読書メーターの皆様、あけましておめでとうございます。2024年はナゼか思ったほど読めなかったなぁ。今年はちゃんと本読もっと。 2024年の読書メーター 読んだ本の数:98冊 読んだページ数:36959ページ ナイス数:2098ナイス ★去年に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/342100/summary/yearly
【備忘】「モスクワでは共産党とネオ・ナチが共闘している。ソ連崩壊後、共産党は完全に求心力を失った。国有財産はマフィアと繋がる政治家と企業グループに分割され、共産とは社会主義体制の遺産相続から除外された。ボルシェビズムは論理自体が破綻し、共産党は偏狭な民族主義政党へ変貌していった。そして、ロシア民族主義とはユダヤ人排斥に他ならず、ネオ・ナチの主張と重なり合った」と本書にある。ロシアのPMFが何故”ワグネル”と名乗っているのかの答えがここにあった。
【備忘2】「コサックとは民族名ではない。それは生き方そのものなのだ。軍と国家の一体化。国家の中の国家。これがコサックの基本的なシステムなのだ」とある。そして、本作に登場するコサックの一人アリョーシャが死者の頭に銃口を押しつけた際に、「これは死者に対する礼儀だ。男は銃弾によって死ぬべきだ」というコサックの言い伝えを脳裏に浮かべる。ウクライナにPMFがある理由と、ロシアとの戦争における多数の義勇兵の存在。その答えも2002年に刊行された本作で既に示されていた。
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