ネタバレ「ガーシュウィン」を存じ上げていませんが、楽しく読了しました。岬洋介が完璧すぎて気持ち良い。嫌味に感じにないところがまた素敵です。今、まさにアメリカ大統領選が話題なのですが、作中の大統領は明らかに彼ですよね。【館】▶︎「演奏は聴衆だけにではなく、自分にも向けてもするものです。プレッシャーも大事ですが、その前にタイロンさん自身が愉しめなければ演奏する意味が半分がた失われてしまいます」

ネタバレ「ガーシュウィン」を存じ上げていませんが、楽しく読了しました。岬洋介が完璧すぎて気持ち良い。嫌味に感じにないところがまた素敵です。今、まさにアメリカ大統領選が話題なのですが、作中の大統領は明らかに彼ですよね。【館】▶︎「演奏は聴衆だけにではなく、自分にも向けてもするものです。プレッシャーも大事ですが、その前にタイロンさん自身が愉しめなければ演奏する意味が半分がた失われてしまいます」

ネタバレ帯（あらすじ）を見たところで「世界で一番透きとおった物語」とダブり読んでみた。あちらこちらに福岡の地名が散りばめてあり、親近感を持って読めたし、そこに何かしらの意図があることも窺い知れて入り込んでた。「身体醜形障害」や「相貌失認」といったものがあることを初めて知り、人の多様なあり方に考えさせられた。ラスト、小説のしての終わりの綺麗さよりも、削除されたエピソードの方が好きです。【館】