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2024年11月の読書メーターまとめ

chocoうさぎ
読んだ本
4
読んだページ
1720ページ
感想・レビュー
4
ナイス
67ナイス

2024年11月に読んだ本
4

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

chocoうさぎ
今度の京極夏彦の作品は虫!これは京極版の落語だわ。物語の展開やリズムが落語みたい。貧乏長屋で起こる数々の不都合な事件を部屋に篭りっきりなのに名推理で丸く納める東庵、ワトソン役に差配の息子の藤介を配して展開する人情噺推理もの。 語り口がとにかく気持ちよく、正に落語の小咄を読んでいる様。シリーズ化希望です。長屋の面々も訳あり癖ありな面子、差配であるずっと隠居の老父がなかなか食えない。楽しく読了。
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2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

chocoうさぎ

2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:2288ページ ナイス数:57ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/335127/summary/monthly/2024/10

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
4

chocoうさぎ
今度の京極夏彦の作品は虫!これは京極版の落語だわ。物語の展開やリズムが落語みたい。貧乏長屋で起こる数々の不都合な事件を部屋に篭りっきりなのに名推理で丸く納める東庵、ワトソン役に差配の息子の藤介を配して展開する人情噺推理もの。 語り口がとにかく気持ちよく、正に落語の小咄を読んでいる様。シリーズ化希望です。長屋の面々も訳あり癖ありな面子、差配であるずっと隠居の老父がなかなか食えない。楽しく読了。
が「ナイス!」と言っています。
chocoうさぎ
サリンジャーの短編集。「ライ麦畑でつかまえて」のホールデンの話や、「フラニーとゾーイ」などのグラース家もので、シーモアが7歳の時に両親に宛てた手紙の体裁をとった「ハプワース16、1924年」など。随分と昔の話のはずなのだが、スンナリと入ってくる。若者たちが右往左往する話ばかりなのに、元若者が読んでも違和感がない。なんと言っても読みやすい。アメリカ文学ってこう言う感じよね、と思える。サリンジャーの他の作品を再読しようかなと思った。この人の作品が瑞々しいせいか、こちらも若返った気がする。
が「ナイス!」と言っています。
chocoうさぎ
原題は"SISTERS ”。それを、「九月と七月の姉妹」と訳した邦題が秀逸。10ヶ月違いで生まれた姉妹はアクの強い姉セプテンバーと気弱な妹のジュライ。物語の時系列が入れ込んでいて、初めのうちは一体この家族に何があって田舎の海辺の街に引っ越して来たのかが分からないが、次第に事情が明らかに。家族間の力関係、支配者と被支配者、ジュライの語り口で徐々に明かされる真実にゾッとする。これ、怖いわ〜。悪意の塊のような姉が怖いし、そんな姉と一緒でないと生きられないと感じてしまうのも、またとても怖い。ラストが辛い。
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chocoうさぎ
三部作完結編。これは凄い。一冊で2度美味しい。普通のミステリと倒叙ミステリになっていて、どちらも事件解決に向かうのだが、むしろ倒叙ミステリの部分の方がドキドキ。この三部作はここに来るために一部、二部と進んできたのかと今作を読んではっきりと分かった。ミステリの面白さと並行して、ヒロインのピップのキャラクターや、彼女を取り巻く家族や友人たちなどの温かく楽しいやり取りも魅力で、三部通して楽しい。イギリスの10代ってこういう感じなのかと新鮮。面白く読了。このシリーズはお勧め。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/03/21(4296日経過)
記録初日
2013/03/19(4298日経過)
読んだ本
702冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
236258ページ(1日平均54ページ)
感想・レビュー
702件(投稿率100.0%)
本棚
11棚
性別
自己紹介

主に小説と実用書を読んでいます。
図書館のヘビーユーザーです。

好きな日本人作家は小川洋子さん。
日本のものも海外ものも読みます。
20代までに読んでおきたかった世界の名作と小中学生で読みそびれてしまった作品をボチボチ読んでいこうと思っています。

本日をスタートとして、過去に読んだものは登録する予定はありません。

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