりこちらがメイン?)が非常に詳細で読むのが大変!
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Yuki Snowy
ネタバレ この巻も知らない事だらけで読むのに時間がかかった。漢字の音が伝わった時期により漢字が区別されその分類が漢和辞典に載っているなんて,気づいていなかったし知らなかったし興味も無かった。呉音・漢音・唐音なんて言葉も聞いたことがなかった。また辞書の最初の挨拶など気にも留めたことが無かったが,そこに辞書編者たちの全ての想いがこめられていそうだ。置く場所が無くて捨ててしまった全ての辞書に土下座したい気持ちにさせられて苦しかった。今持っている辞書は「挨拶」を読んで大切にしよう…。
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Yuki Snowy
ネタバレ親字表を担当する伝説の校正者,熊井田の家を訪れた王子は,日本最初の近代国語辞典『言海』までもを含む家中に溢れかえる辞書類に感動する。「辞書とは目的に応じて使い分けるもの そして買い替えるものではなく買い増すもの 捨てるものなどないのです」って,わかるけど一般には部屋の広さに限りがあってできないよね。漢字には旧字の他に「本字」「俗字」などの異体字があり漢和辞典に載りきらないほどの数があるという。「臭い」や「嗅ぐ」は犬が鼻を使う様子を表すということも知らなかった。色々と勉強になる。
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Yuki Snowy
ネタバレ 出版社で漢和辞典の編集部に配属された若手編集者の王子なつき(32歳)。漢和辞典を愛し希望の仕事に就いた彼だったが,大御所の先輩方に囲まれて苦労の連続。  漢和辞典の知らない話が多くて読んでいて勉強になる。漢和辞典が漢文という外国語の辞書だという観点を今まで持っていなかったので目から鱗だった。アルバイトの小鳥遊君が良い感じ。続きも面白そう。
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Yuki Snowy
ネタバレ 体の中に毒が溜まった人は,発芽し「トビアスの木」になる。住民のほとんどが木になった星は「まどろみの星」と呼ばれ,プラネタリウム・ゴースト・トラベル社(PGT社)の 星旅人・登録ナンバー303は,これらの星を訪れその星の文化を記録し保存する。303はトビアスの木の毒に耐性を持ち,猛毒(P-TOT)である赤い木の実を食べても平気な体質。トビアスの木の実にはその木になった人間の記憶が宿っている。発芽した人の夢に出て来る303,年を取らないらしい303は何者なのだろう。不思議な空気が流れる物語。
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Yuki Snowy
ネタバレ 魔界のモンスターの言語とコミュニケーションについて研究する若手研究者ハカバのフィールドワーク?を描くファンタジー漫画。タイトルの「ヘテロゲニア リンギスティコ」は「heterogeneous(異種・異質)」+「linguistics(言語学)」。ハカバは怪我した教授の代わりに魔界へ調査に赴き,教授の娘でもあるワーウルフと人間のハーフの少女ススキをガイドに研究を進める。言語の他に食物や文化など幅広い考察があり斬新。死者の肉を食べて弔う習慣は印象的だった。
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Yuki Snowy
ネタバレAIと人間が戦争をした世界の戦後の物語。AIの戦士ソルディロイドだったアンジュと,彼女に育てられた人間の少女エリオ。エリオは電気を作れる特殊体質でアンジュの充電を担当。エリオは幼い頃からアンジュしか知らずに育ったため,他の人間や世界を知るために旅に出る。対照的なアンジュとエリオの言動は面白く世界観も興味深く読み進んだ。現在3巻まで発売されている。
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Yuki Snowy
ネタバレ陰キャでコミュ障な主人公が高校に入り,リア充陽キャの量産型女子を目指す。そして,新入生代表のオーラでキラキラしている女性に「友達になって」と話しかけ,陽キャグループで学校生活を送ることに成功。ところが,その彼女から告白され,恋人ではなく親友を求めていた主人公は親友であることの良さをアピールしようと頑張るが? 変わった視点の百合作品で面白かった。
Yuki Snowy
ネタバレ 「宿題をすること」と「テストでいい成績をとること」のどちらにご褒美を与える方が効果的かなどという身近な問題から始まり,エビデンスに基づく教育経済学の知見が活かされない日本の教育政策の現状などが分かりやすく解説されていた。「少人数学級」「子ども手当」など費用対効果が低いと実証されている政策が日本では根拠のない期待や思い込みで実施されており,テストの正答率の低さの原因を突き止めることをせずに指導法や教材をどのように改善すべきかを議論しているのが現状らしい。政策自体が「双極割引」に影響されていそうに思えた。
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Yuki Snowy
ネタバレ『1984』は,ハヤカワ文庫の旧版『1984年』(新庄哲夫訳)と新版『一九八四年〔新訳版〕』(高橋和久訳)を読んでいるが,異なる訳で何度も読むことにしている。現代社会の変化や自分の変化により感じ取れることが変わる上に,内容はSFというより人間という存在を掘り下げた哲学書であり難解なので何度読んでも発見がある。この訳では「hate」が「憎悪」ではなく「ヘイト」になっており,時代の流れと社会の変化が感じられたし,訳者の後書きも興味深かった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/06/03(5665日経過)
記録初日
2000/05/15(8971日経過)
読んだ本
1965冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
346529ページ(1日平均38ページ)
感想・レビュー
1734件(投稿率88.2%)
本棚
15棚
性別
血液型
B型
現住所
東京都
URL/ブログ
https://kawayura.com/
自己紹介

SFが好きです。読むスピードが遅いので読書量は少なめです。宜しくお願いします。

https://twitter.com/snow_owl

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