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2024年10月の読書メーターまとめ

朝子
読んだ本
3
読んだページ
993ページ
感想・レビュー
3
ナイス
26ナイス

2024年10月に読んだ本
3

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

朝子
ネタバレ【只の雑記】デビュー作を含む劉慈欣の短編集。全編を通じて品質は高水準にあるが、発表順の後半になるにつれて著者の筆力がさらに上がり、読者を物語に強く惹き込む引力を感じた。一編ごとの突飛なSFの発想とロマンティックな絵空事…想像力をフルに掻き集める読書は体力を消耗したが、満足度は大きい。大海原の魂を歌うクジラ(p25〜)、データの奔流に翻弄されるスーパーコンピュータ(p213〜)、クジラの泳ぐ銀色の光る雲(p308〜)、兎にも角にも著者の描写する画は素晴らしい。「カオスの蝶」「詩雲」「円円のジャボン玉」と
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
3

朝子
ネタバレ【只の日記】「行き先がはっきりしないまま車を運転していると、(中略)どこにも行き先がないときに点滅させて、周りに知らせられるようにしてほしい。このままだと他のドライバーたちをだましているみたいで、ちゃんと正直に申告したかった(p151)」ある書店で存在を知って気になっていた本作。秋の初めに古本屋で再会した時、いまが貴方の読み頃だと訴えられた気がして。下世話なエピソードが少々過剰に感じたが、それ以外は呼吸するように異物感も違和感もなく読了してしまった。きっとこの短編で描かれる不器用と自虐的なユーモアに
が「ナイス!」と言っています。
朝子
ネタバレ【只の雑記】デビュー作を含む劉慈欣の短編集。全編を通じて品質は高水準にあるが、発表順の後半になるにつれて著者の筆力がさらに上がり、読者を物語に強く惹き込む引力を感じた。一編ごとの突飛なSFの発想とロマンティックな絵空事…想像力をフルに掻き集める読書は体力を消耗したが、満足度は大きい。大海原の魂を歌うクジラ(p25〜)、データの奔流に翻弄されるスーパーコンピュータ(p213〜)、クジラの泳ぐ銀色の光る雲(p308〜)、兎にも角にも著者の描写する画は素晴らしい。「カオスの蝶」「詩雲」「円円のジャボン玉」と
が「ナイス!」と言っています。
朝子
ネタバレ【只の日記】「昔から、こういう時は、埋め部だったんだけど(p88)」帰省した実家で家族に地元の噂話を聞くような温かさと、不安定な夜に見る不気味な夢が混ざり合ったようなお話たち。終始読み通すのに60分とかからない掌編小説だが、“鳥の目”(解説p144)で物語を眺めていると、ずっと長い時間このあたりの町と触れ合って、暮らしてきたような不思議な気分になる。静寂な本を読むためのカフェの雰囲気に誘われて、自然と2周目を読み終えていた。挿絵も良くて好き。お気に入りは「呪文」「影じじい」「埋め部」
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/08/15(4122日経過)
記録初日
2013/08/13(4124日経過)
読んだ本
242冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
87765ページ(1日平均21ページ)
感想・レビュー
208件(投稿率86.0%)
本棚
5棚
自己紹介

まったり活字生活。漫画・雑誌以外を登録。
拙い文章能力でお目汚し失礼しております。
【2024年の読書目標】小説と実用書をバランスよく。制限はなし。

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