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2024年10月の読書メーターまとめ

たかし
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感想・レビュー
26
ナイス
76ナイス

2024年10月に読んだ本
26

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

たかし
名作だから読まなきゃと思いつつも30年近く読んでなかった。感想としては、面白さがよく分からない。星の王子さまがそれぞれの星で出会う不思議な人たちは何かの風刺か寓話のようでもあるし、ラストの王子様が消えてしまったのも何かの理由があるんだろうと思われる。だが、その意図が分からない。子どもの頃ならそんな疑問を抱かずに物語を楽しめたんだろう。思い返すと、寺村輝夫の『ぼくは王様』なんかも寓話めいた意図のわからん話が多かったが、それを楽しんでた。物語を読む時期というのは大事なものだな。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
26

たかし
長編と言いつつも、23巻と同様に実質的に短編2つと中編ひとつ。23巻で登場した荒神のお夏の手下がおまさを誘拐してしまって…というところで著者が亡くなって絶筆。鬼平の息子、辰蔵もどんどん成長してきたというのにこのタイミングで絶筆というのは悲しい。色々と想像するしかないのだが、史実の長谷川平蔵は50歳くらいで死去しているところ、そろそろ鬼平の方も寿命が近い。鬼平の死まで描かれたのだろうか、サザエさんみたいな世界で延々と続けるつもりだったのだろうか…。
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たかし
序盤は、数十億というカネが動いていくさまに、「不動産ファンドすげー」とか「アセットマネジメント、ハンパないわぁー」と無邪気に読んでいた。バブルの後始末をやってたころは、かなり明るい感じなのだが、中盤以降が問題である。リーマンショック以降、著者が社長をしている不動産ファンドも資産価値が暴落し、次々と同業他社が倒産していく。著者も倒産の一歩前くらいで踏ん張って、ついには三井傘下に入ることで危機を脱するのだが、まあ浮き沈みが激しい。リターンは小さいが、細々と小さな仕事をするのが俺には合っとるわぁ…
たかし
長篇ということだが、平蔵の妹であるお園の登場する短編くらいの話と、女盗賊・荒神のお夏の中編といった体裁。どちらも独立した話である。漫画版だとお園はレギュラーとしてそれなりに出番があったけれど、原作では終盤の登場だったのだな…。漫画版では平蔵の妻がお園を愛人か何かと勘違いするコミカルな場面があったはずだが、小説ではそんな場面はなかった。それから、荒神のお夏。女盗賊というのはなかなかに珍しく、著者もマンネリの解消をしたかったのかもしれない。生い立ちになんかありそうで、なんも説明がない。次で絶筆だもんなぁ…
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たかし
着実に時間が経過しており、虹夏とリョウは高校を卒業してしまった。高校卒業で完結したけいおんと異なり、本作で高校は単なる通過点でしかないので、普通に連載は続いていく。いまさらながら、バンドで生計を立てていくつもりっぽいなぁ…。メインはコミュ症気味のAmeとぼっちの交流になる。これはこれで悪くはないのだが、僕は結束バンドの4人が好きなので、キャラを増やさずこの4人が日常生活を送っていればそれでよい…という気もしないでもない。
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たかし
4〜8巻をまとめて読んだ。続きが気になる程度には面白いし、特に世界観・設定には目を見張るものがある。特に、魔族の設定について「生まれてすぐ人間の赤ちゃんと融合させて人間の脳を移植しなければ理性のない化け物になってしまう。融合できる確率は1%」というのはかなり悲劇的で、帝国の支援なくば子どもに食い殺されることもあるというのは悲しい。その発生にも、そして人間を餌くらいにしか考えてない精神性にも嫌悪するところがあるものの、それでも人間味のない韋駄天より感情移入できちゃう。
たかし
なんかの参考になるかな、と読んでみた。僕は1人で法律系の個人事業主をやっとる関係で、会議も何もないので、参考になるようでならないところもある。とにかく定型業務については人間にやらせない、デジタルの得意なところはデジタルにやらせるという発想はそうなんだろうと思う。そういったシステム作りと、無駄な業務をやらない等、すでに実践してるものもあるが、まだまだ改善の余地はあるかもしれない。特にうちの業界全体を見ればFAXが現役だったりするし、無駄は多いからね。
たかし
この漫画はキャラの特殊性癖を楽しむ要素が強いんだが、藤原道長の妻の明子にまたトンデモナイ特殊性癖が明らかになる。彼女は道長のことは愛してないが、道長の姉の藤原詮子が好きで、彼女と血縁を得るために道長と結婚したとか…。BL好きの小少将は辛いことがあっても、「まあ、家に帰れば『須磨』の写本あるしな…」と耐えてるのはオタクとして素晴らしい。個人的な好みとしては、本筋である天皇と彰子のノーマルカップリングにも、政争にもさほど興味がない。特殊性癖だけを楽しみたいが、本筋も楽しめるよう歴史を学ばないといかん。
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たかし
平蔵が若い頃に無頼をやって右腕を斬り飛ばした盗賊・猫間の重兵衛との対決。序盤は細川峯太郎が博打を覚えた話から始まるので、てっきり彼が主役の回かと思いきや、主役は平蔵である。平蔵にゆかりのある人物を次々と殺害していくという陰湿なやり方に窮地に陥るも、終盤で一気に盗賊たちを倒すのは良い。平蔵もかなりストレスが溜まってたみたいで、配下の浪人をなぶり殺しにするほどの冷酷さを見せている。惜しむべくは、面白くなるのが終盤で、中盤がつらいところ。まあ、読者にも平蔵と同様のストレスを与える意図なのかもしれんがな…。
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たかし
名作だから読まなきゃと思いつつも30年近く読んでなかった。感想としては、面白さがよく分からない。星の王子さまがそれぞれの星で出会う不思議な人たちは何かの風刺か寓話のようでもあるし、ラストの王子様が消えてしまったのも何かの理由があるんだろうと思われる。だが、その意図が分からない。子どもの頃ならそんな疑問を抱かずに物語を楽しめたんだろう。思い返すと、寺村輝夫の『ぼくは王様』なんかも寓話めいた意図のわからん話が多かったが、それを楽しんでた。物語を読む時期というのは大事なものだな。
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たかし
オーディブルで。高校のころ、倫理の科目で勧められたなぁ…。哲学については10代より理解は進んでおるだろうが、オーディブルだと自分のペースでやれないので理解する前に進んでしまうこともある。ソフィーがたびたび女性の権利向上というわけでもないが、哲学者の女性感に物申すところは著者を代弁しているのだろうか。本書は哲学についての入門書でもあると同時に、ミステリというかメタ小説のような色彩もまた持っている。このメタ小説的なところは哲学入門書としては夾雑物のようにも感じてしまう。逆に、これがいいという人もいそうだが。
たかし
たまたま手に取ってしまったので再読。わりとどこから読んでもいけるものだ。アニメにもなっていた「瓶割り小僧」、なんとなく序盤の話かと思っていたが、21巻だったのね。どうしてもシリーズの終盤になるとマンネリにもなりがちなのだが、「瓶割り小僧」はちょっと好きである。
たかし
修行と称してボコられていたから、ハヤトは耐久力・再生力はかなり成長していたけれど、攻撃力はさほど伸びていなかったとか、魔族は知能を得るために人間の脳を使っているため、脳に効果のある薬物への耐性は人間と変らない・・・と設定自体は練りこまれている。作画のクール教信者から原作者の天原への質問とその回答からも、表に出ていない裏設定がかなりありそうだというのは伝わってくる。世界観・設定は良いとしても、あとはキャラに魅力があるかどうかというところだな…。
たかし
強い女、イオが事実上の主役になっている回。この子が主役で良かったんじゃないかと言うくらいにはキャラが立っている。物語の舞台はスパルタに移動し、今度はアレスとの因縁を中心に物語を進めていく。
たかし
池上彰というと、俺の人生では完成された実力者という顔で登場したのだが、若いころの話を聞くと人並みに迷ったり、失敗もしてたんだなぁ…。特ダネのために家族を犠牲にしてまでモーレツに働いて、また時間の無駄ともいえる待機時間にコツコツと勉強したりしたから今の池上彰があるわけだ。序盤から中盤の記者の時代も良いが、特に終盤、キャスターを始めてからの「分かりやすく伝える」ため文章を短くするだの、言葉の意味をしっかり調べるだの、当たり前のことだが一つ一つの仕事のクオリティが高い。だから抜擢されたんだろうと感じさせられる。
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たかし
時間経過に従ってトロイアのブルータス、ベオウルフ、アーサー王などの神話伝説について概要を説明する。ベオウルフにキリスト教の影響があるという話はなかなか興味深い。最近はどういう伝説や物語があったのかという話よりも、どういう経緯で物語が作られたのかという方に興味がある。収録されてる絵画や彫刻も美しい。ただ、一冊で古代から近現代まで解説するためにどうしても薄味にはなってしまう。
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たかし
属州にかなりのウェイトを置いて共和制から帝政の始まりくらいまでを解説。著者の興味の関心が属州にあるようで、ローマ側の搾取や不平等など、苛斂誅求に関する描写がしっかりと描かれている。塩野七海なんぞを読んでいるとローマへの憧れみたいなものを感じさせられるが、本書を読んでると「隣の国がローマだと嫌だなぁ」という気持ちが湧いてくる。塩野七海の『ローマ人の物語』とはまた違った切り口だし、これは十分に良書といえるだろう。
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たかし
ホームズのパスティーシュの第3弾。タイトルから元ネタは『ボヘミアの醜聞』なだろうと思ったが、ワトソンの結婚について『四つの署名』、ヴィランについて『マスグレーヴ家の儀式』など色々と詰め込んでいるがため、分かりにくくはなっていると思う。こういう形で、原作にあったワトソンの結婚と独身に戻ったネタを消化したのは見事とは言える。だが、面白いとかどうの以前の問題として、文章がひどく読みづらかった。人物や地名に知らない横文字が多いとかより、描写の仕方がどうにも読みづらい。
たかし
2024/10/11 11:06

話を詰め込みすぎているように感じてしまうので、本家のホームズのように短編で読みたいなぁ、という気持ちがある。普通は1冊の本が適宜の章に分かれているのだけど、それが全くないというのも読みにくさに拍車をかけているように思う。どこで区切られているというのが分からないのだ。

が「ナイス!」と言っています。
たかし
元自衛官が自衛隊の裏側を語る一冊。著者は「オフのときが本当の顔だ」という考えから、どんな任務をこなしたとか、どんな災害地に行ったとかの話はない。訓練の厳しさがせいぜいのところで、メインは官舎での暮らしぶり、暇さえあれば筋トレしてる奴がいるだの、どんな菓子が人気だのになる。心に残ったのが、鬼教官も役割を演じてるだけで自分の子どもは赤ちゃん言葉で話しかけてるところかな…。映画に出てくるようなサドっ気がある奴より、「俺はちゃんと教官できるかなぁ」と考えちゃう真面目でコミュ力ある奴を使うよね、という話だな。
たかし
バスドライバーとしての業務の悲喜交々を描くお仕事日記。乗り物の運転手をやりたいと40代後半で高校教師からバスドライバーに転職するというのは時代を感じる。ひと昔前は自家用車も普及しておらず、乗り物の運転手は憧れの職業だったんだっけか。運転する仕事の性質上、人間関係は比較的にあっさりしてはいるけれど、それでも番長のような従業員がいたり、嫌な上司がいたりというのはどこも同じだと痛感させられる。次女が引きこもりがちになったり、持病で退職することになったりと、著者の自分語りの方も興味深い。幸せになってほしいわ。
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たかし
立ち読んだとき、くだけた文体から「これは読みやすそう」と思って買ったのだがやはり難解である。半分くらい読み、分からなくなって始めから読み直すと理解できるようになる。これが嬉しくて読み進めても、10ページくらいでまた理解できなくなる。ただ、文章自体は愉快でユーモアがあるので、意味が分からんなりに最後まで読み進めた。最初の半分と、後半では難しさのレベルが違う。だが、これは著者が悪いのではない。俺が悪いのだ。いったんこの本は読了とし、時間を置いて再読か、他のガロアの本かを読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。
たかし
法医学をテーマにしたミステリ。主役は駆け出しの見習いで、彼女の目を通して唯我独尊ベテラン医師を見て行くことになる。このベテラン医師なのだが、かなりのパワハラ男である。法医学の、つまり遺体を解剖することについては卓越した技能を持っているという描写はあるものの、「なぜそれをする必要があるのか」の説明をせず指示を出したり、正論で部下を論破し、「嫌なら出て行け」とやるのは好きになれない。「能面検事」もそうだが、著者の中では「パワハラで仕事できる男」がカッコいいのかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
たかし
2巻から面白い、とは聞いてたが、確かに面白くなってる。魔族の幹部連中が韋駄天に対し、舐めプなしで最強格を派遣してきたりする。「奴は四天王のなかで最弱…」というのがこの手のセオリーなんだけど、それを少しはずしてるのかもしれない。また、魔族の最強格がやられたときの魔族側の反応もどことなく面白く感じてしまった。ただ、面白さが主人公ハヤトを原因とするものではなくて、最強の韋駄天であるリンやら、魔族側の幹部たちにあるので相対的に主人公は薄味である。
たかし
ギリシア神話を題材にしたファンタジー漫画。神々の叛逆により力を奪われて人間に転生した大神ゼウスの物語。といっても、最近のなろう系と違って主人公の奴隷少年はゼウスとは別人格をたもっていて、これがなんとも「いい子」なのである。また、ゼウスも力のほとんどを失っているので大したことができるわけではない。とりあえずは、1巻ではアテナイの疫病をおさめるところまで。ちょいちょい匂わせてるが、アテナやアポロンの人格が人間とはどこか違う、独特な感性をしてて神っぽい。面白いかどうかは、経過観察だな。
たかし
パーティー編が終わって、主人公が家政婦をクビになるところまで。相変わらず展開は遅いものの、家政婦をクビになるところはあっさりと回想での描写でまとめられてた。主人公も言ってたが、「推し活」という言葉でまとめるには美羽さくらの目的がどうにも理解できない。そんな彼女になりすましてしまったのが間違いだったのか…。家政婦という立ち位置を失ったことで物語は大きく動きそうではある。
たかし
SNS、特にTwitter(X)でアンチ自民の投稿をよく見るのに、それでも自民党が勝つのはどういうことか、というカラクリを統計なんかを駆使しながら説明してる。AIを使ったディープラーニングで数万もの投稿を解析しているのは見事と言える。統計だと、政治への参加形態として献金・カンパが15%なのに、ネットで意見を述べたが2%にとどまるとか、俺の肌感覚と違うところも多い。著者も指摘しているが、ネットの多数派と世論が乖離してるのは、ネットを見る層がまだ若年層に多いためであり、将来的にどうなるか分からん。
たかし
国有地の払い下げをめぐる汚職を扱うので、てっきり現実にあった森友学園ネタで1作品を作ったのかと思いきや、国有地の払い下げは前座だった。メインは近畿財務局の交渉記録について、検察官の証拠改竄である。2つのスジが絡み合ってて、やや話は複雑である。要するに、払い下げ対象になりそうだった国有地上の建物に死体が隠されているのを隠蔽するため、検事と官僚が交渉記録を改竄したのだという話だが、20年以上もの時間があったんだし、さすがに死体の隠し場所を変えた方が早かったんじゃないのかな…。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/07/14(4518日経過)
記録初日
2012/07/14(4518日経過)
読んだ本
941冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
264383ページ(1日平均58ページ)
感想・レビュー
941件(投稿率100.0%)
本棚
1棚
性別
外部サイト
自己紹介

よろしく~。たぶん,漫画ばかり読んでいくと思うよ。
ブログ https://plaza.rakuten.co.jp/takashirx/

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