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2024年5月の読書メーターまとめ

たれみみ
読んだ本
14
読んだページ
4818ページ
感想・レビュー
14
ナイス
409ナイス

2024年5月に読んだ本
14

2024年5月のお気に入り登録
4

  • おばやん
  • おたき
  • なほこ
  • しいたけ、

2024年5月のお気に入られ登録
4

  • おばやん
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2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

たれみみ
コロナによって当たり前の学校生活が奪われた中高生たち。部活動も制限される中、生徒たちはリモート会議を駆使して『スターキャッチコンテスト』の開催を試みる。各地の中高生たちの心を夜空がつなぐ心温まる青春小説。大人にとってもコロナ禍は我慢を強いられることが多かったですが、子どもたちにとってはなおのこと。1年違えば学年も、クラスも、学校すらも変わってしまうような激動の日々の中で、タイトルの"この夏の"という重みが心にのしかかる。苦境の中でもしなやかに成長する生徒たちに心打たれました。寄り添う先生たちもグッジョブ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
14

たれみみ
スクールカースト底辺の女子高生3人は生物とは名ばかりのオタク部に所属していた。そこに東京からの転校生で美少女の蛍が入部してくる。徐々に仲良くなる女子たちだったが、ある日突然蛍が線路に飛び込んで死んでしまい…。蛍が亡くなる場面からスタートするので、終始暗い夜を彷徨うような雰囲気。意味深なタイトルの意味を問いながら読み進めました。劣等感や羨望が歪みまくった結果の悲劇。女子高生たちの置かれた環境があまりにも苦しい。バラバラに見える点と点が線へと繋がる展開は圧巻で、なるほど、そういうことだったのかと唸りました。
が「ナイス!」と言っています。
たれみみ
一家三人を殺害したとして死刑判決を受けた少年死刑囚・鏑木慶一が脱獄した。彼はオリンピック競技場の工事現場、旅館の住み込みバイト、高齢者のグループホームなど、様々な場所に潜伏しながら逃亡を続ける。その足取りを追うミステリ。それぞれの場所で馴染みながら過ごし、徐々に見えてくる彼の人間性。それは死刑囚や脱獄犯と聞いてイメージする人物とは全く異なりました。なので、一体どういうことなのかと混乱し、真相が気になって一気読みでした。とても苦しく、読了後も余韻が残る作品です。沙耶香との関係を描いた章が1番切なかった。
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たれみみ
audible。それぞれの物語にちなんだ宝石がタイトルの短編集。最初の『真珠』から永作博美さんの殺気立ったナレーションが凄過ぎて鳥肌。『ダイヤモンド』はファンタジー要素も入っていて読み始めは戸惑ったものの、安定のイヤミスでした。『猫目石』も怖かった。この調子でイヤミスが続くのかと思いきや、『ムーンストーン』は友情が描かれていて、最後の『ガーネット』では切なくも優しい気持ちに包まれ、報われたような気持ちになって読了。各物語の読み心地が全く異なり、まさに宝石箱のようにそれぞれ違った輝きを放っていました。
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たれみみ
"田舎の女子高生たちがお金を稼ぐために学校で大麻を育てる"というあらすじを聞いて、ずっと気になっていた本。会話の多さやその口調に読みにくさを感じて、過激な描写も相まって読むのを断念しそうになりましたが、大麻を育てたその先が気になり読み切れました。とにかく女子高生たちの勢いがすごい。絶対にやってはいけないことだらけなのですが、この溢れるエネルギーそのものが青春ですね。最後は絶望的な展開のはずなのに、爽快感も味わえて不思議な気分になりました。『きっとマトモなところには辿り着けない。それでも、まぁ、いいか。』
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たれみみ
メンタルの不調を抱える人々が訪れる中京こころのびょういん。そこでは驚くほど軽いノリの医者と無愛想な看護師が出迎え、ちゃんとした診察もしないうちに猫を処方される。「だいたいの悩みは猫で治ります」と言われ、半信半疑で猫を連れ帰るのだが、猫と共に過ごす中で人々の心は自然と癒えていくのだった。猫と暮らすことはメンタルの不調を抱える人のケアに役立つのでは?というのは私も長年思っていたので、すごく納得。本当に、なんでこんなに癒されるのか。猫って不思議ですね。登場するどの猫ちゃんたちも愛らしく、最後の章は特に泣けます。
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たれみみ
何気ない日常を綴ったブログに投稿された一見何の変哲もない数枚の絵。その絵に秘められた謎と闇を解き明かしていく物語。『変な家』もよかったですが、私はこちらの方が圧倒的に面白く感じました。バラバラに提示された謎が、物語が進むにつれて少しずつ絡み合っていき、恐怖感がどんどん加速していく感じがすごい。audibleで聴いたので効果音の演出も相まって、めちゃくちゃ怖かったです。「もうやめて〜」と叫びたくなりました。深夜に聴いていたら、眠れなくなっていたかもしれません。『変な家2』もまたぜひ読みたいです。
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たれみみ
4組の夫婦の日常を描いた連作短編集。最初は別々の物語ですが徐々に人物たちが相互作用し、最後は1つの物語となり面白かった。それぞれの夫婦に対し、個人的に思うことは多々ありました。でも夫婦のことは他人がとやかく言うことではない。当人たちが納得していれば、どんな形だってアリなんですよね。最近は多様性を謳って様々な形の夫婦が誕生しているし、もはや"夫婦"という形に囚われる必要すらない。私も結婚してしばらくは夫婦の在り方を模索する日々でしたが、最近ようやく肩の力が抜けてきたので、いいタイミングで読めてよかったです。
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たれみみ
オーディションに合格した劇団員7人がとあるペンションに集められた。これから『豪雪に襲われた山荘で殺人事件が起きる』というシナリオで、舞台稽古を行うという。それぞれの役を演じ、次々と仲間が消えていく中、これは本当に芝居なのかと疑心暗鬼に襲われる男女たちを描いたミステリ。映画化と聞き、久々に東野圭吾作品を手に取りました。刊行されて30年以上経ってからの映画化とはびっくりですが、読めば納得の面白さでした。女性の登場人物にコーヒーを淹れさせる描写とかは今だったら即批判されそうですが(笑)読後感もよかったです。
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たれみみ
コロナによって当たり前の学校生活が奪われた中高生たち。部活動も制限される中、生徒たちはリモート会議を駆使して『スターキャッチコンテスト』の開催を試みる。各地の中高生たちの心を夜空がつなぐ心温まる青春小説。大人にとってもコロナ禍は我慢を強いられることが多かったですが、子どもたちにとってはなおのこと。1年違えば学年も、クラスも、学校すらも変わってしまうような激動の日々の中で、タイトルの"この夏の"という重みが心にのしかかる。苦境の中でもしなやかに成長する生徒たちに心打たれました。寄り添う先生たちもグッジョブ。
が「ナイス!」と言っています。
たれみみ
言わずと知れた名作。小さな女の子モモとお友達、時間どろぼうに時間を奪われた大人たちの物語。ファンタジー感が強いのかと思っていたけれど、時間に追われる社会への風刺を描いたメッセージ性の強い物語でした。1970年代にドイツで出された作品ですが、今の日本にも通ずる所が多くあります。時間効率ばかりを重視し、不要不急の物事を省こうとすると、読書なんて1番の無駄時間なのかもしれない。でも、何の役に立つかわからないけど、とにかく楽しい!と感じられることがある分だけ、心は豊かになると思います。『人生は壮大な暇つぶし』
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たれみみ
audible。一見普通だが、よくよく見ると変な間取りに隠された謎に迫るミステリ。以前にYouTubeを見ていたので、間取りの謎についてはおさらいという感じでした。でも展開を知っていても、ゾッとしました。さらに途中からはYouTubeには出てこなかった人物が登場。そして新たに変な間取りが出てきて、予想もしていなかった方向に話が進んでいったので、ぐいぐい惹き込まれました。短いのでサクッと楽しめていいですね。もし次に家探しする時があったら、間取りに不思議な所がないか念入りに探してしまいそうです。
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たれみみ
『すべてが、伏線。』のお次は『すべてが、反転。』前作とは違って倒叙ミステリというのがポイント。ITエンジニア、小学校教諭、元警視庁捜査一課の刑事…最初から犯人がわかっているので、どこでアリバイが崩されるのかハラハラドキドキしながら楽しめました。特に『信用ならない目撃者』は最後に大どんでん返しが待ち構えており、特におもしろかったです。私は城塚翡翠の振り切ったキャラ設定が結構好きですが、人によっては好みが分かれるかもしれませんね。あとは真ちゃんのことがもっと知りたいので、スポットライトを当てた話を期待します。
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たれみみ
amazon audible書き下ろし小説。個人的には『春』って陽だまりとか、暖かさとか、やさしいイメージが強いので、このギャップあるタイトルに惹かれた。淡々と語る岸井ゆきのさんの声がぴったりで、物語に没頭できた。コロナが猛威を振るう2020年春が舞台の6作の短編集。どれも年齢、性別、年代は違いますが、人が人との関わりの中で抱く暗い、黒く、決して大きな声では言えないような感情がドロリと描かれる。もちろんコロナの猛威はあの頃の私たちにとって最大の脅威でしたが、人間の心ほど恐ろしいものはないとも思わされる。
が「ナイス!」と言っています。
たれみみ
『あなたの人生、片付けます』に出てきた大庭十萬里の妹・小萬里が登場。たとえどんな人でも彼女の指導にかかれば体と心のゼイ肉を落とすることができると有名なダイエットアドバイザーである。前作を読んでいたので、読む前からなんとなく話の方向性は想像できましたが、それでもおもしろかった。確かに太る原因って、心理状態が大きく影響する。少なくとも私の場合はそう感じることがこれまで何度もあった。痩せることが目的ではなく、痩せることで何を得たいかなんだよなぁ…と、今まさにダイエット中の私には共感できる箇所が多かったです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/06/18(4387日経過)
記録初日
2012/01/03(4554日経過)
読んだ本
322冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
92417ページ(1日平均20ページ)
感想・レビュー
310件(投稿率96.3%)
本棚
13棚
性別
外部サイト
自己紹介

はじめまして、たれみみです。

図書館とAmazon audibleを中心に読書を楽しんでいます。
ミステリーやほっこり癒やされるようなお話を好んで読むことが多いです。
子供の頃は漫画ばかり読んでいて、小説を読むようになったのは大人になってからでした。
有名な作品もまだまだ未読のものが多いので、少しずつ自分のペースで読み進めていきたいと思います。

夫と猫とのんびり暮らしており、趣味は登山やサイクリングです。
この場を通じて、自分の気持ちを言葉にする練習をしつつ、読書を通じてたくさんの方とご縁を結べると嬉しいです。
よろしくお願いします。

たれみみぶろぐ
https://tare-mimi.com/

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