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2024年10月の読書メーターまとめ

文庫担当
読んだ本
7
読んだページ
1772ページ
感想・レビュー
7
ナイス
66ナイス

2024年10月に読んだ本
7

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • 椿子

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

文庫担当
好きな作家が新刊の執筆中に励まされた本として紹介していたので手に取りました。綿矢さんの作品は初めて読むかもしれません。電車通勤していると、世の中は色々な人で溢れているのを強く感じて、怖いです。人が怖いのではなく、それらを見聞きして自分が嫌な気分にさせられることが怖いのです。そうなりたくないので何にも触れないようにイヤホンと文庫本が手放せません。この小説は、そうやって日頃排他していること共で煮詰まっていました。表出の仕方は違えどそれらは全て自分の中にあるものです。だから感知したくねぇんだよなぁ。浄化希求!
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
7

文庫担当
どこで知ったのだったか、表紙の写真が良かったので取り寄せました。この版元さんはネット界隈からオシャレそうな大衆には無名の有名人を見つけてきて本を作るのが得意でらっしゃるイメージです。世の中広いし勝手でいいんだなーと思います。表現や芸を生業にすることについてこんなに文字数を重ねなくとも穏当に権利を踏みにじられない世の中でありたいと思いました。同じようにパートナーシップについても。
が「ナイス!」と言っています。
文庫担当
女子高(大)生が主人公のヒット作の次に、突然渋いテーマだなと思います。タワマン小説と同時並行して読んでいたので食い合わせが悪くて、みすぼらしい気持ちになってしまいました。日曜昼、国営放送の歌番組は日本国によるプロパガンダと洗脳だと思っているのですが、そういう番組を作る、国営放送とは別の国家黒幕団体的な組織から「結婚はいいものだ、というメッセージの小説を書いてください。」と言われて書きました、というような品行方正な慎ましやかさがありました。
が「ナイス!」と言っています。
文庫担当
東京メトロ南北線内で読むこの小説は、とても具合が悪くなりました。自分とは相容れぬ価値観が牙を剥いている思考に360度囲まれた居心地の悪さ。車内にいる人が全員この小説の登場人物の価値観と同じ価値観で、だから六本木一丁目や溜池山王や永田町で乗降する人生になっているんだろうなと感じたのです。窮屈な人生を自ら選んで苦しがってる馬鹿と、それを馬鹿だと蔑むしかない根性悪と、両者を俯瞰できる視線を持っていると思い込んでる勘違いした奴と、あえて勘違いしたスタンスを取ってると気取った卑屈な奴と…。地獄。そして私もその獄卒。
が「ナイス!」と言っています。
文庫担当
好きな作家が新刊の執筆中に励まされた本として紹介していたので手に取りました。綿矢さんの作品は初めて読むかもしれません。電車通勤していると、世の中は色々な人で溢れているのを強く感じて、怖いです。人が怖いのではなく、それらを見聞きして自分が嫌な気分にさせられることが怖いのです。そうなりたくないので何にも触れないようにイヤホンと文庫本が手放せません。この小説は、そうやって日頃排他していること共で煮詰まっていました。表出の仕方は違えどそれらは全て自分の中にあるものです。だから感知したくねぇんだよなぁ。浄化希求!
が「ナイス!」と言っています。
文庫担当
本書が単行本で刊行された1993年、私は10歳でした。『ちびまる子ちゃん』はアニメはもちろん、漫画を「りぼん」本誌で読んでいたので 、ド真ん中の世代です。文体が私が知ってる平成初期そのものでした。懐かしいという程我が事ではなく、こういう文章を読んで、かっこよくてかわいいおねいさんに憧れていたのだろうなと思います。執筆当時のTARAKOさんの年齢をゆうに超えた今の私もまたこの軽やかさと輝きの強さに憧れを感じました。端々に感じる景気の良さも影響しているのだろうと思います。若さはちょっと軽薄なくらいがいい。
が「ナイス!」と言っています。
文庫担当
長かったです。何が起こってどんな流れがあったか全く覚えていませんが、読みながら頭に浮かんだ景色や表情はところどころ思い出すことができます。時代にも出来事にもあまり知識がない自分でさえこうして絵が浮かぶ文章だということです。本編を読み終えてからあとがき、解説を読み切るまでに数日かかってしまったので、読了の感慨も忘れてしまいましたが、とにかくただ、読み切れて満足しています。真之、子規、好古が好きになる小説でした。
が「ナイス!」と言っています。
文庫担当
単行本刊行時に書評を見て期待していましたが、好みのタイプではなかったです。オムニバスで一編だけ読んだときも同じような感想だったので、私には合わないのだと思います。最近名前を聞きはじめたデビューから年数が浅い女性作家の多くが同じ彩度?明度?の話を書いているように感じてしまうのは何が原因なのでしょうか。なんとなーく記号としてのマイノリティが出てきて、「理解」的な出来事があって、最後は、わたしはこの世界の片隅で生きてくー、的な話ばかりと感じてしまいます。私が鈍化してるんですよね。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/07/31(5600日経過)
記録初日
2009/06/03(5658日経過)
読んだ本
852冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
257693ページ(1日平均45ページ)
感想・レビュー
846件(投稿率99.3%)
本棚
0棚
自己紹介

読了冊数メモ
2008年59冊
2009年60冊
2010年106冊
2011年93冊
2012年69冊
2013年36冊
2014年60冊
2015年79冊
2016年48冊
2017年43冊
2018年28冊
2019年26冊
2020年45冊
2021年40冊
2022年30冊

参加コミュニティ1

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