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2024年5月の読書メーターまとめ

まろまろ
読んだ本
10
読んだページ
2424ページ
感想・レビュー
10
ナイス
271ナイス

2024年5月に読んだ本
10

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

まろまろ
夜間には人の気配が無くなるうすら寒いマンションで、妻子と別れた主人公は孤独にさいなまれる。そんなときに、12歳で死別した両親と再会したのだ。この世ではない人たちのはずなのに、48歳の自分に深い愛情を注いでくれる。離れていたからこそ募る親子の情、凝縮された想いに胸が押しつぶされそうだった。この小説が海外でも出版されているとは、山田太一の才能には敬服する。洋画が公開されているようだが、私はぜひ邦画を観てみたい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
10

まろまろ
ネタバレ陽一郎の育ての父が連続殺人犯、その犠牲者の一人が大学教授であり実の父と噂され、本来の父は教授が出入りしていた新聞社の記者、という偶然が過ぎたような設定が気になった。ただ、主人公・一本木透が著者と同じ名前というところが興味深いし、新聞上での公開討論はなかなか刺激的だ。ラストの意外な真相は少しショック、さすがにいい人では終わらせなかったんだなあ。 ちなみに、新聞一部の文字数が文庫本一冊に相当するとは驚き。
が「ナイス!」と言っています。
まろまろ
難しい問題ほど燃えるけれど、衰弱度も半端ない。睡眠時間も削られ、健康には良くないなあ。
が「ナイス!」と言っています。
まろまろ
地下鉄内での無差別殺傷事件、そこから広がる波紋を描いている。その現場に居合わせた人たちが受ける精神的な苦痛、それぞれの理由で自分を責めたてる。ただストーリーが事件からどんどん離れていくような場面がありやけに気になった。最後は犯人像に触れてくれるかと思いきや期待ははずれて肩透かし。ぜひこの構想での続編を。
が「ナイス!」と言っています。
まろまろ
オシャレ度MAX、目がワクワクした。
が「ナイス!」と言っています。
まろまろ
おじさんの自信の無さが気になり発破をかけたくなる。そんなおじさんはひたすら喫茶店を巡る。落ち込んだとき、疲れたとき、イラついたとき、時間が空いたとき、店が目に入ったとき。でもこれだけ喫茶店をハシゴするおじさんはなかなかいない、そこは称えたい。そして極上のカフェ・レポには心を奪われる、いい仕事してるなあと思う。喫茶店が好きなことを心から自覚するラストにはホッとした。カバー・裏のヒトコト「人生の時間を潰す、というのも喫茶店の大切な役割だ」、しびれる~。
が「ナイス!」と言っています。
まろまろ
「理想的本箱」という番組で取り上げられた本。昭和初期の匂いが感じられるこの本は改行が少なく一文が長い。淡々とした文章だからこそ溢れる気迫が感じられる。素朴で不便で理不尽な時代を生き抜く力強さに満ちているが、人間の意外な明るさに救われる。
が「ナイス!」と言っています。
まろまろ
夜間には人の気配が無くなるうすら寒いマンションで、妻子と別れた主人公は孤独にさいなまれる。そんなときに、12歳で死別した両親と再会したのだ。この世ではない人たちのはずなのに、48歳の自分に深い愛情を注いでくれる。離れていたからこそ募る親子の情、凝縮された想いに胸が押しつぶされそうだった。この小説が海外でも出版されているとは、山田太一の才能には敬服する。洋画が公開されているようだが、私はぜひ邦画を観てみたい。
が「ナイス!」と言っています。
まろまろ
ネタバレ下巻はやはり大荒れで。城に取り残された仲間を、何事にも弱気だったこころが助け出すことができるとは。勇気と機転で成しえた行動に胸が熱くなる。そして真実が判明するとこれまでの伏線が回収され、ラストでは世代を超えた友情の輝きに満ちていく。こちらの心まで染まりそうな。
が「ナイス!」と言っています。
まろまろ
ネタバレ不登校状態の中学生7人は、突然鏡の中の不思議な城に吸い込まれる。最初はギクシャクした関係だったが、それぞれの悩みを認めあう仲間となり同じ中学校の生徒であることを知る。そしていよいよ三学期の1日目に全員が登校してみることになった。それにしても主人公・こころの担任教師の、なーなーで済ませよう魂胆にはあきれる。お母さんが言い放った、次は校長先生と一緒に来てくれるようにという判断はかっこいいなと。恐怖と不安の中、盛り上がる予感の下巻に突入しよう。
が「ナイス!」と言っています。
まろまろ
とてつもなく長い旅路。究極の暇つぶし。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/13(4174日経過)
記録初日
2012/12/12(4206日経過)
読んだ本
1189冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
289980ページ(1日平均68ページ)
感想・レビュー
1115件(投稿率93.8%)
本棚
11棚
性別
血液型
O型
自己紹介

これまで時間がないことを理由に本から目をそむけてきましが、とある書店員さんとの出会いにより圧迫されていた読書欲が爆発。現在は読書が人生の軸(?)になりつつあります。
ただ読む場所はもっぱら電車(ホーム&車内)と自宅のトイレ。その他の場所では集中できません(;一_一)。

読書メーター、テンション上がります!

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