義竜の謀叛から道三がやられ、信長が美濃を落とすまでにかなり手こずったり、光秀が世に出てくる迄の下積み時代や義昭救出などてんこ盛りの3巻目だった。今のところ光秀の登場割合が信長よりも多い。

この松永久秀は、凄くカッコ良く描かれている。三悪の人と言われるが、それは全て主家三好の為に行った事も筋は通り熱い漢である。信長に謀反を二度行い許された武将もこのストーリーなら頷ける内容である。

竜馬が上士邸へ1人で乗り込んで行くのはカッコいい。武市半平太は、薩摩、長州との連合したあたりから土佐の身分制や吉田東洋がいる事に焦りが出ておかしくなりはじめたのかと感じる。東洋暗殺に向けてで終わってしまった。

大まかな所しか知らない話しだから凄く興味深く読める。白河口の戦いは詳しく知らなかった。新しい登場人物が出ると過去の因縁を説明するパートがありわかり良い。終盤に出て来た八重は、あの新島八重なのかな？斉藤一のイメージがどうしてもるろうにん剣心の江口がよぎる。

沖田総司が生きている設定で始まる土方歳三の物語ってだけで面白そうな展開を期待。賊軍となる土方のこれからが楽しみな作品。

綱紀と堀田老中との密談やら綱吉の将軍就任までのやり取りなどストーリー展開が面白い。外様大名内でのやり取りも今後何らかしら絡んで来そうでまだまだワクワクする展開に期待。

本能寺の変を２年前からの朝廷サイド近衛前久中心に進むストーリー。前久の心理描写などこれまで細かく描かれたのを読んだ事がなかったので面白い。下巻で本能寺の変をどう描くのか楽しみ。

義竜の謀叛から道三がやられ、信長が美濃を落とすまでにかなり手こずったり、光秀が世に出てくる迄の下積み時代や義昭救出などてんこ盛りの3巻目だった。今のところ光秀の登場割合が信長よりも多い。