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2024年3月の読書メーターまとめ

kiki
読んだ本
7
読んだページ
2084ページ
感想・レビュー
7
ナイス
226ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • ひろ

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kiki
前作でぼかされていた部分を切り取って北原先生の過去が描かれた『春に翔ぶ』。先生はとても不器用で、理不尽に抗うことも諦めることも全て全力で向き合ってきたから、菜々を受け止められた。彼に救われる生徒は多かったのだろうな。『星を編む』自分にしか見出せない宝石を見つけてしまった人と、かつてはそれを持っていたのに手からこぼれ落ちるのを見送ってしまった後悔をかかえる人の人生が交差して、その2人だからこそ完成させることのできた作品。恐ろしいほどに熱を感じ、その最中にそっと差し込まれ失っていく気持ち達→
kiki
2024/03/28 21:46

に、人は何を得るにも失うにも、その人にとっての100%しか手に入れることができないのかという生々しさを、熱に浮かされ高揚しながら、同時に喪失と諦めの寂しさとともに味わった。『波を渡る』生活をともにして築いていく愛情って、とっても固くて強いのだ。相手がいる、家族がいるっていう安定はなぜか人を脆くもするけれど強くもする。それぞれが行き着く場所にたどり着けて、それがとても優しい場所で幸せに満ち満ちているのを感じるラストだった。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

kiki

娘にサクラが咲きました🌸親が想像していた着地点と、娘が選んだ場所が違うのが、なんだか感慨深くて。どんどん好きなところへ健やかに進んで欲しいです。懐は有限ですが…。本は十二国記がめちゃくちゃ面白いです。私は雁国に住みたいです。 2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:5冊 読んだページ数:1997ページ ナイス数:133ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/400349/summary/monthly/2024/2

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
7

kiki
前作でぼかされていた部分を切り取って北原先生の過去が描かれた『春に翔ぶ』。先生はとても不器用で、理不尽に抗うことも諦めることも全て全力で向き合ってきたから、菜々を受け止められた。彼に救われる生徒は多かったのだろうな。『星を編む』自分にしか見出せない宝石を見つけてしまった人と、かつてはそれを持っていたのに手からこぼれ落ちるのを見送ってしまった後悔をかかえる人の人生が交差して、その2人だからこそ完成させることのできた作品。恐ろしいほどに熱を感じ、その最中にそっと差し込まれ失っていく気持ち達→
kiki
2024/03/28 21:46

に、人は何を得るにも失うにも、その人にとっての100%しか手に入れることができないのかという生々しさを、熱に浮かされ高揚しながら、同時に喪失と諦めの寂しさとともに味わった。『波を渡る』生活をともにして築いていく愛情って、とっても固くて強いのだ。相手がいる、家族がいるっていう安定はなぜか人を脆くもするけれど強くもする。それぞれが行き着く場所にたどり着けて、それがとても優しい場所で幸せに満ち満ちているのを感じるラストだった。

が「ナイス!」と言っています。
kiki
まだまだ安定からは程遠い慶。それでも陽子は、少ないながらも信じることのできる者と3年間国を育ててきたのだと思い胸に熱いものが込み上げる。そして泰に雁、そして範など国同士が連携をはじめようとしている。陽子が蓬莱の現代っ子だからこそ思いついたその青写真は素敵だと思う。蓬山で首脳ならぬ主上会議をしたらいいと思う。魔性の子の裏で十二国がどう動いたのか、傲濫と汕子があれほど禍々しい存在となったのか等納得のいく展開で、一作目でこんなに緻密にと思うと感嘆しかない。泰麒が随分と大人になり景麒が相変わらずで、ほのぼのした。
kiki
2024/03/28 20:53

脳内主上会議では、驍宗の補佐のために李斎がやってきて良い雰囲気を醸し出すし(分かっているけれど…推しカップル)、尚隆と氾王の嫌味合戦に、泰麒を可愛がる景麒を眺める陽子、奏の家族と供王の仲良し具合を楽しみながら、陽子についてきた祥瓊がバッタリと供王に会ってしまったりして、ものすごく楽しいことになりそうな気がしてならないのだけれど…

kiki
2024/03/28 20:55

氾王のキャラが良かった。国の立て直し方も、彼らしいし、これからも楽しみな国だから、短編でもいいから彼の話を読んでみたい。

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kiki
お兄ちゃんの胆力と、妹のお兄ちゃん愛が強すぎるのを十分に堪能することができた。敵か味方かみたいな生ぬるいものではなく、個々の主張で物語を進めるやり方に先が読めなくて、どんどん読み進められちゃう。キャラが増えたのだけれど、モブかなと思う人たちにもキャラ付けがちゃんとされていて細かいなぁ。ツガイは主従関係はあれど、主人の質によってはツガイは不幸にもなるし、幸せにもなれる。主人とて同様で形としては、ものすごく戦闘能力が高いペットみたいな物なのかな。ペット好きな人の、愛情のかけ方って本当に素敵な関係を築くものね。
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kiki
驍宗様は泰麒へ厳しい現実を見せ、これからの展望を語り、彼の今の悩みに対しての解決の糸口を垂らし、そのご褒美ときたら…お父さん最高!とならざるをえなかった。漣の王様のゆったりさが良い。作物をうまく育てるように、国を丁寧にお世話して育てていくのだろうな。祥瓊!恭や月渓に対して謝罪はないのかなと気になっていたので知れて嬉しい。供王の見事な采配に拍手喝采。陽子と楽俊の繋がりは表に楽を、見せずに苦を共にしていて、お互いを高め合う関係が良い。現在の斉王の話といい、柳の傾国の様といい、国が滅びる形もそれぞれだと思った。
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kiki
今は、まだ何も分からない主人公と一緒に、私も同じように目の前の起こることを飲み込んで物語が進む。異世界かと思っていたら現代なのね。主人公のユルはいい子。スペックは未知数。身体能力がとても高いことは理解した。ツガイというシステム?が、まだよく分かっていないが、何でも言うこと聞いてくれるものでもないというのがいい。双子のアサは敵というわけでもなさそうに思うのだけれど、ここは辛いことにならないといいという願いしかない。今はただ物語が始まったという感想しか湧いてこないな。
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kiki
珠晶は12歳。聡明ではあるが、世間を知らない。でも、彼女は知らないことを恥じても、知らないことを知らないままにしない。そして理を大事にし、考え行動を起こす。自分が何者であるかより、自分が思う正しさを全力で全うする彼女に自然と周りは親しみを覚えるとともに、彼女の統率力を信じついていく。そんな周囲の人々にも彼女は育てられ、彼女の王の資質が徐々に浮かび上がってくるストーリーにワクワクして一気読みしてしまった。終盤でお久しぶり!な彼が登場して、名前が出た瞬間に歓喜してしまった。奏の皆さんの600年の余裕が眩しい。
kira
2024/03/07 05:59

それぞれの国に個性があって知る度にそこ行きたい!お仕えしたい!な気持ちになるのすごく分かります。登極までの道のりと治世の難しさを読んできてるから、奏の600年が凄いか、身に染みますよね

kiki
2024/03/07 12:45

Kiraさん> そうなんです!行きたくなるし、お仕えしたくなりますよね!考えて妄想しているだけでも楽しいです。 奏の600年の歴史、本当に感嘆としか。登極してからの苦難もありますし、国を育て続けるのって大変だと思います。途中で道を違えなかった彼らは素晴らしいです。

が「ナイス!」と言っています。
kiki
国の始まりと終わり、王の不在、それでも人は生きていかねばならない。不遇ではあろうとも、守るべきものを守り続ける人たちの葛藤や強い心や、そして守るべきものたちのたわいのない愛おしさを知るために物語を読み進めた。陽子や延王や泰麒のように歴史残るわけでもない、仕えるべき王を選べるような官職でもない、それでもいかなる時にでも国を支え続けた人たち。仙籍故に終わりもない。陶鵲に込めた想いが伝わり、卵果が実り、燕の子が増えた始まりは高揚し、大辟の復活に国の傾きを感じ暗澹たる気持ちになる。蓮花が泣くことができて良かった。
kiki
2024/03/03 18:37

家にあったのはここまで。家族は複数の本を同時に読んだり、シリーズに戻るターンがくるのがゆっくり。私は手をつけたら止まらない猛牛タイプ。続きもどんどんいきます。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/10/16(3846日経過)
記録初日
2013/10/17(3845日経過)
読んだ本
2020冊(1日平均0.53冊)
読んだページ
304186ページ(1日平均79ページ)
感想・レビュー
2019件(投稿率100.0%)
本棚
13棚
性別
血液型
AB型
職業
主婦
外部サイト
自己紹介

☆注意・・・BLも読むのが大好きなので、嫌悪感がある方はスルーしてください。

本を読んだ後の感想を書きたくて登録しました。
短めの文章の中に、上手くないながらも精一杯を書き込もうと思っています。

積ん読には未発売のものも含まれますが、個人的な仕分けです。

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