シリーズ第3弾は神山高校文化祭「カンヤ祭｣が舞台。多彩な部活が登場し、学園ミステリーを見事に彩っている。伏線に次ぐ伏線、相変わらず理屈っぽいが、面白い！シリーズの中では一番好きかも。

第9巻の舞台は大阪。大阪の火消しも江戸の火消しに負けず威勢が良くて気持ち良い。また後に繋がる仕掛けが多い。大阪・京都の火消しと江戸の火消しが直ぐに再会？土御門の目的と一橋との反目の訳は？橘屋の日記には何が書いてある？等々。今後がますます楽しみ。

タイトル「嫌な女」である夏子が主人公かと思いきや、夏子の遠縁の弁護士である徹子が主人公。24歳の徹子は何ともととっつきにくい女性だったが、年を経るとともに実に豊かな感性を持った女性に変化していく(本人は自覚していないようだが)姿が実に新鮮で心地よい。これも夏子をはじめ彼女の周囲の人たちとの交流のおかげ。こんな年の取り方はいいなぁ、と羨ましくなった。

加藤廣解釈による利休論。悟った利休ではなく、我欲まみれの利休像が新鮮。信長の棺、秀吉の枷と連続した加藤廣ワールドを堪能しました。

遂に大物ヘスが登場し、いよいよ過激に。それにしても拉致されたザミルを救出したモサドのメンバーの強いこと！

シリーズ第3弾は神山高校文化祭「カンヤ祭｣が舞台。多彩な部活が登場し、学園ミステリーを見事に彩っている。伏線に次ぐ伏線、相変わらず理屈っぽいが、面白い！シリーズの中では一番好きかも。

梅安が仕掛けをしなくなり、家を立て、おもんに別れを告げ、さあいよいよ▪▪▪というところで絶筆。何となくシリーズが終焉に近づいていることを感じていたが、池波正太郎は一体どんな終わり方を用意していたのか？面白いシリーズでした。

シリーズ第3作目は「ハイパー▪ウラマ｣一色。競技の面白さもさることながら「梟｣たちの身体能力のすごさの描写際立っていて面白かった。話としてはまだこれからといったところだが、明るい展望を残した終わり方。さらに数年後の続編を期待したい。

10数年ぶりの再読。元々「史上最大のロボット｣が大好きだったが、浦沢直樹による新解釈の「PLUTO ｣も実に深くて最高！今、ＡＩがすごい勢いで進化しているが、今後ＡＩが人工頭脳になっていくんだろうか？感情を持たないＡＩも怖いが、感情をもったＡＩとは一体どんな形になるのか▪▪▪？

「梟の一族｣の続編。梟の里襲撃事件から4年後、20才の大学生となった史奈たちに新たな事件が起きる。前作ほどのインパクトはなかったが、遺伝子ドーピングやら「狗｣の存在やら興味深い展開が。その結末は次作「梟の好敵手｣までお預けか。

映画が素晴らしかったので読んだが、作者が脚本家ということで、まさに映画の感動を追体験させていただきました。格之進も良いが、源兵衛が最高！鬼のけち兵衛が仏の源兵衛に変わっていくところも良いし、特にラスト（映画にはなかったのが残念）には泣かされた！時間を置いてまた読み返したい1冊です。

映画を見たのを機に原作を読んだが、原作の方がより深い感じ。登場人物が変人揃いで、感情移入が難しかったが、良く考えると自分の中にもああいった変なところが少しはあるような。特に主人公の桃子は、自分の存在を誰かに肯定してもらいたかっただけなのでは。それにしても、真守はクズだなぁ。