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2025年11月の読書メーターまとめ

パン粉
読んだ本
13
読んだページ
4847ページ
感想・レビュー
13
ナイス
80ナイス
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2025年11月に読んだ本
13

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

パン粉
面白いの一言では語れない程の読み応えがあった。今年の私的ベスト1小説かも。近代の歴史の一つとして北朝鮮帰還事業の悲劇は知ってはいたけれど、第二部の悲惨な描写は想像を絶するレベルで、改めてことの恐ろしさを実感できた。こんな恐ろしい悪行をよく思いついたもんだよ…。作品のテーマは終章にあり、今の社会に絶望しがちな自分の心にとても沁みた。デマに煽動される人たちにも読んで欲しいけどそういう人たちに限って読まないんだよな…とか思った。
パン粉
2025/12/27 09:22

直木賞の候補にも入らなかったの、信じられない。なんで???実名出てるから忖度されたのかとか穿った見方をしてしまう

が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
13

パン粉
物語としても大奥雑学としてもとても面白かった。内容もあたたかく読後感がよい。特に夕顔というキャラクターは魅力的。全編好きだけど、最後の『ねこめでる女』は、寿命とはいえ猫との永遠のお別れがお話になっているので、あまり読書で泣くことないのだけど、ポロポロ泣いてしまった。動物のお話には弱い……
が「ナイス!」と言っています。
パン粉
ヘイトさんと麻衣子の話が悲しかったので、このエンディングには衝撃覚えた。しかしなんていうか、救いがない話だな……。
パン粉
ほんのちょっとも休まることなく命懸けの戦闘シーンが続く。助かったかと思ったらすぐピンチが訪れるので先が気になって気になって過去一レベルの速読になってしまった。月村作品の登場人物は脇キャラもみなそれぞれに決して軽くない背景があるので、思い入れ深く読み進むのだけど、その分悲しい結末になると「そんな……」という感じでショックがでかい。今回は特にショックの連続攻撃でなかなかしんどかった。結末は大団円ではないけれど、爽やかさのあるものだったのでそれが救い。ただ恋愛要素はいらなかったかなと思わないでもない…
が「ナイス!」と言っています。
パン粉
面白かった!『非弁護人』を読んでからひとり月村作品祭りになってるのだけど、今回も大満足の読了。武器とか全然わからないので、最初、戦闘シーンが続く辺りは少しとっつき悪いとこがなくも無かったけど、それを凌駕する面白さ・緊迫感・どうなってしまうの感があり、ドキドキハラハラしながら読んだ。月村さんの作品は現政府や社会への批判がしっかりあるので、すごく考えさせられる。ところで文庫の帯に号泣小説という惹句があって、それすごく萎えた。泣けるとか感動必至とか、そういう呼びかけすごく安っぽいし作品に失礼だからやめてほしい。
が「ナイス!」と言っています。
パン粉
面白いの一言では語れない程の読み応えがあった。今年の私的ベスト1小説かも。近代の歴史の一つとして北朝鮮帰還事業の悲劇は知ってはいたけれど、第二部の悲惨な描写は想像を絶するレベルで、改めてことの恐ろしさを実感できた。こんな恐ろしい悪行をよく思いついたもんだよ…。作品のテーマは終章にあり、今の社会に絶望しがちな自分の心にとても沁みた。デマに煽動される人たちにも読んで欲しいけどそういう人たちに限って読まないんだよな…とか思った。
パン粉
2025/12/27 09:22

直木賞の候補にも入らなかったの、信じられない。なんで???実名出てるから忖度されたのかとか穿った見方をしてしまう

が「ナイス!」と言っています。
パン粉
全て外国が舞台のミステリー5篇が入った短編集。表題作『ミハスの落日』が一番つまらなかったのはクイーンの『九尾の猫』を読んでないからでしょうか(後書きに『九尾〜』の解釈に直結してる作品、とあるので)。どれもライトに楽しめたけど、やっぱり貫井さんは日本舞台の社会の歪みを感じさせる長編が好きかなあとか勝手に思いました。
パン粉
『非弁護人』を読んでめちゃくちゃ面白かったので購入→即日読了した一冊がこれ。そしてまたとても面白かった。凶悪犯罪を犯した本人の来し方を綴る手紙の形が9割続く。彼の不気味さや受け入れにくさの正体は、最後のジャーナリストの覚書でなるほどはっきりと見えてくる感じ。小説とはいえ、本当にこういう人いっぱいいそうで怖い。そしてこういう人をたくさん産み出している今の社会も恐ろしい。『貧乏は抜け出せるけど貧困はそこから逃げられない』という一節が印象深く心に残った。
が「ナイス!」と言っています。
パン粉
むちゃくちゃ面白かった。読んで良かったー。読まずに死んでたらもったいなかったと思ったほど。著者が『法曹界のブラックジャック』を描いたと話しておられたそうで、まさしくという感じの主人公。ヤクザから法外なギャラをもらう一方で、子供の依頼を3300円で引き受けるとことかもよく似てる。凄惨な事件のあらましを聞いてる時、コワモテのヤクザが人間らしく動揺してる様子があるのも良かった。大満足の一冊。
パン粉
ちょっと自分優先なとこあるけれど毒親というほどでもない二人の間の子がこういう状況になってしまうという…。育児ってとんでもなく大変なんだなというのが読後最初の感想。少子化進んじゃう本かもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
パン粉
タイムトリップものは何がどうなってそのようになってくるのかを小さい脳みそで必死に理解しようとしながら読むのでいつも疲れる。それはそれとして、青春小説〜〜!って感じのお話でした。陰鬱な小説を読むことが多いので、その息抜きとして良い感じ。しかしミステリ作家のタイムトリップなので、最後実はタイムトリップなんかじゃなかったのだというたねあかしが来るのだろうと思っていたらそうでなくほんとにタイムトリップだったというのは、一周回って驚いた。あとどうでもいいけど『和希クン』の『クン』がちょっと気になった。
が「ナイス!」と言っています。
パン粉
紙本どこにも無いし、旅行中に読むのにちょうど良いかと電書で購入。旅先は集中しにくいかと思ったけど、面白く展開のテンポも良かったのでするする読み進んだ。いくつもの「なんで…?」と思う部分が少しづつ「ああ、それでか…」と収まっていく構成で、ドラマティックに謎解きがあるわけではないけれどその分心に染みる感じ。ライター鈴木がもらった絵には、何が描かれてたのかな。やはり女の子だったのでしょうか
が「ナイス!」と言っています。
パン粉
ネタバレ読みやすくするすると一気に読んだ。面白く読んだのだけど、主人公の妻に対する態度がちょっと昭和と思った。でも平成8年の作品だからしょうがないのかも。あと、ドラッグキメて集団乱行してるの録画され、さらに裏ビデオで世間に流出されたことについて『それは死ぬほどのことではないだろう』とか言い出したのには驚いた。いやそれは充分自殺の動機になるでしょ。『女の子なら結婚すればいいから気にしないだろうけど』みたいなセリフもあってそれにもたまげた。そら無いわ〜
が「ナイス!」と言っています。
パン粉
面白かった。特に『紙の梟』は先が気になって中断できず一気読み。2011年ごろに発表された作品だが、不寛容な社会はその当時よりさらに現実に迫ってきていて恐ろしさ感じる。考えさせられる作品だったが、それとは別に『籠の中の鳥たち』は社会派ミステリ作家の描く密室トリックだ!と興味深く読んだ。ツッコミどころ多かったけど、メインテーマはトリックが重要なお話ではないからまいっか、みたいな気持ちに。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/26(4688日経過)
記録初日
2013/02/26(4688日経過)
読んだ本
476冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
126953ページ(1日平均27ページ)
感想・レビュー
282件(投稿率59.2%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
自己紹介

アカウント作成当初は、BL小説に限定して投稿していたが、2025年夏より一般書籍の読書録に変更。
小説って本当に面白いですよね

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