どこからどこまでが事実かフィクションかが判然としないが、グイグイ読ませる筆致が見事。偽りのピーク問題、パイオニア減速問題、FMS(偽記憶症候群)などわけわからん(誉め言葉)知識で折り目だらけになったが、印象的な一節。「コンピュータやインターネットが進歩したおかげで、人間同士の信頼というものがかえって重視されるようになった。これからは機械を信用しない時代、心を大切にする時代になりますよ…いや、なるべきなんです」この本を一気読みできない仕事や家庭の事情が何とも。
社会科の教員をしてます。仕事関連の本がメインですが、最近は小説にもハマりだしました。キリスト教を中心とした宗教、貧困問題、心の葛藤を描いた作品などに惹かれます。新書をたくさん読みたい!
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