爽やかピュアラブ。

とりあえず完読したけど、真夏も忍も好きになれないままだったな。

どうしても寿雪より高峻びいきなので衛青に一番共感できるかも。高峻の年齢の記述がないんだけど、何歳なんだっけ？

立獅のチャラいけどぶれない感じが良かった。紬のあしらい方も好き。

設定に対する説明がないから童話かお伽話のように感じるということに解説を読んで気づいた。心の柔らかい部分に柔柔と触れ、10代に読んだらもっと素直に受け入れられたんだろうなーって思って読み進めたら、最後の方は泣きそうになって。良かった。

神と人が近い感じは古事記を思わせるお話。知夏への嫌悪感も最終巻にもなると大分落ち着いて。とはいえ、このテンションじゃなかったらもっとはまれただろうにとは思う。

気持ちを信じてもらえない男と、信じられない女。この作家さんの作品は安定感があるけど、関係ばれてからあっさり終わっちゃった感が。でもまあ、納得のハピエンだね。