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2021年12月の読書メーターまとめ

Totchang
読んだ本
12
読んだページ
3946ページ
感想・レビュー
12
ナイス
259ナイス

2021年12月に読んだ本
12

2021年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Totchang
犯罪も陰謀も無縁なデパート最上階にある大食堂を舞台にした話。大いに【居酒屋ぜんや】と同様に楽しめた。若社長の企みが陰謀といえば陰謀なのだろうが、基本、善人ばかりが登場する。さてデパート。私の住む地域にはデパートが一つもなくなってしまった。屋上遊園地や最上階の食堂など言われてみれば懐かしい。外商部といえば高殿円の「上流階級 富久丸百貨店外商部」を思い出す。新作も出たようなのでこちらも読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。

2021年12月にナイスが最も多かったつぶやき

Totchang

葉室麟「約束」を読んでいる途中だが、せっかくのクリスマスなのでグリシャム「スキッピングクリスマス」を読もうと思ったら見つからない。はたしてどこに仕舞ったのやら。(アイスチューリップ)

葉室麟「約束」を読んでいる途中だが、せっかくのクリスマスなのでグリシャム「スキッピングクリスマス」を読もうと思ったら見つからない。はたしてどこに仕舞ったのやら。(アイスチューリップ)
が「ナイス!」と言っています。

2021年12月の感想・レビュー一覧
12

Totchang
ネタバレ山田勇作がピッチャーを務めるさいとう高校は春の選抜に出場してそれなりの結果を出した。・・・というお話なのだが、まるまる一冊が井戸端会議なのだ。話の主体が定まらず、話すことが目的の井戸端会議。話は常に枝葉へ展開される。高校野球が舞台ではあるが、汗の飛び散る場面は全く出てこず、監督のノックが不思議な能力を秘めているくらいのものである。前作でその不思議さの片鱗を見せられたが、その状態は本書にもしっかりと受け継がれていた。
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Totchang
2011年に小説現代に初出とのこと。高校生が主体の小説で24ページ目からすぐに性交渉が話題になるのは、この雑誌のカラーに合わせたからなのだろうか。野球少年をめぐる小説なのだが、スポーツ小説とも言えず、なかなか面白い切り口で一気に読んでしまった。続きを読むのが楽しみである。
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Totchang
明治を描いた歴史小説としては朝井まかて「眩」や杉本章子「東京新大橋雨中図」を読んでいるが、当時の中心人物を書いた小説は初めて手にした。葉室麟の作品でなければ手にしなかったろう。昔の歌謡曲で歌われた「田原坂」が西南戦争の激戦地であったことも初めて知った。この辺の描き方はやはり葉室らしいと感じた一方、転時、憑依(?)などにはどうしても入り込めなかった。解説を読んで「西郷隆盛」を書いた「大獄」は未読なのに気づかされた。
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Totchang
ネタバレがんの末期などの慢性疾患による尊厳死とは少し受ける感じが異なるのかもしれない。本書では交通事故によって遷延性意識障害に陥った40代の男性が患者である。「尊厳死」の文書を残すことは重要だと思うが、この母親のような反応を文章にしたのにはびっくりした。普通はそのまま受け入れるのではなかろうか。私は自動車免許証と健康保険証の裏側にある臓器提供の意思について了承し、署名している。年だけに、尊厳死の意志も文書化しておくべきだろうか。
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Totchang
第三巻なのでもうおなじみの仲間とお客様。「上流階級」に慣れてきたので客観的に背景を考えながら読むことができた。避けて通れない終末期医療、LGBT、SNS上の誹謗中傷、子供の中学受験など、かように世の中は興味深く心配事に満ちあふれている。自分の住まいと新しい仕事を得て大団円にまとめるのかと思ったら、流石に高殿円氏、そうかんたんには読者を離してくれなかった。
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Totchang
弓道小説は我孫子武丸著「凜の弦音」が既読であるが、こちらの碧野圭氏も弓道の有段者である。そんな作家が優柔不断で引っ込み思案な新高校生の生活に弓道という居場所を与えた話である。茨城県坂東市で開催される(今年は中止でした)「将門まつり」では、地元中学生などによる弓道模範演武が披露されることを思い出した。男女とも装束に身を包み一斉に射る姿は観ものである。本書では的に矢が当たる表現を「中る」としているのにも好感が持てた。
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Totchang
私の住む県に今やデパートは県庁所在地にある京成百貨店1店舗限りです。デパートを押しのけてきたスーパーマーケットGMSも専門店に押されどんどん縮小し、今やネットでのお買い物が普通になってしまった。そんななか、在りし日を懐かしく思い出しながら読み終えた。2巻目を先に読んだのだが、こちらの一巻目のほうが物語に入りやすく読みやすかった。ケーキのCharles Bonheur cup を調べてみたが、どうやら架空の賞であるらしい。
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Totchang
私が走り始めた頃を懐かしく思い出しながら読了。46歳で禁煙に成功した私は朝から食事を美味しくいただくようにり、あっという間に体重が増加した。これを解消するために始めたのが「ラン」だった。最初は100m、300mが大変だったが、1Kmを超えると5Kmを走るのはどうということがなかった。市民マラソンの10マイルレースから大会に出るようになり、ホノルルマラソンも4回参加できた。夢のような思い出である。本書の始まりはあの世との交信(交流)で始まるが、そこはそこで「溶ける」という表現に感心し、大変楽しく読み終えた。
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Totchang
シリーズ物なのにいきなり第2巻から。縁がないので事実かどうかわからないが、上流階級といえどそれなりに大変そうだと思えてきた。お金では買えない品性や見識。それをどのように子や孫に身に付けさせるのか。一流品と言われるものを身近に感じないと出てこない感性が、確かにあるのだろう。
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Totchang
医師による癌治療の最前線を(個人情報に配慮して)描いた作品。医師になることへの大変さが省略されているので、読んだ人によっては反感を覚えるかもしれない。内科医は薬による治療が主体になるので、新しい医薬品情報が重要であろうが、そこに癒着しやすい体質は否定できない。学内あるいは病院内での地位の争いも大変だろう。そんな中で医師はどのように患者に向かっているのか。なかなか面白い内容だった。
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Totchang
シリーズ物が単話として掲載されたアンソロジー。朝井まかて「ふらここ堂」、あさのあつこ「闇医者おゑん」、和田はつ子「口中医」、宮部みゆき「回向院の茂七」だった。知野みさき氏は初読み。
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Totchang
犯罪も陰謀も無縁なデパート最上階にある大食堂を舞台にした話。大いに【居酒屋ぜんや】と同様に楽しめた。若社長の企みが陰謀といえば陰謀なのだろうが、基本、善人ばかりが登場する。さてデパート。私の住む地域にはデパートが一つもなくなってしまった。屋上遊園地や最上階の食堂など言われてみれば懐かしい。外商部といえば高殿円の「上流階級 富久丸百貨店外商部」を思い出す。新作も出たようなのでこちらも読んでみたい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/11/25(3901日経過)
記録初日
2013/11/22(3904日経過)
読んだ本
1838冊(1日平均0.47冊)
読んだページ
601931ページ(1日平均154ページ)
感想・レビュー
1636件(投稿率89.0%)
本棚
4棚
性別
外部サイト
自己紹介

リタイアしてからは晴耕雨読をしている感じです。晴れの日はサイクリングに行くか、写真を撮るかしています。
ジェフリー・アーチャー、グリシャムの翻訳本が好きです。山本周五郎、池波正太郎、藤沢周平、葉室麟、松井今朝子、髙田郁、山本一力、近藤史恵などの作家の本が棚にあります。
みなさんの感想文を頼みに、面白い本、感動する本を読みたいと願っています。

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