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2024年10月の読書メーターまとめ

鏡裕之
読んだ本
11
読んだページ
4494ページ
感想・レビュー
3
ナイス
19ナイス

2024年10月に読んだ本
11

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鏡裕之
資料代に数百万円を投資した情熱は確実に5点満点。しかし、どんなふうに複数の経路で広がり、発展していったのかという全体の見通しは提示できず。これでは3点しかつけられない。相変わらず作品紹介に堕している。時間も頻繁に遡行があり、全体図がつかめない。秋葉系文化は、漫画もラノベもアニメもゲームもエロゲーもエロ漫画もエロラノベも相互に影響しあいながら発展しているものだが、エロ漫画とエロラノベへの扱いが非常に弱い。ともにメイドが浸透していたことを示すよき例のはずだが、取り上げ方が甘い。メイドカルチャー史は名乗れない。
鏡裕之
2024/10/20 17:46

いろんな作品を知りたい、いろんな作品を紹介してほしいという博識的な興味がある人にはいい本だが、全体の流れをしっかり示してほしいという人、全体図をしっかりつたみたい人にとっては、無駄に長いだけの無駄な分量の上下巻。最初に編集者から提示された通り新書としてまとめていた方が、全体の流れはしっかり示されて、よいクオリティになっていただろう。名著『英国メイドの世界』の著者として久我氏のことは尊敬申し上げているが、だからこそ、悪いものは悪いと申し上げたい。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
3

鏡裕之
資料代に数百万円を投資した情熱は確実に5点満点。しかし、どんなふうに複数の経路で広がり、発展していったのかという全体の見通しは提示できず。これでは3点しかつけられない。相変わらず作品紹介に堕している。時間も頻繁に遡行があり、全体図がつかめない。秋葉系文化は、漫画もラノベもアニメもゲームもエロゲーもエロ漫画もエロラノベも相互に影響しあいながら発展しているものだが、エロ漫画とエロラノベへの扱いが非常に弱い。ともにメイドが浸透していたことを示すよき例のはずだが、取り上げ方が甘い。メイドカルチャー史は名乗れない。
鏡裕之
2024/10/20 17:46

いろんな作品を知りたい、いろんな作品を紹介してほしいという博識的な興味がある人にはいい本だが、全体の流れをしっかり示してほしいという人、全体図をしっかりつたみたい人にとっては、無駄に長いだけの無駄な分量の上下巻。最初に編集者から提示された通り新書としてまとめていた方が、全体の流れはしっかり示されて、よいクオリティになっていただろう。名著『英国メイドの世界』の著者として久我氏のことは尊敬申し上げているが、だからこそ、悪いものは悪いと申し上げたい。

が「ナイス!」と言っています。
鏡裕之
比べる対象がよくないのだけど、『日本カルチャー史』の差を感じてしまった。両者ともに縷述、つまり細々と細かく記してあるのだけれど、本書の場合は向かうところ、狙うところがハッキリしていて、ブレていない。さすが名著。
が「ナイス!」と言っています。
鏡裕之
縷述しすぎ。いっぱい調べたんで削れなくていっぱい書いちゃいました~という感じ。序盤は流れを整理しようという意図があるが、後半から意図が消滅。メイドカルチャー史というよりも、メイドが出てきた作品紹介に堕している。年代も、一方ではゼロ年代に突入しながら、一方はまだ90年代という始末。通史ではない。これでは見取り図は得られない。後半の作品紹介は、メイドカルチャーの発展の一例として作品を取り上げるのではなく、「こんなのもありました」と節操のない紹介に堕している。今年読んだ本の中では、かなりがっかりの一冊。
鏡裕之
2024/10/13 06:22

メイドカルチャー史を謳うのならば、「こんなふうに淵源があり、これを機に広がり、そしてこんなふうに発展しました」という内容でなければならない。「こんなふうに淵源があり、これを機に広がり」まではできているが「こんなふうに発展しました」がお粗末。メイドカルチャーガイド(メイド作品のガイド)ならば、「こんな作品もありました、こんなのもありました」で充分だが、メイドカルチャー史が同じことをやってどうするのか。発展の一例として作品を取り上げて見取り図を示すのが書き手の責務なのに、メイド作品ガイドと勘違いしている。

鏡裕之
2024/10/13 06:32

前半は「メイドカルチャー史」。後半は「メイドカルチャー作品ガイド」。途中で書き手が道を間違えて血迷ったような感じになっている。名著ではなく、迷著。メイドカルチャー史は作品ガイドではない。作品ガイドは別の著作でやればいいもの。本書はあくまでもメイドカルチャー史。通史の心構え、歴史を書く心構えが必要になる。だが、歴史を書くという素養、書き手的な心構えが充分にあったように感じられない。作品ガイド、カルチャー紹介のレベルに止まっている。宮本直毅氏の『エロゲー文化研究概論 増補改訂版』を見習っていただきたいと思う。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/05/19(4207日経過)
記録初日
2005/04/08(7170日経過)
読んだ本
5265冊(1日平均0.73冊)
読んだページ
1445736ページ(1日平均201ページ)
感想・レビュー
775件(投稿率14.7%)
本棚
20棚
性別
年齢
55歳
血液型
AB型
職業
アーティスト
現住所
東京都
外部サイト
URL/ブログ
http://www.facebook.com/kagami.hiroyuki.9
自己紹介

http://bustycomic.saiin.net/
巨乳フェチプレイがどれぐらいあるかという観点から、エロマンガのレビューをやっています。

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