★★★★★：月をテーマにした短編集。表題作の「残月記」はドキュメンタリー調の語りがこの不思議な設定をさも本当にあった話にような雰囲気に仕立て上げていて突拍子もない話を違和感なく読ませてくれたと思う。なかなかに読み応えがあった。「月景石」もまぁ悪くはなかったが、個人的には「そして月がふりかえる」が良かった。「月」はこうして古代から人間の想像力を掻き立ててきたんだろうなとあらためて思う。そう思って月を見上げるとなんか不思議な気がする。

★★★★★：児童虐待をテーマにした重い話。自分の子供を愛せない親。そのために子どもを巻き添えに破滅した人たちと子どもを手放すことで罪悪感を抱えながらも最悪の破滅は逃れた人。どちらも救われない話。当時の世相に触れながら平成を振り返るストーリーはその時代に青春時代を生きてきた身としてはとてもノスタルジックな気持ちになった。

★★★★☆：昨年一度だけ見に行ったことがある。「芝浜」やってた。あぁ落語でこういう感じなんだと楽しんだ。本書を読んでもう少し知りたくなった。

★★★★★：月をテーマにした短編集。表題作の「残月記」はドキュメンタリー調の語りがこの不思議な設定をさも本当にあった話にような雰囲気に仕立て上げていて突拍子もない話を違和感なく読ませてくれたと思う。なかなかに読み応えがあった。「月景石」もまぁ悪くはなかったが、個人的には「そして月がふりかえる」が良かった。「月」はこうして古代から人間の想像力を掻き立ててきたんだろうなとあらためて思う。そう思って月を見上げるとなんか不思議な気がする。

★★★★☆：データサイエンティストに関する話というよりうは、ビジネスマンに求められる考え方の話。「働いている限り、生きている限りは学び続ける」という著者の考えに同感。そのモチベーションを失ったとき人の成長は止まるのだと思う。

★★★★☆：ChatGPTの本。ちょっといじって知ったかぶりせずにきちんと理解してみようかと思って読んでみた。進化のスピードが早く、既に陳腐化しているのかもしれないが、少し俯瞰してみるには良い本だったのだと思う。しかし、実際に業務で使うにはしばらく試行錯誤することになりそう。AIに任せることと人が行うことの切り分けが大事と理解。期待しすぎず、悲観しすぎずに。