「社会科学」というときに、それが主に哲学を指してるっていうのはわりと特殊な言葉遣いなんじゃないかという気がする

理系奇譚集といった感じか。バラバラな時期に書かれたものながら、とてもそうは思えないほど一貫したものがある。正直よくわかんないんだけど面白く読めた（まあこの作家の小説はだいたいそうだ）。ていうか「ローラのオリジナル」のローラってLoRAなのか！

「社会科学」というときに、それが主に哲学を指してるっていうのはわりと特殊な言葉遣いなんじゃないかという気がする

まさかの京王線小説。VRのだけでなくAI描画とかSlackとかdiscordとか地に足のついたテクノロジー描写が面白い。

結構いろんな時期にいろんなテーマで行われた座談を集めたものなんだけど、意外と一貫して参照・言及されてる本があったりするので、そういう本はちゃんと読んだほうがいいのかなと思った

情事のくだりが圧巻であった

スピルバーグ版は本当にほぼ全部改変してるんだな。パニック描写が迫真で、ここはむしろスピルバーグにも映像化してほしかったと思う箇所も

なんとなく気候変動SFみたいなのが多いんだろうなと思ったら意外とそうでもない。最後に載っているインタビューでも言われているように資本主義についての話がむしろ多かった。いかにも「いまっぽい問題を取り上げました」みたいな小説は最近食傷気味なんだが（実際そういうのもいくつか入ってるんだが）、それにとどまらない面白いものもあった。ダリル・グレゴリイ「未来のある日、西部で」サード・Ｚ・フセイン「渡し守」あたりが面白かったかな

「私」の童貞感が面白いような共感性羞恥を呼ぶような