ネタバレピエロの面を被ったコンビニ強盗が療養型病院に籠城し、自らが襲った女性:川崎愛美の治療を要求。先輩に頼まれ当直を変わった外科医:速水秀悟が治療し、患者・院長・看護師と共に監禁される中、病院の秘密を暴き出していく。 ドラマのようであっという間に読めた。身寄りのない患者の扱いについて少し考えさせられる。 2024-127

ネタバレシリーズ7作目。 ドイツで受けた精密検査でロジに不具合が見つかる。グアトと共に日本へ帰国後、情報局近くの病院に入院する。未知の新種ウイルスに感染している可能性があり、何者かにその情報を狙われる。病院ではロジの姉と称する母:スズコに出会う。 長寿を求め体に手を入れていくも、結局子どもを増やすには老化しないといけない…。自然のまであるべきなのか。物理的な体を手放していくこと、共通思考など、人とは何かをどう結論づけていくが気になる。ひとまずロジはおめでとう。 2024-138

ネタバレ日経系の雑誌で紹介されていた本。職場によく(?)いる残念なタイプと対処法を紹介している。相談者と聞き手の会話形式で進んでいくが、これがどうも読みづらかった。このような人々が増えていくと、今後世の中はどうなるのだろう…と不安しかない。上司側ばかりが気をつかう状況は、もう少しどうにかならないものか…。 2024-137

ネタバレ賃貸住宅で若い女性が死亡。急性心臓死と思われるも、尾島と関谷が過去に同じ部屋で同様の突然死があったことを突き止める。1階に住む大家:水田が怪しいが証拠が出ない。 初読み作家さん。背理犯罪=いわゆる超能力が絡む犯罪。現実味が薄い部分もあったが楽しく読んだ。背理犯罪専門部署が発足したことで、ここからシリーズ化するなら読みたい。 2024-136

ネタバレ過去に薬物で航空事故を起こしたとして、引責引退したパイロットを父に持つ高橋治真。パイロットへの憧れを捨てきれず、外資系ホテルから父と同じNALの男客として転職する。ある日大学時代の友人が被疑者として護送される現場に遭遇。父の無実を伝えられる。 久しぶりの宮木さんのお仕事小説。校閲ガールのノリで楽しい。大恋愛じゃない交際開始もまたリアル。途中コロナ禍となったが、ぜひ続編を読みたい。 2024-135

ネタバレ半年ほど前、まさにタイトル通りの生活を送っていたので図書館で予約。回ってきたころには割と生活が改善されていた。 行き着くところは当たり前の話だが、守れるかはまた別の話… 2024-134

ネタバレシリーズ3作目。 ①成人式を迎えた杏子と花びら餅「甘い世界」②バレンタイン商戦で応援に来た桐生「こころの行方」③友人と金沢へ「あまいうまい」④チャラ男が探すわらび餅「透明不透明」⑤会社の若い中国人に日本文化を伝えたい客「かたくなな」+短編2つ 今回は杏子の自身のなさが少し気に障った。秋から冬にかけての和菓子が多かったので、これからの楽しみができたかも。巻き柿が自分の地元名物とは知らなかった。ブラックペッパー代わりに山椒を使ってみたい。まずは亥の子餅かな。遺らない料理も大事にしたい。 2024-133

ネタバレシリーズ2作目。 全身ずぶ濡れで意識のない女性の治療が舞い込む。目を覚ました彼女:美鈴は記憶喪失だった。巷では深夜のビルで爆弾が爆発する事件が続く。 猫と翼の初(？)恋の話も。最終的に医者が力づくで事件を解決する。スーパーヒーロー集団なのにそこは原始的でよい。果たして勝己は無事に印象派デートできたのだろうか。 2024-132

ネタバレ続編。前作から5年、トップリーグとして活躍していた松岡直樹は、史上最年少で特別編集委員になっていた。一方かつての同僚:酒井祐治は、京都で学習塾を開いていた。ある日大畑康恵が現れ、酒井の仇討ちすると持ちかける。 前作で中途半端に終わった内容が明かされる。選挙前に読んだこともあり、永田町に対する偏見が深まってしまった…。阪の立ち回りのうまさはどこで身につけたのか、少し気になった。 2024-131

ネタバレ感覚的にうっすらと思っていることを、きちんと？調査した本。 この前に読んだのが世の中の物差しで全てを測ることに疑問を呈した本だったが、これは真逆の本。精神疾患の遺伝の強さ。動物の本能=自分の遺伝子を後世に残す、を元にレイプが起こる理由。反社会的人間が生まれる経緯、美貌格差、男女の幸福論、乱婚など、口に出しづらい話題がとても興味深い。 性格や特技が形成される過程では、遺伝子と環境が大きい。環境の作り方にはなるほどと思った。 2024-130

ネタバレ自分にコーヒー屋を開いてほしいといつも言う妹が持ってきた絵本。 どんぐりコーヒーが評判の古本屋店主おおかみ。ある日コーヒーの匂いに誘われて入った看板のないコーヒー屋で、くまマスターの淹れるコーヒーの味に衝撃を受ける。弟子志願を断られ、自分でコーヒーの研究を始める。 一つのことを突き詰めるためにやることはとても多い。いつも勉強中。モデルがいるということにも驚いた。 2024-128

ネタバレピエロの面を被ったコンビニ強盗が療養型病院に籠城し、自らが襲った女性:川崎愛美の治療を要求。先輩に頼まれ当直を変わった外科医:速水秀悟が治療し、患者・院長・看護師と共に監禁される中、病院の秘密を暴き出していく。 ドラマのようであっという間に読めた。身寄りのない患者の扱いについて少し考えさせられる。 2024-127

ネタバレハラマキシリーズ13作目。 左派のSNSにフォロワーを殺すと脅迫が届く。よくあるいたずらと受け流す麻希だが、実際にフォロワー3人が全裸遺体で発見される。鑑識課時代の後輩:相原貫太郎と共に事件を追う麻希。山形の緑の怪物伝説、動物愛護団体から大日本皇桜会に繋がっていく。 移動式殺処分車の存在を初めて知った。独白が異様な感じだったが、全てのシナリオにつながっていった。かつての仲間たちが勢揃いして嬉しい。達也のその後も出てきたが、彼の病状までは分からず。まだ続きはあるのだろうか？？ 2024-126

ネタバレトヨタの歴史✖️吉川英梨さん。という理由で読んでみた。まさかの歴史ループもので話を追うのにいっぱいだったが、トヨタ創業者の苦難などは勉強になった。あらためて記念館なども訪問してみたい。 2024-125

ネタバレ5作目。 旅順は203高地攻略について。乃木の代わりに大三軍を指揮しにいくと決めた児玉。その心中と、乃木側の秩序をできる限り崩さない心配りが個人的見どころ。無能が上に立つのは悪だ。 一方ロシア艦隊は少しずつ日本へ近づく。こちらはまた閉鎖された空間でのパニックや、赤道周りの高温など行程の大変さが描かれる。ちょっとだけ愉快に書かれている気がする。 6巻へ続く。 2024-124

ネタバレ都心から私鉄でも地下鉄でも20分ほどのところにある小さな商店街が舞台の、11の短編集。 恋愛小説ながら、その温度は決して高くない。どれを読んでも、すべて自然なことに思える。最後まで読んだ後、それぞれの登場人物のことを知った上で、もう一度初めから読みたくなる。不思議な空気の本でした。 2024-123