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2024年10月の読書メーターまとめ

SOLVEIG
読んだ本
8
読んだページ
2871ページ
感想・レビュー
8
ナイス
68ナイス

2024年10月に読んだ本
8

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • ねこねこ大好き

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

SOLVEIG
ネタバレ火事の描写のリアルさに慄いた。ピアノ演奏技法の詳細な表現に、そして音楽論、医療、相続、事件捜査に……それそれがかなり専門的に語られている印象で ”この作者って何者?” と思い続けて読んでた感じ。 正直、前半はきつかった。けど、岬の正体(というのか過去?)が明らかになったあたりからは、ミステリとして楽しめた。 そして最後の大どんでんには「ヤラレタ!」感いっぱいだったし……、考えてみれば「そうだよな……」と思うところもある……けれど……結局《第一章》の某箇所に騙され続けてた感がなんかちょっと「ん?」って気も。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
8

SOLVEIG
ネタバレ冒頭から数ページ、「期待しすぎたかなあ?」という思いがあったのだけれど、いつの間にやら惹き込まれてた。かなり面白かった。ある目的のために旅をする赤ずきんが、道中で出会う童話の登場人物(と創作の脇役)達に起こった事件を解決してしまい、本人の意志とは関係なく(?)探偵役となっていく……みたいな印象。なかなか明かされない赤ずきんの目的は実はかなりヤバい!?動物はしゃべるし、助けてもくれるし、魔女も出てくるしとファンタジー要素もいっぱい。でもしっかりミステリー。カバーイラストに騙されてはいけない、大人の読みもの。
が「ナイス!」と言っています。
SOLVEIG
ジャケ&タイトル買いだったけど面白かった。いきなりショッキングな事件から始まるけれど、そのせいか序盤から引き込まれた。新見南吉に関する史実と創作の物語。メインはもちろん「ごんぎつね」。 投稿した原稿を雑誌の主宰者鈴木三重吉に手直しされた事に納得できていないであろう南吉を思う一人の読者(事件の犯人)の執念が見た夢(妄想?)の物語のように思わせつつ、さて……? 「ごんぎつね」「手袋を買いに」、南吉と犯人や関係者の《母親(「手袋……」の母狐も)》像が重要要素みたい。「手袋……」の母狐に対する見解が興味深かった。
が「ナイス!」と言っています。
SOLVEIG
ネタバレ火事の描写のリアルさに慄いた。ピアノ演奏技法の詳細な表現に、そして音楽論、医療、相続、事件捜査に……それそれがかなり専門的に語られている印象で ”この作者って何者?” と思い続けて読んでた感じ。 正直、前半はきつかった。けど、岬の正体(というのか過去?)が明らかになったあたりからは、ミステリとして楽しめた。 そして最後の大どんでんには「ヤラレタ!」感いっぱいだったし……、考えてみれば「そうだよな……」と思うところもある……けれど……結局《第一章》の某箇所に騙され続けてた感がなんかちょっと「ん?」って気も。
が「ナイス!」と言っています。
SOLVEIG
ネタバレ《ヨミ編》関連の2作、トリビュート感満載の「平和の戦士は死なず」と後日譚「アプローズ、アプローズ」、それに「誕生編」の未読章か?と思ってしまいそうな「八つの部屋」。この3作には常に原作を意識させられ続けて感慨深く読んだ。直接原作とは繋げてなさげな4作品も面白かった――「海はどこにでも」はかなりお気に入り。 で、「wash」と「クープラ・カーン」。《誕生60周年》という事実を突きつけられた感じ。サイボーグなりに歳をとった彼らと生身の人間であるギルモア博士の関係……。前者は結構お気に入り。後者は怖いな……と。
が「ナイス!」と言っています。
SOLVEIG
ネタバレ以前、昔話・童話ネタのアンソロ読んだ時には「元ネタの物語をベースに色々捏ね繰り回して深読みして……みたいなのを期待してしまうので、ただタイトルや主人公の印象だけを膨らませただけな感じとかだとちょっと残念な気がしてしまう。」などと書いたのだけれど、コレは主人公を犯人にしたり、探偵にしたり、被害者にしたり……うまく私好みに料理されてるなあと。SF要素がある作品もあったし、しっかりミステリーとして楽しめたし、二作目や赤ずきんも読みたいなと。一番のお気に入りは「絶海の鬼ヶ島」かな。「密室竜宮城」も面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
SOLVEIG
ネタバレ読み終わりたくなくてかなりの長期積読を経て読了……既に次巻を待ちわびております。 本作にも英徳、佑斎、天が登場してくれて嬉しい。このままレギュラーで居てほしいキャラです。そして、さくら開眼のみならず掛井の能力(?)も凄いかも!? 今回は以前の事件が発端の逆恨み&報復の話だったけれど、実は《堅気のまま、騒動を楽しめばいい》というラストの英徳の言葉に、拾楽が迷いのようなものを吹っ切るのが主眼だったんじゃないかなと。迷いのなくなった拾楽が今後どんな活躍をするか楽しみなんだけど、まさか終わらせたりしないよね?
が「ナイス!」と言っています。
SOLVEIG
下巻に入ってから(というより上巻の最後辺りからかな?)神々や神社のことについてのどうこうよりも、サスペンス物というか、フーダニット・ホワイダニットのミステリーとして読むようになってた気がする。 アマテラスについてや神宮について等々、色々興味深い内容はあったけれど、全般的には「結局、何だったんだろうな?」という感じかな。 小説には珍しく、写真などが多く掲載されていたのはかなり印象的だった。
が「ナイス!」と言っています。
SOLVEIG
東北のどこぞにキリストの(弟だったっけ?)墓があるとか、日本語では意味の無さげな歌詞や囃子言葉はヘブライ語だと意味が通じるとか……そいういう話を扱った物語はいくつか読んで来てるし、日本の神々をテーマにした作品もけっこう読んで来てるので、その流れで手に取った作品。 読みつつ気になるところがあると、既読の作品を引っ張り出して比べてみたり。そういう意味では面白く読みました。 下巻読了後へつづく・・・。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/10/25(4412日経過)
記録初日
2009/11/20(5482日経過)
読んだ本
747冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
260653ページ(1日平均47ページ)
感想・レビュー
411件(投稿率55.0%)
本棚
1棚
性別
外部サイト
自己紹介

*伝奇*ミステリ*ファンタジー*SF*古典 民俗学や歴史、美術、音楽(特にクラシック)、動物(特に猫)ネタは好物。 普段読む作者が偏っているので、アンソロジーや動物ものをきっかけに範囲を広げて行きたいと思ってる。気になる本を見つけるととりあえず手に入れてしまうので積読増殖気味。これは、本は本屋で自分の手で買いたいけれど、余程の話題作でもない限りすぐに地元書店から姿を消すので、目に付いた時に手に入れておきたいが故。都合により長期間読書から離脱することも。
  

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