読書メーター KADOKAWA Group

2024年3月の読書メーターまとめ

P-man
読んだ本
9
読んだページ
3110ページ
感想・レビュー
9
ナイス
71ナイス

2024年3月に読んだ本
9

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

P-man
600P超えとか大丈夫かよと思ったのですが、面白くてスラスラ読めてしまいました。満州という、いまとなっては存在しない国家を主役にしたうえでに、そこにいる人間たちの群像劇。個々の思想や生き様が濃厚に描かれ、満州という虚構のなかで戦争へと突き進む年代記でもあります。読後の喪失感すら漂う爽やかさは、まるで地図から消えた満州のようでした。しかし、文字を残した海賊と同様に、満州もまたなかったことにはならないのですね。にしても細川はいいキャラクターですね。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

P-man

【読書メーターの本のプレゼントに応募しました】第30回電撃大賞《大賞》 受賞!選考委員騒然の最大の問題作!fudaraku『竜胆の乙女 わたしの中で永久に光る』を10名様にプレゼント!応募受付は2月1日(木)の正午まで。応募はこちらから→ https://bookmeter.com/giftbooks/549?track=share

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
9

P-man
三体がおもしろすぎたのに、なんでもっと早く読んでなかったんだと後悔。さすが劉慈欣、どの短編もめちゃくちゃおもしろかったです。特に『貪食者』が好き。しかもこれには続編にあたる短編が『老神介護』にあるらしいのでそっちも楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。
P-man
最近ハマってる動画チャンネルなので本も読んでみたというわけなんですが、動画では出しきれてない事情や思いが詳細に書かれていてとてもおもしろかったです。写真もかっこいい。縄文人の暮らしぶりは資料で学べるけど、その心なんて遠すぎて(勝手にそう思って)考えたこともなかったので新鮮でした。井戸尻考古館にも一度行ってみたいですね。
が「ナイス!」と言っています。
P-man
中性子星に知的生命体がいる、という驚きの設定なのですが、その設定を裏付ける描写がとにかくガチ。重力理論の科学者が書いたんだからそら難しいよね。例によってなんもわからんまま読み進めましたが、中性子星に住む知的生命体『チーラ』の人類史ならぬチーラ類史としてもおもしろく読めました。これなんで復刊されないんでしょうね。
が「ナイス!」と言っています。
P-man
600P超えとか大丈夫かよと思ったのですが、面白くてスラスラ読めてしまいました。満州という、いまとなっては存在しない国家を主役にしたうえでに、そこにいる人間たちの群像劇。個々の思想や生き様が濃厚に描かれ、満州という虚構のなかで戦争へと突き進む年代記でもあります。読後の喪失感すら漂う爽やかさは、まるで地図から消えた満州のようでした。しかし、文字を残した海賊と同様に、満州もまたなかったことにはならないのですね。にしても細川はいいキャラクターですね。
が「ナイス!」と言っています。
P-man
中国史もSFも好きなので読むっきゃねえという本。正直なところ幅広い時代を舞台にしているわけではないけど、ほとんどファンタジーのようなものもあれば、茶の代わりに珈琲が普及した歴史の記述、王道のタイムマシンものまでジャンルは様々。とはいえ全体的には(『南方に嘉蘇あり』は別として)詩情が漂っていたように思う。あとゴリゴリのハードSFはなかったかな。掉尾を飾る『永夏の夢』と『広寒生のあるいは短き一生』が好き。
P-man
正直、作者の後書きまで読んでようやく「あ、そういう”設定”の作品じゃなかったんだ!」ってなりました。いや古川日出男ならこのくらいの世界観はぶち上げてくるよなあみたいな信頼があったのでつい。本編はもはやRPGゲームのラスボスみたいなステージになりつつ、しかし”現実”ではナポレオンが迫りカイロが混沌に陥り、物語と現実が、昼と夜が、語り部と聴き手が、交ざり、混ざり、淆ざり……いやあ不思議で最高の読書体験で、ともすればイスマーイール・ベイのようになりかけました。最高の夜でした。
P-man
2024/03/16 22:48

……って、やっぱりこれ古川日出男のオリジナルじゃないか!やりやがったな!最高!!

が「ナイス!」と言っています。
P-man
二巻も変わらず引き込まれる。ジンニーアの語り口だけではなく、エジプト軍とフランス軍の会戦もいよいよ始まりやはり本書は「災厄の書」だ。後半のダンジョンだが、設定が良くできている……それこそ漫画やゲームにはなかなか出せない(不可能ではないにせよ)緻密な地下迷宮と、都市と、魔王。本作が原作のゲームとかあればやってみたいな……w
が「ナイス!」と言っています。
P-man
科挙って儒教の経典やら詩賦やらを大勢のエリートが頭に詰め込むエネルギーの浪費であり、これを自然科学や数学・物理学などに振り向けていれば……なんてことを思っていたんですが、そもそも社会制度として非常に先進的であり、社会そのものが容認していたからこそ軍部の暴走を抑えることができたといった「功」を知ることができてよかったです。ただ細々とした手順や試験会場の様子なども詳しいが、正直あまり頭に入ってこないな……w
が「ナイス!」と言っています。
P-man
ユリアンのイゼルローン日記が苦痛だったので、俺って同盟側の話がそんなに好きじゃないのかなあって思っていたんですが、それは間違いでした。この巻は本編合わせてもトップレベルの面白さ。半分くらいは同盟側の裏設定とでも言うべき730年マフィアの活躍とその顛末で、日記のような個人レベルの視点で語られるキャラクター描写よりも、マクロの視点で語られる歴史記述が田中芳樹のアジだと思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/07/29(3951日経過)
記録初日
2013/08/06(3943日経過)
読んだ本
848冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
239652ページ(1日平均60ページ)
感想・レビュー
732件(投稿率86.3%)
本棚
1棚
性別
現住所
大阪府
外部サイト
URL/ブログ
https://twitter.com/pmanman
自己紹介

アメコミとか西洋絵画の本とか特に好きです。
ライトノベルは追っかけているシリーズが段々終わっていってちょっと縮小気味。
日本の漫画もいっぱい読むけど数が多いので登録はしてません。
読書量は多いほうじゃないので作品に対するハードルが低く、この本よかったよ!面白かった!とか言ってても読書家の人は当てにしないほうがいいかも

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう