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2024年10月の読書メーターまとめ

rigmarole
読んだ本
3
読んだページ
921ページ
感想・レビュー
3
ナイス
90ナイス

2024年10月に読んだ本
3

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • ZAKI★

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

rigmarole
印象度B+。ヴェルヌと並んでSFの開祖として知られる著者ですが、解説にも書いてあるように、彼の作品は様々なジャンルに及んでいます。本書にもSFというよりミステリー、オカルト、ファンタジーと呼ぶべき作品が多く収録されています。私の好みとしては、地理的知識が豊富で冒険譚的なヴェルヌの方でしょうか。ホームズとルパンの違いに共通するような、英仏の文化の違いが作品の色に出ているような気がしました(ホームズは読んでいないけれども)。それと、最後の『盲人国』の結末が安倍公房『砂の女』のそれと逆なのが興味深かったです。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
3

rigmarole
印象度B+。相変わらず話の展開が速く、奇想天外で面白いです。具体的に書くとネタバレになるので書けませんが。ホームズとの勝負も最終的には丁度いい所に落ち着いていますが、これもネタバレなので秘密。ユダヤの古ランプ事件は予想外のとんでもない結末が待っていました。そして、それに続く、なんとも美しいエピローグ。具体的なことを何も書いていないので、読みたくなってきたでしょ?(笑) そして、これも相変わらずの、紙芝居のような古風な表現も実に味わいがあります。「世紀の大捕物だ」「シシとヒョウのにらみあいだ」、ねっ。
が「ナイス!」と言っています。
rigmarole
印象度A-。20年以上前の本ですが、科学技術そのものも、最先端技術の社会・生活への普及も日進月歩で進んでいても、氏の指摘する問題や論点はますますその重要性と正しさを増すばかりです。専門的な内容について、事例の背景を丁寧に説明し問題点を整理してくれるので、門外漢にも事情がよく呑み込めます。彼の結論に完全に同意します。現在では科学は社会に開かれていなければならず、科学者は社会に対して責任を持たねばならなくなりました。そして全ての人が文理両方の知識を持ち、広い視野から総合的に判断しなければならない時代なのです。
が「ナイス!」と言っています。
rigmarole
印象度B+。ヴェルヌと並んでSFの開祖として知られる著者ですが、解説にも書いてあるように、彼の作品は様々なジャンルに及んでいます。本書にもSFというよりミステリー、オカルト、ファンタジーと呼ぶべき作品が多く収録されています。私の好みとしては、地理的知識が豊富で冒険譚的なヴェルヌの方でしょうか。ホームズとルパンの違いに共通するような、英仏の文化の違いが作品の色に出ているような気がしました(ホームズは読んでいないけれども)。それと、最後の『盲人国』の結末が安倍公房『砂の女』のそれと逆なのが興味深かったです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/12(4336日経過)
記録初日
2012/01/30(4684日経過)
読んだ本
478冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
121885ページ(1日平均26ページ)
感想・レビュー
478件(投稿率100.0%)
本棚
16棚
性別
年齢
59歳
血液型
A型
職業
専門職
現住所
海外
URL/ブログ
https://ameblo.jp/rigmarole07/
自己紹介

中米やアフリカの発展途上国で教育開発関係の仕事を延べ約10年、現在はエルサルバドル在住。日本の自宅は新潟県長岡市、出身は同県の柏崎市です。

もともとは理科教員で、自分を理系人間だと思っていますが、関心あるジャンルは、教育、自己啓発、仏教、哲学、小説など。私の人生で最大の書はモンテーニュの『エセー』。

本を「評価」するのはおこがましくもあり、また私自身、その時々によって本の意味付けが変わるので、感想・レビューの欄には読後の「印象度」としてA、B、C(と+/-)の記号をつけています。ただしAやCは滅多に出しません。

読書メーターには、2012年より読んだ本を載せています。2007年からの「読書ノート」、それと私の生活などについては、上記の拙ブログ(アメブロ)をご覧ください。

なお積読本は実際にはたくさんありますが、「積読本」には読み始めたものの挫折した本を、「読んでる本」への再登録を期して置いています。読みたい本も無数にありますが、「読みたい本」には直近に読むつもりの本を登録しています。

プロフィールの写真は2006年にチベットを旅行した時、タシルンポ寺の境内にいたシカの仲間。現地語で「クヮー」と呼ばれているようです。

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