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2022年2月の読書メーターまとめ

Totchang
読んだ本
11
読んだページ
3598ページ
感想・レビュー
11
ナイス
440ナイス

2022年2月に読んだ本
11

2022年2月のお気に入り登録
1

  • まこみや

2022年2月のお気に入られ登録
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  • まこみや

2022年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Totchang
男女雇用機会均等法の制定・改正だってついこの間のことである。江戸時代には厳しい差があったことは容易に想像がつく。その環境下で困難を乗り越えていく幸の姿が愛おしい。今回は最後の女性天皇(後桜町天皇)の御代と重なっている。宝暦13年9月1日の日食が暦に記載されていなかったのは史実のようだ。しかも民間の暦学者から事前に誤りを指摘されたということなので、髙田郁氏も色々と資料を研究したのだと感心した。五十鈴屋の営業形態はどうやら私達の知る呉服屋の形態に近づいてきているようである。今後の発展が楽しみである。
が「ナイス!」と言っています。

2022年2月の感想・レビュー一覧
11

Totchang
3番めの「ねむりひめ」は「R-18文学賞」大賞受賞作だそうだ。「女性が書く、性をテーマにした小説」は「男性のための官能」への対抗として創設された文学賞だそうだ。しかし「しゃぼん」はその対象ではない。しゃぼんのバブルの中に逃げ込んだ自堕落な女性の話で、あまりのうす汚さに読むに耐えなかっった。一体作者は何を目指してこのストーリーを描き出したのだろうか。
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Totchang
アイドルってなんだろう。「アイドルは、英語の「idol」(偶像、 崇拝される人や物)から転じて、人気者の意となり、現在では「熱狂的なファンを持つ若い歌手、俳優、タレント」などをいう」(Weblioより)。 アイドルグループに所属する冷めた意識の持ち主「いと」の目線でアイドルの何たるかを説明されたように感じた。女優であった母親、父かもしれない映画監督、母の元マネージャー、整形外科医の母の夫、LGBTの庇護者などよく関係のつかめない脇役が、混沌とした生き様を更に濃く色付けしている。理解不能のままに読了。
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Totchang
入植したロシアの荒涼とした地での収容所部分では、読んでいて苦しく、ページが進まなかった。第一次世界大戦、ロシア革命の映像も暗くモノクロとなって突きつけられる感じだった。「滑空船」をグライダーかと思って読んでいたが、動力を備えているようなので調べたら、そういう乗り物があった(ある)と知って驚いた。今のロシアも厳しい経済情勢にも関わらず、ウクライナに対して強権的である。問題は色々あれど、民主的な国に住んでいて幸いだと思わずにはいられない。
が「ナイス!」と言っています。
Totchang
男女雇用機会均等法の制定・改正だってついこの間のことである。江戸時代には厳しい差があったことは容易に想像がつく。その環境下で困難を乗り越えていく幸の姿が愛おしい。今回は最後の女性天皇(後桜町天皇)の御代と重なっている。宝暦13年9月1日の日食が暦に記載されていなかったのは史実のようだ。しかも民間の暦学者から事前に誤りを指摘されたということなので、髙田郁氏も色々と資料を研究したのだと感心した。五十鈴屋の営業形態はどうやら私達の知る呉服屋の形態に近づいてきているようである。今後の発展が楽しみである。
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Totchang
プロ野球界では代理人の条件に弁護士であることを求めているのかぁ。知らなかった。それにしても1年間プロ野球界に身をおいた元ピッチャーが、弁護士の資格をとるとは主役の膳場圭一は努力家であるに違いない。プロ野球選手の女性問題、賭博、持病の秘匿、恋愛問題、などなどを独特の切り口で解決を図っていく。これら一連のミステリーを楽しく読み終えた。
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Totchang
なんともすごい題名だが、社会的な問題点をテーマにして面白く読んだ。まずは結婚とは何かという問い。「結婚によって家政婦と慰安婦を手に入れる」というのは私も若い頃に聞いたことがある。今なら噴飯ものだ。次にがん治療。がんに罹ったら基本は治療することになるのだろうが、苦しい治療をしてもいずれ死に至るということがある。いっそ治療しないということもあるのではないかと著者は訴える。そして人としての幸せとは何なのか。守銭奴で何が悪いといわれれば答えに困ってしまう。最後は常識的。ホストの世界もちょっと覗けて楽しかった。
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Totchang
新たなヒロイン誕生ではないか!現総理大臣の婚外子にして東大卒の厚生官僚真波莉子。そして小学3年生の娘と二人暮らしのSP城島真司。映画「ボディーガード」を思い出さずにはいられない展開だ。ストーリーにはコロナ禍をベースに、飲食店の不採算や航空業界の人事問題、市立病院の経営破綻などに入り込んでゆく。いずれの場合も問題は深刻なのだが、すべてゲームにおけるクリアすべき課題扱いの軽さなので読者の心に重さが残らない。ぜひシリーズ物にして続きを書いてほしいものだ
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Totchang
茨城県在住だが、笠間と言ったら笠間稲荷に笠間焼くらいしか思いつかない。歴史に埋もれた聖像画画家「イリナ山下りん」の史実に基づいた小説だが、さすがの朝井まかて氏、一気に読み終えた。笠間から東京を目指す道、これは私がロードバイクでたどる路にほぼ重なる。食料も乏しく身の危険を顧みず行動する姿に、西洋画へのあこがれの強さを感じさせる。明治初期から昭和の時代までを描いた作品だが、「麺麭」など途中で何度か辞書を引いた文言が多かった。御茶ノ水でよく写真を撮らせてもらっていたニコライ堂の所以も知ることができてよかった。
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Totchang
「奮迅」を先に読んでしまったが、このシリーズが順番に読むべきだ。感情を表情に表さない検事と、感情が顔に出やすい検察事務官コンビ結成の情景から物語が始まっている。舞台はあってはならない警察組織の不正である。そもそも役割の異なる検察と警察。一般的には協力関係にあるのだが・・・。なかなか楽しいトリックで大いに楽しめた。
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Totchang
「赤穂浪士」や「モンテ・クリスト伯」などの復讐物語が大好きなので、謳い文句にあった「復讐法」に興味を覚えて本書を手にした。確かに復讐法のもとにできた応報監察官という職業の女性が主人公ではあるが、内容は人間味に溢れた短編集であった。しかしその人間味を高らかに歌い上げるのではなく、静謐に捕らえている点がこの小林由佳という作家の素晴らしさなのだろう。考えさせられる作品だった。
zero1
2022/02/05 14:04

こんにちは。凄惨な場面が多い、考えさせられる作品でした。一点だけ。【復習物語】は【復讐】でしょう。

Totchang
2022/02/05 16:18

ご指摘のとおりです。修正しました。

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Totchang
「アボット・ワールドマラソンメジャーズ」というカテゴリーに入る世界のマラソン大会には東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークシティがある。いずれも一度は走ってみたいと憧れる大会だが、私は東京マラソンに1回だけ参加できた。走っていてとても感動したのを思い出す。そんなマラソンの楽しさを表現した作品集だが、もとはアシックスの「マラソン三都ものがたり」だったのだとか。ひょっとしてネットで既読かもしれない。近藤さんはTDFのフィニッシュになる石畳を考えてパリマラソンを書いたのだろうか。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/11/25(3901日経過)
記録初日
2013/11/22(3904日経過)
読んだ本
1838冊(1日平均0.47冊)
読んだページ
601931ページ(1日平均154ページ)
感想・レビュー
1636件(投稿率89.0%)
本棚
4棚
性別
外部サイト
自己紹介

リタイアしてからは晴耕雨読をしている感じです。晴れの日はサイクリングに行くか、写真を撮るかしています。
ジェフリー・アーチャー、グリシャムの翻訳本が好きです。山本周五郎、池波正太郎、藤沢周平、葉室麟、松井今朝子、髙田郁、山本一力、近藤史恵などの作家の本が棚にあります。
みなさんの感想文を頼みに、面白い本、感動する本を読みたいと願っています。

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