個人的には、プロレスをヒールとベビーフェイスがはっきりしていて勧善懲悪的なものが基本だと思ったためしがないので(それは後付けの理屈っぽく見えるので)、そこがベースになっているのはそれこそ昭和の遺物なのではないかと思ってしまいますね。 人生訓的には、メジャー思考とマイナー思考が奇妙な捻じれ具合で絡み合っているのが興味深い部分で、それは上のプロレス観のズレとリンクしている感じがします。

教授陣と祖母、じいさんばあさんたちの傍若無人ぶりが目に余りますね。

下巻は時事テーマがメインのため上巻以上に渋谷陽一さんが語りまくっておりますが、あとがきの内田樹さんに比べればまだ的を射た発言が多い印象。内田樹さんに関してはとりあえず知己の平川克美さんとよく話し合って顔を洗って出直してほしいと思うくらいひどい文章になっています。それはなにゆえかと考えたら吉本さんと平川さんはどちらも工学部出という共通点があるが故の理解度の差が内田さんにはあるわけですね。

2024年が生誕百年とか聞くと歴史上の人物かと思ってしまいますが、私が年を取った証拠でもありますがあまりそういう感じはしませんね。最後に出たまとまったインタビュー集がロッキング・オンからというのは聞き手が渋谷陽一であるのと併せて功7罪3くらいの印象です。

個人的には、プロレスをヒールとベビーフェイスがはっきりしていて勧善懲悪的なものが基本だと思ったためしがないので(それは後付けの理屈っぽく見えるので)、そこがベースになっているのはそれこそ昭和の遺物なのではないかと思ってしまいますね。 人生訓的には、メジャー思考とマイナー思考が奇妙な捻じれ具合で絡み合っているのが興味深い部分で、それは上のプロレス観のズレとリンクしている感じがします。

スナネズミを混ぜちゃうお話で、二階堂がごく冷静に会話をしていてアレルギー克服したのかと思ったら、誌面上で横並びになっているだけですな。