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2024年6月の読書メーターまとめ

ちよざと
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感想・レビュー
22
ナイス
114ナイス

2024年6月に読んだ本
22

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ちよざと
ネタバレ怪しげなカルトっぽい自己啓発の研修施設から逃げ出した被害者たち。だが、その5人の一人が首を斬られて死体として見つかる。どうして首を斬られたのか、この森で死んだ人間はどうなってしまうのか。どうして死体が動いているのかという問いに対して、この森の植物を食した生き物は分裂してしまう、というシンプルかつ最も「気持ち悪い」解を出してくるのはさすが澤村さんでした。最後にインタビューをしている男も、被害者と思っていた女性に殺されるという終わりも、ある種予定調和ではあったものの、だからこそ引き込まれました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年6月にナイスが最も多かったつぶやき

ちよざと

自分が今まで読んだ本と読みたい本のリストが見事に数が一致している。10年経ってもこの有様じゃ一生0にならない気がする。

が「ナイス!」と言っています。

2024年6月の感想・レビュー一覧
22

ちよざと
ネタバレ大正ロマンな雰囲気にある、人魚の血を引いているが故に虐げられて育った娘が、同様に特別な生まれで妾腹の子から一転して嫡男として擁立されることになった咲耶という青年と婚約関係を結ぶことから話は始まる。どうやら、次巻に続く設定がまだ残っているようで、朝名が透明になってしまった原因や、咲耶のもう一つの仕事についてはその後になりそう。陰惨な部分も多く、朝名を虐げる内容を克明に描いていたので、結構おどろおどろしい印象が強く感じました。
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ちよざと
ネタバレ今回、満を持して玉蘭の姉である翠麗が登場しました。わけあって外に出ているだけで、兄の危篤を心配するような良い人かと思いきや、結局彼女の手のひらの上で転がされているような感じがして、不穏さは拭えません。知り合いの子供を探しているということは嘘ではないようですが、そのためにはどんなこともしても構わないと思っているかのような振る舞いが気になるところです。 玉蘭もただ言いなりになっているだけではないようで、今後彼が自立してどう出るかも気になるところです。
が「ナイス!」と言っています。
ちよざと
ネタバレ怪しげなカルトっぽい自己啓発の研修施設から逃げ出した被害者たち。だが、その5人の一人が首を斬られて死体として見つかる。どうして首を斬られたのか、この森で死んだ人間はどうなってしまうのか。どうして死体が動いているのかという問いに対して、この森の植物を食した生き物は分裂してしまう、というシンプルかつ最も「気持ち悪い」解を出してくるのはさすが澤村さんでした。最後にインタビューをしている男も、被害者と思っていた女性に殺されるという終わりも、ある種予定調和ではあったものの、だからこそ引き込まれました。
が「ナイス!」と言っています。
ちよざと
ネタバレ記憶を失っているギルバートと共に、父が亡くなったはずの街に訪れ、当時の様子を知ることになったアン。同伴していた男性は父ではなく、彼をギルバートと呼んでいたフラウの思惑は、本物のギルバートが眠っている場所を知るためだったというのが、切なくも愛おしいと感じる話でした。 妖精と人に限らず、今回の三部作は別離を何度も感じさせる話でした。その日を迎えた時にどう受け止めるか、というのに焦点が当たっている。そう思う物語たちでした。
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ちよざと
ネタバレギルバートを使ってアンを誘い出していた妖精・セラが作り出した楽園と、そこに生じていた妖精が人を使役するといういびつな関係についての物語。セラのしていたことは人道的とは到底言えないのでしょうが、今まで人間が妖精としてきたことを繰り返しているだけだと言われてしまったらなんとも言い返せない。そんな気持ちにさせられました。妖精と人間が共存していく社会の難しさを感じさせられながらも、続く未来に光があることを願わずにはいられない物語でした。
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ちよざと
ネタバレ間を置いて発刊された新章。父の名で届いたエマへの手紙。それを辿って訪れた先にいたのは、かつてエマが砂糖菓子を贈った女性・スカーレットだった。今は夫と別れて商会を切り盛りする彼女の苛烈な性格の裏に、隠された夫への愛情が滲んでいて、一筋縄ではいかない感情の行き来はさすがでした。スカーレットの愛情はサイラスに全て届かなかったとしても、それぞれの気持ちは少しずつ伝わるのだろうと希望を抱ける終わりは、この世界の物語だと確信を持てました。 アンの父親の影は何やら気になる所なので次回も楽しみです。
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ちよざと
ネタバレ完結後のお話の外伝。今まで色々と辛いことが多かった分、必ず幸せに辿り着くと分かっている話は安心して読めました。シャルの空白の一年や、キースのその後、キャットとヒューの未来、そしてアンとシャルの結婚式。どこをとっても幸せな一幕で満足です。個人的にはヒューとキャットの関係性が好きなので、十年後に死ぬ予定のヒューの政治的な考え方に納得すると同時に、彼は早逝するのかと前巻で悲しく感じていたので、それが大きな虚偽だと分かってほっとしたような気持ちでした。
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ちよざと
ネタバレ最初の銀砂糖と妖精王たちをめぐる物語もこれにて終結。今まで不安に揺れるばかりのエリルを前に進ませるのがベンジャミンの言葉だとは思いませんでした。でも、外伝の彼の様子などを思えば適材適所だったのかもしれません。アンも小さな子供からどんどん成長して一人の娘として策略に立ち向かうまでに成長したのだなあとしみじみ思いました。シャルがいなくなってあわやと思いましたが、無事に帰ってきてほっと一息。やはり物語はハッピーエンドが良いものです。
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ちよざと
ネタバレ無事に銀砂糖を手に入れたものの、エリルによって奪われたシャルたち。ラファルは人間を襲い、妖精王と人間王の信頼も危ういところに。ここにきて、アンは職人として幸運を祈るために砂糖菓子を作り、シャルは妖精王としての責務を果たすために奔走する。話としてはいよいよクライマックスに近づいていくという感じです。今までコレット公爵の手に踊らされ続けてしましたが、起死回生の手に皆が少しずつ動き出したと思う部分です。最終巻楽しみです。
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ちよざと
ネタバレ今回は無事に最初の砂糖林檎の木の元に辿り着いた後、筆頭に銀砂糖を分けてもらうためのやり取りがメインとなる回。まさかエマが百年前の人で、筆頭に砂糖菓子の作り方を教えてもらったとは予想外でした。ここまで話が広がると思って仕込んでいたなら、作者の手腕に驚かされるばかりです。どうにか筆頭の気持ちに寄り添って最初の銀砂糖は手に入ったものの、ラファルが黙ってるわけもなし。さらに一波乱ありそうです。
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ちよざと
ネタバレ銀砂糖の精製ができなくなってしまった。その原因は、去年の不作により、精製の最初に用いる銀砂糖の質が悪いからと推測。妖精王であるシャルは最初の銀砂糖の存在と妖精の未来を賭けて、人間王との対談に臨み、無事に誓約をもぎ取るという展開。ただの職人たちだけの話が、やはり王族との政治的な問題に絡んでいくことに。新たに出てきたコレット公爵の考え方も、厳しくはあるが人間にとって利益の出るように生きるためには必要な考えでもあると思ってしまう。無事に砂糖菓子は引き続き作れるようになるのだろうか。
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ちよざと
ネタバレこちらはようやくの短編集。内容的には短編かもしれませんが、主要キャラであるキャットとの出会いやキャットの過去などは非常に重要なポイントではないかと思います。 キャットとの出会いは本編では語られていなかったので、新鮮な気持ちで邂逅のシーンを読みました。アンと出会った時から全くぶれていないキャットですが、彼の過去が貴族の庶子だったというのは驚きでした。ベンジャミンとの出会いも描かれており、二人がどうして今の形におさまったのかを知ることもできる一冊でした。
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ちよざと
ネタバレ砂糖菓子を作る技術を失ったアン。だが、失われたのは体に培ってきた記憶だけ。それならば1から頭で技術を理解し直せばもっと凄いものが作れるかもしれない。そうやって立ち直るアンが、たくましく強く成長していると感じた回でした。 今までのまっすぐに頑張る部分は変わらずに、それでいて彼女の賢さや冷静な判断力がより際立ってきた感じのように思います。幕引きが気になる所ですが、果たして砂糖菓子に一体なにが訪れてしまうのか…。
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ちよざと
ネタバレ寿命間近のミスリルを延命するため、ラファル達を追うアン。ダイヤモンドから生まれた兄弟の一人エリルは無垢であるが故に、アンたちと行動することで自分なりの気がつきを得た模様。ミスリルもエリルの力を使って無事に生き残れたようなのに、最後まで人を信じられなかったラファルによってアンが重傷を負うことに…。このまま落命とはならないだろうけどハラハラする幕引きでした。ただこの極限下であったからこそようやく思いは伝わったのだろうとは思います。
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ちよざと
ネタバレ銀砂糖妖精の技術を伝える話は一歩前進したものの、調達した妖精たちはなかなかやる気を見せない。彼らに妖精の現実を突きつけ、銀砂糖細工の技術を教える話が今回の主軸。普段なら大団円で終わりそうな〆をしていても、続く現実的な問題をおろそかにしないのは、この作者の良いところだなあとしみじみ思います。 妖精たちが己の現実を捉え直すのは悲しい場面でもありましたが、未来に希望を持ちたいと思うところでもありました。ミスリルの寿命がどうなるかが次の話で気になるところ。
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ちよざと
ネタバレ妖精に砂糖菓子の加工作業を教えるなら、妖精を調達する必要がある。今回は、そんな妖精を売る側と交渉する話。 その上、妖精商人のトップが連れてきたのはあの問題を起こした妖精ラファル。彼があのまま退場とは思わなかったが、予想外な形で引っかき回された。 ダウニング伯爵のやり方は強引だし、アンやシャルのように力だけでは解決しないこともあると思うが、ある一面では彼の考えも正しいと思う自分もいる。若い者は臆病ではない、というのもある意味納得できる考えと思うお話だった。
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ちよざと
ネタバレ新章として話題になったのが、妖精にのみ受け継がれていた銀砂糖の砂糖菓子の細工を作る方法。銀砂糖妖精として登場したルルは、妖精王とも繋がりのある妖精なので、前回話題になった王の話もよりはっきりと表に出てきます。シャルがルルを生かすためにも、自分が妖精王の後継者だと名乗り出る所には、それで大丈夫なのかと不安が残りました。キースはアンへの思いを募らせているようだし、シャルはアンへの気持ちにまだ揺れ動いているようだし、恋愛面も更に一波乱ありそうです。
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ちよざと
ネタバレ時間ぎりぎりに迫ってきた砂糖菓子作り。そこにやってきたラファルの襲撃と明かされるシャルの秘密。まさか、彼らが妖精王の立場にあったものからできたものだとは思いませんでした。てっきりセドリック祖王の持ち物かと思っていたのですが、真逆だったわけですね。 新章の〆ということもありキースやジョナスといった今までくすぶっていた人たちの再起も見える展開となりました。シャルとアンの関係にまだ揺れはありますが、良い結末に進んで欲しいものです。
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ちよざと
ネタバレ今までもそうでしたが、何かに認められてもめでたしで終わらないのがこの話。祭りのために、自分たちの手で砂糖菓子を沢山用意しなければならず、一行は城に向かう。そこには幽霊騒動を起こしていたノアという妖精が。彼の発言から明らかになっていく、現王国が起こした内乱の実情が浮き彫りになっていくのが、この物語の世界が優しいだけの国ではないと明らかになって楽しいところです。 謎の妖精の存在がシャルに執着するラファルという妖精であることも見えてきて、話に広がりが見えてきた回でした。
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ちよざと
ネタバレシャルを人質に取られるような形でペイジ工房の建て直しを手伝うことになったアン。工房で出会った職人たちと協力して見事新聖祭の作品を作り上げたのが今回の話でした。前回の話では嫌なやつといった印象が拭えなかったエリオットやブリジットについても、少しずつ掘り下げが進み、どうして彼女や彼が今のようなことをしているのかが見えてきました。新たなキャラクターたちも好感を持てる人物が多く、アンも工房の一人として仕事に参画し、よりよい形になるのではと期待が持てる〆でした。
が「ナイス!」と言っています。
ちよざと
ネタバレ引きが上手すぎて、先が気になって仕方ない。ラドクリフ工房からの嫌がらせを受けながらも、無事に銀砂糖師になれたというのに、まさかシャルがブリジットの元に奴隷として引き取られることになってしまうとは。アンがひたむきにまっすぐに頑張っていこうとする姿がとてもいじらしく、応援したいという気持ちになります。シャルもアンに対して特別な気持ちを抱いているようで、ますます目が離せません。キースがシャルにとってのライバルとして登場しているのもまた良いスパイスになっています。
が「ナイス!」と言っています。
ちよざと
ネタバレ銀砂糖師にはなれなかったために、貧乏生活を強いられるアンが、とある公爵の依頼を達成すれば一攫千金ときいて、依頼を受けに行く話。公爵が妖精との間に紡ぎ上げた愛情と、公爵自身の微妙な立場が世界観と人の間の繋がりを浮き彫りにさせていきます。シャルに対しての恋情についても徐々に自覚的になってきて、ますます目が離せません。職人として最後まで仕事を成し遂げようとするアンの姿勢にも好感が持てました。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/11/25(4392日経過)
記録初日
2012/11/24(4393日経過)
読んだ本
2373冊(1日平均0.54冊)
読んだページ
706524ページ(1日平均160ページ)
感想・レビュー
1894件(投稿率79.8%)
本棚
2棚
性別
血液型
A型
外部サイト
自己紹介

基本的にライトノベルと漫画をよく読んでます。
ライトノベルでも重厚な世界観と、詳細なキャラクター設定が練られているものが特に好きです。

ファンタジー大好き人間です。

おすすめのライトノベルなどありましたらぜひ教えていただけたらと。

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