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2024年4月の読書メーターまとめ

のん
読んだ本
11
読んだページ
3484ページ
感想・レビュー
11
ナイス
56ナイス

2024年4月に読んだ本
11

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

のん
日本共産党の結党から現在までの100年間の歴史を理解するのに非常に良い教科書のような本。日本共産党はソ連共産党に対する従属から自主独立路線への転換、暴力革命路線から平和革命路線への変化を経て、ソビエト、中国いずれの共産党とも異なる変化を遂げた。
のん
2024/04/19 20:16

最近は野党連合政権を主張するなど閉塞感の打破を模索しているが、党員の高齢化と減少やしんぶん赤旗の売上低下など、党財政は悪化の一途を辿る。民主集中制のような強力な党内統制は党員の獲得の足枷となっている。また、アメリカ帝国主義と大企業・財界を敵とみなすことや、日米安保条約の破棄などの主張は野党連合政権を困難なものにしている。 日本共産党のら先行きは決して明るくない。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
11

のん
加藤紘一のことをボロクソに書いていたし、河野洋平のことも批判していたのに、自民党ハト派の代表格だった宮澤喜一には一才触れていないのが不思議だった。あとは、アメリカ大統領とイギリス王室の真逆の警備思想の対比は面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
のん
明治天皇の崩御から五・一五事件までを、タイトルの通り「政党政治」と「天皇」の在り方を通じて描く。
のん
2024/04/26 22:55

また、著者は第二次護憲運動の際に斎藤隆夫を支援して活躍した正木定(まさきさだむ)氏を1978年にインタビューしており、農村にもデモクラシーが浸透していた様子が描かれているのは興味深かった。

のん
2024/04/26 22:56

全体を通して面白かったが、唐突に他の学者の説を一刀両断に否定する記述が多かったり、歴史のif(原敬が暗殺されなかったら…)を割と断定的に書いたり、筆者の癖が強い本という印象だった。

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のん
1980年代に規制緩和や行政改革に積極的だった民間労組が、彼ら主導の下に連合を結成したにもかかわらず、1990年代以降の改革の政治において改革への積極性を失ったのは何故か。統一を進めた労働組合のリーダーたちが、労働戦線の「統一と団結」を急ぐあまり、共産党系労組の排除で満足し、民間労組主導の労働運動路線を官民統一の際に連合内で貫徹さなかったことにその原因がある。
のん
2024/04/22 22:00

民間労組の覇権なき労働統一戦線は、官民対立という官公労の要求を抑制するメカニズムを消失させ、80年代までに確立されたかに見えた経済合理的な労働運動は挫折した。

が「ナイス!」と言っています。
のん
日本共産党の結党から現在までの100年間の歴史を理解するのに非常に良い教科書のような本。日本共産党はソ連共産党に対する従属から自主独立路線への転換、暴力革命路線から平和革命路線への変化を経て、ソビエト、中国いずれの共産党とも異なる変化を遂げた。
のん
2024/04/19 20:16

最近は野党連合政権を主張するなど閉塞感の打破を模索しているが、党員の高齢化と減少やしんぶん赤旗の売上低下など、党財政は悪化の一途を辿る。民主集中制のような強力な党内統制は党員の獲得の足枷となっている。また、アメリカ帝国主義と大企業・財界を敵とみなすことや、日米安保条約の破棄などの主張は野党連合政権を困難なものにしている。 日本共産党のら先行きは決して明るくない。

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のん
朝日新聞政治部記者の畠山武が1975年三木内閣時に書いた派閥の概説書。自民党だけではなく、社会党内の派閥も解説している。派閥横断グループ(自民党では平河会、青嵐会、社会党では新しい流れの会)を作る若手の存在にも言及している。また、田中角栄は豊富な資金力のためにバラマキの額が大きく、「政界インフレ」を起こし、福田赳夫や三木武夫が派閥維持のために調達する資金の額が大きくなり苦労していたことは興味深かった。
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のん
『小説吉田学校』で有名な戸川猪佐武が1969年に出版した本である。五・一五事件や二・二六事件、60年安保闘争など旧首相官邸が暴力に晒された事件を中心に前半は話が進む。後半は官邸の主たちの人物評を交えながら、官邸でくりひろげられた政治ドラマを描いている。 田中義一の評価が高い一方、米内光政の評価が低かったりと意外な感のある人物評も面白く読めた。
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のん
社会党を中心とした革新政党の成立から消滅までを通史的に論じている。おおむね55年体制期と重なる。社会党・民社党の支持母体である労働組合との関係や、総評内の主導権争いなども詳細な記載がある。55年体制下の革新(・中道)政党について一冊で通史的に読める本。
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のん
外交・安保を中心にした日本社会党史。結成当初から社会党も自民党と同様に派閥抗争に明け暮れていた。右派と左派の対立は安保改定をめぐって最高潮に達し、西尾末廣派の離党という結果に至る。また、その後のソ連や中国との党外交も親中派と親ソ派の派閥抗争の延長にあり、中ソ両国もそれを利用し各派議員を取り込もうとしていた。 社会党の唱える安全保障論である「非武装中立」や「自衛隊違憲・合法論」なども紹介されていたが、前者は「理想主義」であり、後者は「説明のつかない背理」であると筆者は批判する。
のん
2024/04/08 23:11

このような社会党の姿勢は、結果として保守政権の延命に手を貸してしまったことは否定し難い。

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のん
民社党の元党本部職員たちによる民社党の研究論文集。当事者による民社党論であり、歴史や党組織についてもまとめており、参考になる。
のん
2024/04/04 21:51

社会党が分裂して出来た政党なのでしょうがないのかもしれないが、自民党よりも社会党への敵対心の方が大きいように感じた。また、女性党員の少なさは現国民民主党も同じ悩みを抱えている。同盟の組合員に女性が少ないため党員も女性が少ないと説明しているが、国民民主党も同じ事情なのだろうか。少し気になった。

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のん
元民社党の職員による西尾末廣の評伝。六十年安保闘争で埋没する民社党は今の国民民主党を見ているようだった。当然、社会党左派と共産党にはかなり手厳しい記述が多い。
のん
2024/04/01 22:49

巻末の参考文献一覧は非常に良いのではないか。西尾末廣関連の書籍、論文が大量に掲載されており、西尾末廣をさらに知る上での道標になりそうである。

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のん
前半は加藤紘一の話が多いが、加藤の乱の後は小泉純一郎の話がメインになり、YKK内での序列の変化が分かる。小泉の政局勘の鋭さはYKK結成当初から評価していたようだ。
のん
2024/04/01 12:12

また、石原伸晃に派閥会長の座を譲ったのは、初めての選挙のときに石原慎太郎が応援をしてくれたことへの恩返しの意味もあるらしい。

のん
2024/04/01 12:12

小泉内閣の頃までは政治は料亭で動いていたようで、有力者への根回しはたいてい料亭で行われていた。店の名前まで逐一記録しており、意外にマメな性格だなと思った。なお、山崎拓の女性スキャンダルには一切触れてない。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/14(4097日経過)
記録初日
2013/02/15(4096日経過)
読んだ本
271冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
81855ページ(1日平均19ページ)
感想・レビュー
187件(投稿率69.0%)
本棚
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