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2025年1月の読書メーターまとめ

pencocco
読んだ本
9
読んだページ
3597ページ
感想・レビュー
9
ナイス
84ナイス

2025年1月に読んだ本
9

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

pencocco
前作が大変面白かったので、こちらの続編も読んでみました。前作ではバッタ博士が夢中になってデータを取っている描写がありましたが、どんなデータなのかは明らかにされていませんでした。今作はそのデータを使って彼がどんな研究していたのかが詳らかに記されています。モーリタニアだけではなく、アメリカでのフィールドワーク経験やフランスの研究所での滞在なども織り込まれ、旅行記としても面白く読めます。長年に渡り培われたティジャニ氏とのあつい友情に感動しました。個人的にはモロッコでのタジン鍋が羨ましいです。私も食べたい。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
9

pencocco
前作と変わらず、訳がすごいです。詩の韻を踏みながら訳す超人技をたっぷり見せて貰いました。アリスは可愛いし雰囲気も良いんですけど、私はチェスがいまいちわからないもので、物語を存分に堪能できたかはわかりません。チェスを嗜む方には、きっとすごく面白い作品だろうなと思います。
が「ナイス!」と言っています。
pencocco
ネタバレ舞台はまだ西都です。蝗害の後処理に追われる壬氏一行。西都を治める玉鶯が不穏な動きを見せ、最後では政治が大きく動きます。陸孫が良かったです。彼は前作で優れた行動を取り印象に残っていましたが、こんな風につながるとは思ってませんでした。彼の辛い過去も、治安の悪いこの世界では普通だと受け止めてました。何しろ主人公・猫猫の拉致誘拐、人身売買から始まる物語なので…。この巻で意外だったのは猫猫の情緒です。壬氏がアプローチをかけてきたとき、感情を高ぶらせ手汗をかくシーンがありました。猫猫もだいぶ絆されてきてるんですね。
が「ナイス!」と言っています。
pencocco
文章自体はとても読みやすいけれども、重たいテーマでした。大震災から少し経った頃の宮城県を舞台にした刑事物語。貧困と生活保護を巡るこの物語には色々考えさせられました。今の日本での餓死者数を調べてしまうくらいにはショックでした。貧困者数が増えるであろうことは前世紀から言われており、実際そうなってきても中々対策が追い付いていません。飢える人がいる一方で、大量の食物廃棄があるアンバランスが解消されないのは何故でしょう。とりあえず現居住地のフードバンクへの寄付は続けようと思いました。飢えがなくなりますように。
が「ナイス!」と言っています。
pencocco
前作終章で暴挙に出た壬氏、その対応に追われる猫猫。公にできない、猫猫にしか見せられない傷を負った壬氏が再び西都へ赴くため、猫猫も同行を迫られます。そのためには薬学だけではなく、医学(解剖学)も学ぶ必要があるため、解剖実習に参加します。しかしこの世界では人体解剖は禁忌とされ、正式な医官ですら秘密裏に学ばざるを得ません。なんとか実習を終えた猫猫。そして西への旅が始まります。雀さんが大活躍で読んでいて楽しかったです。
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pencocco
西都に到着した猫猫たちは、居を整え農村への視察に出発します。そこで知る風読みの民という存在。 後半では、かねてより懸念であった蝗害がいよいよ発生します。すさまじい勢いですべてを飲み込んでいく飛蝗たち。圧倒的な数の暴力に、いつもは冷静な猫猫も我を失い、雹に頭を打たれ昏倒してしまいます。 馬閃に家鴨というマスコットが付いたのが可愛らしいです。
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pencocco
囲碁大会開催の巻。亡き妻との思い出の棋譜を出版した羅漢。その次は大掛かりな囲碁大会を企画します。高順や馬閃以外の馬の一族の登場が面白かったです。皆よいキャラで、私は特に雀さんが可愛いと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
pencocco
ネタバレ諸々の事情によって、宮廷内医局で働き始めた猫猫。医局の新人三人娘が少しずつ仲良くなっていく様子が可愛いです。リーの国は異国の重鎮である巫女を療養客として迎え、政治的な思惑が渦巻きます。巫女の対応に当たるのは猫猫たちのいる医局。そして起こる毒殺未遂事件。砂欧国の政治事情の感覚はいまいち呑み込めませんでしたが、場合によっては命より重いこともあるのかもしれません。
が「ナイス!」と言っています。
pencocco
ネタバレ西都での滞在も終わり、猫猫たちは帰路に着きます。 不運な姫君・里樹妃と壬氏の護衛・馬閃のロマンスにボリュームが割かれていますが、謎解き要素もちゃんとあって満足です。一癖二癖ありそうな克用が登場。羅の一族の話では、猫猫の実母が亡くなったという描写があります。ごく簡潔にあっさりと。ドライな猫猫らしい表現だなと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
pencocco
前作が大変面白かったので、こちらの続編も読んでみました。前作ではバッタ博士が夢中になってデータを取っている描写がありましたが、どんなデータなのかは明らかにされていませんでした。今作はそのデータを使って彼がどんな研究していたのかが詳らかに記されています。モーリタニアだけではなく、アメリカでのフィールドワーク経験やフランスの研究所での滞在なども織り込まれ、旅行記としても面白く読めます。長年に渡り培われたティジャニ氏とのあつい友情に感動しました。個人的にはモロッコでのタジン鍋が羨ましいです。私も食べたい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/08/30(4191日経過)
記録初日
2013/08/30(4191日経過)
読んだ本
1244冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
286076ページ(1日平均68ページ)
感想・レビュー
1006件(投稿率80.9%)
本棚
0棚
性別
血液型
B型
外部サイト
自己紹介

雑読&乱読


わかりやすくて面白ければ何でも読みます。

日本生まれの日本人ですが、しばらく日本語環境にないせいで、日本語がおかしいことがあります。

時々腐臭がしますのでお嫌いな方はご注意を。

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