◎　ロシアがウクライナに侵攻して丸二年が過ぎた。プーチンが西側を敵視するのはわかるがかつての同胞をなぜこうまで攻撃するのか私にはその理由がよくわからなかった。新聞に「プーチンの執念なぜ？」と題した記事が載って、やっとそのわけを理解した。その記事を書いたのがウクライナの作家アンドレイ・クルコフだった。本書は1996年に書かれベストセラーになった。30年近く前に書かれた小説だが今のロシアをあるいはプーチンを考える際のヒントが隠されているとも言えよう。内容を簡潔にまとめるのは私の手に負えないがとても面白かった。

◎　ロシアがウクライナに侵攻して丸二年が過ぎた。プーチンが西側を敵視するのはわかるがかつての同胞をなぜこうまで攻撃するのか私にはその理由がよくわからなかった。新聞に「プーチンの執念なぜ？」と題した記事が載って、やっとそのわけを理解した。その記事を書いたのがウクライナの作家アンドレイ・クルコフだった。本書は1996年に書かれベストセラーになった。30年近く前に書かれた小説だが今のロシアをあるいはプーチンを考える際のヒントが隠されているとも言えよう。内容を簡潔にまとめるのは私の手に負えないがとても面白かった。

〇　どんなに好きな食べ物でもそればかり食べていたらいつかは飽きて見るのもいやになることあるよね。でもこの人(著者のこと)はそうではないらしい。ドードーにのめり込んだまま浮かび上がる気配はないようだ。箱入りの立派な装丁からも著者の思い入れが伝わってくる。でも私にとっては先に読んだ「ドードーをめぐる堂々めぐり」でじゅうぶんお腹いっぱいだ。