子供の頃の自分や知人のことを思い出させる内容で、読んでる間かなり辛かった。子どもは無力で、親にとっては時に邪魔者である。 「八日目の蝉」や「初恋と不倫」も思いだしながら、でもそれよりも読み進めるのがキツくて、早く読み終えたい一心だった。 他人の親切や常識によって事実は捻じ曲げられ、他人から理解できない名前のつけられない関係は、恐れをばら撒く。本人達にしか分からない繋がりは、放っておかれることはなく、それはおかしい間違っていると糾弾される。

被害者だった子供時代を経て、過去と対峙していく。 謝られたとしても、許せなければ許さなくていい。 恐ろしくて逃げ回っている過去といつか私も対峙できる日がくるだろうか。

なぜか毎巻、実母が家に来るたび置いていく渡辺くん。布教…？？？ ついつい読んでしまい、罠にはまっている。 ヤクルトまた優勝したいね…！！

青木さんは感情もさらけだすことでチームを鼓舞する熱い男、というイメージだったのだけど、論理的に相手や自分のことを観察し対策を練っていく人だった。 自分がコントロールできないことは気にせずにコントロールできることだけにフォーカスする、と思えば全てのバットを調べ尽くしたり、正しい方向に努力することがすごく上手で、長く活躍する人はこういう思考回路なのか。 スワローズのためにという気持ちも熱くて、後輩や外国人選手への気遣いも。こんな絶妙なバランス感覚の人が存在するんだ、絶対にいつかスワローズの監督になってほしい。

子供の頃の自分や知人のことを思い出させる内容で、読んでる間かなり辛かった。子どもは無力で、親にとっては時に邪魔者である。 「八日目の蝉」や「初恋と不倫」も思いだしながら、でもそれよりも読み進めるのがキツくて、早く読み終えたい一心だった。 他人の親切や常識によって事実は捻じ曲げられ、他人から理解できない名前のつけられない関係は、恐れをばら撒く。本人達にしか分からない繋がりは、放っておかれることはなく、それはおかしい間違っていると糾弾される。