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2024年2月の読書メーターまとめ

ひな
読んだ本
11
読んだページ
3773ページ
感想・レビュー
5
ナイス
126ナイス

2024年2月に読んだ本
11

2024年2月のお気に入られ登録
1

  • Kircheis

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ひな
有名な作品ながら映像で観た事はあったが初となる原作。映像でいろんな方が演じる金田一耕助の この作品を数作観て、どうしても視覚からくるインパクトが焼き付き残酷さが印象に残り、とにかく『なんちゅう遺言書くねん・・・』と思っていたが、原作を ゆっくり読むと、残酷は残酷、鬼畜は鬼畜かもしれないが、それだけではない・・・1つの角度からでは わからない人間の多面的な部分を いろんな角度から見せられた気がした。心無いように見えた あらゆる残酷さは、誰もが愛に飢えながら、掴めない愛を求めた結果のように思えて切なさが残る。
が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
5

ひな
ただの独り言☆ よほど読書リズムが良い時でないと海外小説を読めない私にとって、クイーンは私の大好きな有栖川有栖先生の影響で手に取る作家さんながら、これまでは順番など関係なく気になったものをつまんできたけれど、シリーズ順に追ってみようかと まずは国名シリーズ1作目でありデビュー作でもある こちらを再読・・・なのに2年振りとはいえ全く犯人を覚えておらず ”こういう時、記憶力 悪くて良かったわ♪︎” なんて思いながら楽しめた(笑) クイーン親子の洞察力や推理力に圧倒されながらもチャーミングな親子愛に ほっこり♡
が「ナイス!」と言っています。
ひな
祖母が亡くなり1年。”もっと こうしてあげればよかった” ”もっと優しくして、もっと同じ時間を過ごせばよかった” という想いは尽きず会いたさは募るばかり。これは大切な人を亡くした経験がある人なら誰しも同じかもしれないが私が日々思うのは ”もっと わかってあげればよかった” という事。認知症だけでなく高齢になり祖母が寝たきりになると、本人にはできない・わからないと思い ”こうしてあげた方がいい” と周りが決めてしまう事もあった。でも本当に大切なのは ”本人の声に耳を傾け心に寄り添う” という事だったと思う。
が「ナイス!」と言っています。
ひな
ネタバレいままで触れてきた金田一シリーズ同様、凄惨で おどろおどろしく毒々しさがある中に、人間の切なさや やるせなさも見える物語そのものに ”人” があるような気がして読み進めるも、差別的用語や女性の扱われ方に時代を感じたり、首なし屍体や夢遊病、恨みや嫉妬という要素も加わり少し重めの読了になるかと思ったら、鈍感な私は ”そうくる~?!” と気持ちよく騙され爽快!(笑) 特別珍しい種明かしではないけれど ”金田一シリーズにも こういう作品があったんだ” というのが私には新鮮で、犯人を知ったうえで もう一度読みたい!
が「ナイス!」と言っています。
ひな
ネタバレなんと重い・・・。誰も彼もが不幸に見え、つい小さな光を探し続けながら読み進めてしまいそうになるほど、闇から闇へ展開する物語。人を愛したことで知る苦しみや悲しみがあるように、生まれてきた時から背負う宿命のようなものに振り回されてしまった幾人もの犠牲者たちが憐れでならない。背景をみれば犯人にも同情する点はあるのかもしれず、犯罪さえも親としての愛情がゆえ・・・ととれなくもないが、私は やはり犯人の ”親” ではなく ”女 ” として感情が動いた部分の方が多く見えてしまった気がして、同情しがたいまま結末を迎えた。
が「ナイス!」と言っています。
ひな
有名な作品ながら映像で観た事はあったが初となる原作。映像でいろんな方が演じる金田一耕助の この作品を数作観て、どうしても視覚からくるインパクトが焼き付き残酷さが印象に残り、とにかく『なんちゅう遺言書くねん・・・』と思っていたが、原作を ゆっくり読むと、残酷は残酷、鬼畜は鬼畜かもしれないが、それだけではない・・・1つの角度からでは わからない人間の多面的な部分を いろんな角度から見せられた気がした。心無いように見えた あらゆる残酷さは、誰もが愛に飢えながら、掴めない愛を求めた結果のように思えて切なさが残る。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/04/24(4042日経過)
記録初日
2011/07/14(4692日経過)
読んだ本
1385冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
366942ページ(1日平均78ページ)
感想・レビュー
207件(投稿率14.9%)
本棚
0棚
性別
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