古い洋館の二階の個室に居るはずの無い謎の女性が現れる謎‥｢待ち伏せの岩｣。元嫁を苦しめる亡き義母の謎‥｢火焔｣。ドールハウスの怪異の謎‥｢歪む家｣。一族を苦しめる言い伝えと、捨てられない薬箪笥の謎‥｢誰が袖｣。家の庭に集まる亡き者達の謎‥｢骸の浜｣。忌み嫌った実家に戻った妹の雪解け‥｢茨姫｣。といった 家屋や物に憑く“何か‥”を修繕するのを生業とする営繕屋 尾端が絡む怖く悲しくも最後はホッとできる六編のシリーズ第三弾。。サッと現れ サッと帰っていく控えめな主人公 尾端の立ち位置に魅せられます。

今回は 幼女連続殺人とサイコメトリーを扱ったシリーズ第二十弾。。浸かれます‥ 黒沼家絡みの内容というのもあるけど、じっくり浸かれる長編なのがまた嬉しい。

一体何故その家族は壊れてしまったのか‥ 様々な人物視点から闇の真相が覗ける呪詛ホラーミステリー。。怖いけど悲しく切ない‥。そうそう、亡き者よりも呪術の方が怖いのね。。

夢か現か幻か‥ 日常と異界が重なるような微妙な世界観に魅せられる十二篇の阿刀田ワールド。。 どれもが良かったですが、儚さや愁い色の濃い｢黒髪奇談｣ ｢向日葵の夢｣「夜の忘れな橋」 ｢洲崎まで｣は特に印象深い。

‥以前 見た・来た事がある、ような気がする。。一部記憶を無くした“私”の身に起こる怪奇幻想な世界観に魅せられるシリーズ第三弾。。相変わらず謎で始まり謎で終わるのね。

古い洋館の二階の個室に居るはずの無い謎の女性が現れる謎‥｢待ち伏せの岩｣。元嫁を苦しめる亡き義母の謎‥｢火焔｣。ドールハウスの怪異の謎‥｢歪む家｣。一族を苦しめる言い伝えと、捨てられない薬箪笥の謎‥｢誰が袖｣。家の庭に集まる亡き者達の謎‥｢骸の浜｣。忌み嫌った実家に戻った妹の雪解け‥｢茨姫｣。といった 家屋や物に憑く“何か‥”を修繕するのを生業とする営繕屋 尾端が絡む怖く悲しくも最後はホッとできる六編のシリーズ第三弾。。サッと現れ サッと帰っていく控えめな主人公 尾端の立ち位置に魅せられます。

妬み嫉み僻み‥ 屈折した心が悪夢を呼ぶナイトメアミステリー。。とことん怖く、そして哀しい‥。ホラー‥ ミステリー‥ 人間ドラマ‥ どれを取っても抜群の内容。‥ そうそう、比嘉姉妹絡みね。

そこはバスもタクシーも走らぬ東北の山間部に位置する限界集落‥ そこで暮らす(大型)新人作家との打ち合わせの為に訪れた担当編集者をあらぬ方向へと導くカルトホラーミステリー。。個人的にはですが(せっかくの)主人公の秘密を考えると“ホラー”の部分をカットしたストーリーの方が、より重くなって良かったかな..と思います。

『小金井市十五人集団自殺、あるいは殺人事件』とは‥ オカルトサイトで知り合った五人のメンバーが、一人‥また一人とフェイドアウトしてく毎に隠されていた事件の闇が顕になってゆく真梨ワールド。。今回は ぶっ飛んだ材料が盛られてる分 様々な角度から楽しめます。