ネタバレ久々濃密読書体験8日間。重かった～(物理的な重さ)。 読み進めるうちに分かってくる構成、分かってくると驚きと共にまた面白く、私もファーガソンのたくさんの瞬間を、青春を、共に生きた気がする。最後は達成感と共にジーンとした。 印象的だった一節 <何>はそれ自身であることによってしかそれ自身を語ることができず、したがってつねに<誰>に左右されるほかなく、つねに<何>はひとつであり<誰>は大勢いるから、最終的に物事を決定するのはつねに<誰>であって、たとえその<誰>の判断が間違っているとしても同じことなのだ

ネタバレ冷えと戦うその方法が新鮮。脂肪と戦うその生きざまが新鮮。面白い視点で物を書く人がいるものだなぁ。自分がコツコツ地味な作業で積み上げてきたものを簡単に受け渡すことに感じる引っ掛かりへの考察とか、サラリーマン物語としても秀逸な点がたくさんあった。個人的にはその周囲、五十八センチの方が好きで、ルッキズムの真髄を見た気がする。

ネタバレ一個人の信念や宗教を、それに基づく行動を、否定することはできない。理解できなくても、相容れなくても、むしろ分からないからこそ否定できない。だからこの作品に登場する全ての人たちのことを、私はただ想像し考えることしかできない。それでも言いたい。個人の信念は否定しないけれど、戦争は絶対によくない。ましてやそれをビジネスとして、道具として利用するなんて言語道断だ。戦争が起きたなら、外野は支援するのではなく必死で止めるべきだし、間接的な荷担も間違ってる。今の日本を寛子はどう思うだろうな。

ネタバレ久々濃密読書体験8日間。重かった～(物理的な重さ)。 読み進めるうちに分かってくる構成、分かってくると驚きと共にまた面白く、私もファーガソンのたくさんの瞬間を、青春を、共に生きた気がする。最後は達成感と共にジーンとした。 印象的だった一節 <何>はそれ自身であることによってしかそれ自身を語ることができず、したがってつねに<誰>に左右されるほかなく、つねに<何>はひとつであり<誰>は大勢いるから、最終的に物事を決定するのはつねに<誰>であって、たとえその<誰>の判断が間違っているとしても同じことなのだ