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2025年1月の読書メーターまとめ

Katsuto  Yoshinaga
読んだ本
5
読んだページ
2174ページ
感想・レビュー
5
ナイス
133ナイス

2025年1月に読んだ本
5

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Katsuto  Yoshinaga
WW2での米兵の発砲率は15%・日独兵は20%で米兵の方が発砲に躊躇いがあったとか、アフリカでは死の恐怖を取り除くため洗脳の道具として呪術を用いるケースが多いとか、アメリカが戦争を行う場合に施設の従業員に現地人を雇うのはスパイ防止の意味合いもあるといった、興味深い記載が散見された。しかし、実際に海外を巡ったルポではなく、出版物を渉猟してまとめたような内容で、事象への踏み込みが物足りない。著者の「飢餓浄土」は悪くなかったのだが、本書はいただけなかった。
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2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

Katsuto  Yoshinaga

読書メーターの皆様、あけましておめでとうございます。2024年はナゼか思ったほど読めなかったなぁ。今年はちゃんと本読もっと。 2024年の読書メーター 読んだ本の数:98冊 読んだページ数:36959ページ ナイス数:2098ナイス ★去年に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/342100/summary/yearly

が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
5

Katsuto  Yoshinaga
WW2での米兵の発砲率は15%・日独兵は20%で米兵の方が発砲に躊躇いがあったとか、アフリカでは死の恐怖を取り除くため洗脳の道具として呪術を用いるケースが多いとか、アメリカが戦争を行う場合に施設の従業員に現地人を雇うのはスパイ防止の意味合いもあるといった、興味深い記載が散見された。しかし、実際に海外を巡ったルポではなく、出版物を渉猟してまとめたような内容で、事象への踏み込みが物足りない。著者の「飢餓浄土」は悪くなかったのだが、本書はいただけなかった。
が「ナイス!」と言っています。
Katsuto  Yoshinaga
この数年、忖度だなんだと規制が多くてTVが面白くないと言われている。真っ先にエロ系のことが上げられるが、私はお笑いにも変な忖度(ex.J事務所とか)があって面白くなくなってきたように感じる。そこで、アブない時事ネタ漫才を楽しみたくてこの一冊。ラジオ番組のオープニング漫才を書籍化したものらしく、2015年10月から2020年5月までの77本のネタが収録されている。思わず吹き出してしまう内容で、読んでいる最中、家内にかなり不審がられた。吉本系はたまに舞台を観に行くので、今度は漫才協会系にも行ってみよっと。
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Katsuto  Yoshinaga
【再録】大船戸の初期作品のベースとなっている別名義でのルポ。「赤人の国家と戦争と」と題されたアメリカンインディアンの闘争の項にある「(黒人運動などアメリカの体制と戦う)他の反体制運動と連帯することなどありえない。彼らもまたこの土地に来た侵入者なのだ」という記述に驚かされたことを思い出す。教科書に書かれた勝者の正史と相対する服はぬ者たちの叛史を記した貴重なルポであり、アメリカに対する叛史を軸に正史座標軸を覆すための優れた論考集。また、大船戸の滅びのロマンチシズムの原点も強く感じられる。何度読んでも凄い。
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Katsuto  Yoshinaga
RPG7どころか、自走砲に武装ヘリまで投入される大船戸版ゴッドファーザーに圧倒され、台詞もきまっている。「おれたちは緋色の時代に生まれ、緋色の時代を生きてきた」と語るグリージとアリョーシャ。グリージは「共産党の赤い旗のもとに生まれ、赤い旗に煽られアフガンに向かった。(中略)レーニン以来の伝統を引き継いだ。真っ赤に染まる内部粛清を」と語り、アリョーシャは「もうひとつの緋色がある。赤はコサックの自由を意味する。おれはその自由に憧れつづけた」と返す。これには痺れた。解説は惠谷治氏で、これもきまっていた。
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Katsuto  Yoshinaga
「社会主義を防衛するためアフガニスタンで血みどろになって戦い続けたアフガンツィは撤退後は存在さえ無視」される。「あらゆるコサックはロシア革命直後にトロツキーにより解体され、スターリン以降は名乗ることも禁止」される。このアフガンツィとコサックが、ソ連邦崩壊後のロシア、ウラルの首都と言われるエカテリンブルグでぶつかる。顔役となるために、それぞれの”叛史”を紡ぎ出すために。本作の基調は、大船戸版ゴッドファーザーである。プーチンもちらっと描かれ、プリゴジンの原型も感じられる。先見とともに、やはり大船戸は面白い。
Katsuto  Yoshinaga
2025/01/16 15:34

【備忘】「モスクワでは共産党とネオ・ナチが共闘している。ソ連崩壊後、共産党は完全に求心力を失った。国有財産はマフィアと繋がる政治家と企業グループに分割され、共産とは社会主義体制の遺産相続から除外された。ボルシェビズムは論理自体が破綻し、共産党は偏狭な民族主義政党へ変貌していった。そして、ロシア民族主義とはユダヤ人排斥に他ならず、ネオ・ナチの主張と重なり合った」と本書にある。ロシアのPMFが何故”ワグネル”と名乗っているのかの答えがここにあった。

Katsuto  Yoshinaga
2025/01/16 15:35

【備忘2】「コサックとは民族名ではない。それは生き方そのものなのだ。軍と国家の一体化。国家の中の国家。これがコサックの基本的なシステムなのだ」とある。そして、本作に登場するコサックの一人アリョーシャが死者の頭に銃口を押しつけた際に、「これは死者に対する礼儀だ。男は銃弾によって死ぬべきだ」というコサックの言い伝えを脳裏に浮かべる。ウクライナにPMFがある理由と、ロシアとの戦争における多数の義勇兵の存在。その答えも2002年に刊行された本作で既に示されていた。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/04/08(4334日経過)
記録初日
2013/04/06(4336日経過)
読んだ本
1305冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
475751ページ(1日平均109ページ)
感想・レビュー
1305件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
血液型
AB型
現住所
東京都
URL/ブログ
http://www.facebook.com/profile.php?id=100004186990760
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