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2024年11月の読書メーターまとめ

yumicomachi
読んだ本
5
読んだページ
794ページ
感想・レビュー
5
ナイス
38ナイス

2024年11月に読んだ本
5

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yumicomachi
2003年初版発行のアンソロジー。タイトルは著者21才時の第一詩集『二十億光年の孤独』冒頭に三好達治が寄せた「はるかな国から−序にかえて」からとられている。「ああこの若者は/冬のさなかに永らく待たれたものとして/突忽とはるかな国からやってきた」と結ばれる詩である。谷川俊太郎の詩と存在はまさに、はるかな国から来た私たちへの贈り物のようだったと思う。どの詩も易しい無垢な言葉で綴られていて、心の柔らかいところに触れてくる。「かなしみ」「生きる」「芝生」「成人の日に」「帰郷」がこの本に入っている詩では特に好きだ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
5

yumicomachi
小学6年生の陽菜子は、母親から家事も勉強もしっかりとするように言われている。塾に通い、洗濯物を畳み、食器を洗い、料理の手伝いもする。しかし、兄は家事をしなくていい。単身赴任の父親は頼りにならず、納得できない気持ちを抱えていたある日、陽菜子はスージーという不思議な女の子に出会い、1冊の手帳を拾う。手帳に書かれた言葉は、まるで陽菜子の思いを代弁しているようだった……。母娘の関係を軸に、家族や友人関係の問題を軽やかな筆致で掘り下げる。大人も子どもも「自分の道を歩むこと」の大切さを考えさせられた。2018年刊行。
が「ナイス!」と言っています。
yumicomachi
2003年初版発行のアンソロジー。タイトルは著者21才時の第一詩集『二十億光年の孤独』冒頭に三好達治が寄せた「はるかな国から−序にかえて」からとられている。「ああこの若者は/冬のさなかに永らく待たれたものとして/突忽とはるかな国からやってきた」と結ばれる詩である。谷川俊太郎の詩と存在はまさに、はるかな国から来た私たちへの贈り物のようだったと思う。どの詩も易しい無垢な言葉で綴られていて、心の柔らかいところに触れてくる。「かなしみ」「生きる」「芝生」「成人の日に」「帰郷」がこの本に入っている詩では特に好きだ。
が「ナイス!」と言っています。
yumicomachi
「俳句に興味があるんだけど、着物を持っていないので」「俳句って正座しなきゃいけないでしょ?膝が痛いからねえ」「筆で字を書くの、苦手だし」などの誤解に満ちたイメージから俳句を始めるのを躊躇している人に向けた超入門書だが、既に俳句をやっている人も楽しく初心にかえることのできる良書。著者と岸本葉子の対談も興味深いし、川口澄子によるイラストも楽しい。俳号についての話など特に面白く読んだ。また、仲良し同士の閉じた句会を続けていると、みんな仲良くどんどん下手になるという鋭い指摘にハッとさせられた。2019年2月発行。
が「ナイス!」と言っています。
yumicomachi
特集「伊勢志摩の旅」では私にとってなかなかできない貴重な文学旅行の記録と歌を読むことができた。特別企画「全歌集の味わい」も興味深く読んだ。「全歌」集と全「歌集」があるという話や、藤原龍一郎による『永井陽子全歌集』『小中英之全歌集』の成り立ちの話が特に良かった。江戸雪による連載『永井陽子 太陽のうさぎ』第12回は永井が「短歌人」の編集委員になったり司書として働いたり、シンポジウムに登壇したりしていた時期の作品や発言から永井の短歌観を浮かび上がらせるとともに、永井作品への評価も記録していて読みごたえがあった。
が「ナイス!」と言っています。
yumicomachi
英国の地方の元公営住宅地に住む九州出身の「わたし」、アイリッシュの労働者階級である配偶者、元底辺中学校に通う息子の「ライフ」を記録した本の第二弾。一作目よりやや落ち着いたトーンで綴られてはいるが、地域で、学校で、様々な出来事、ときにはトラブルが発生し、揉まれながら息子だけでなく家族それぞれが成長していく。「多様性のある場所には分断も生じるが…補強しあって回っていく」「ポリティカルコレクトネスは誰かが独善的に決めることではなく、長い議論と歴史の積み重ねによって変わっていくものなのだ」。単行本は2021年刊。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/10/26(4072日経過)
記録初日
2013/02/05(4335日経過)
読んだ本
869冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
180251ページ(1日平均41ページ)
感想・レビュー
800件(投稿率92.1%)
本棚
4棚
性別
外部サイト
自己紹介

本は好きですが読むのが遅いので、レビューあまりできないかもしれませぬ。

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