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2024年6月の読書メーターまとめ

まさる
読んだ本
9
読んだページ
3024ページ
感想・レビュー
9
ナイス
102ナイス

2024年6月に読んだ本
9

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

まさる
若手研究者の奮闘記。数々の苦労があったはずなのに、軽快な文章に魅せられる。「つらいときは自分よりも恵まれている人を見るな。(中略)つらいときこそ自分よりも恵まれていない人を見て、自分がいかに恵まれているかに感謝するんだ。」ババ所長の言葉(p264)。多くの人の支えがあっての著者の奮闘であり、陰ながら応援したくなる。こういう人に光が当たり、研究費が支給されるような環境であってほしい。基礎研究を疎かにする我が国の文部行政と企業姿勢では、未来は明るくならないだろうな。
が「ナイス!」と言っています。

2024年6月の感想・レビュー一覧
9

まさる
特集はこれまでの常識を覆すものが多かった。日本人の平均摂取カロリーが貧困国レベルにある(p15)、減塩しすぎる方が死亡リスクが高くなる(p16)、減塩のために余計な添加物が入る(p44)とは驚きである。プロテインやグルテンについて、改めて考え直したい。旬のものを、よく噛んで味わって楽しむ、これに尽きる。「疲労」の対義語は「活力」。休んで活力をみなぎらせてから働く(p59)。やはり衣食住って、大切なんだな。
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まさる
新聞の書評欄で知った本。ジビエの現状を知ることが出来た。ハンターにとって、狩ることが目的で、多くの獲物がそのまま地中埋葬されているとは…。 カラー写真のお料理が本当に美味しそう。カラスの肉がそんなに美味しいのか。鹿肉のしゃぶしゃぶ、キョンのカツなんて食べてみたい。いずれにしても、猟師さんの高齢化、後継者問題もある。需要がないと流通しないわけで、こういった食材も活用できるようになるといいなと思う。
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まさる
面白かった。学術的な内容もさることながら、著者の研究を進める際の苦労話や独特のキャラが炸裂の痛快話が続く。理系を目指す高校生くらいに是非とも読んでもらいたい内容である。「レック」というキーワードから、優れた観察眼と不屈の研究魂を知ることができる。第10章はごもっともである。挨拶の大切さ、周囲からの応援の有り難さ、お金は使ってナンボ。学術書とはまた違った知識も手に入れることができる良書である。それにしても、日本の行政のお役所発想に閉口してしまう。何でもすぐに結果を求められる研究環境では夢も希望も育たない。
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まさる
登場人物ごとに並べてあり、初心者には分かりやすいと思う。ただ、あまりの人間関係の複雑さに混乱してくる。眠れないほど面白いかというと、ビミョーなところ。次は、時系列で知識を整理する必要があるかな。源氏物語自体を読んでみようとは思わないけれど、このような解説本の存在はありがたい。
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まさる
ネタバレ前半はどういう結末になるのだろうかと読み進めていた。主人公、架の奔走はさながらミステリー小説のようであったが、中盤になって、「ストーカーは嘘」で、何となくストーリーが読めてしまった。善良さゆえの傲慢、誰にも当てはまると思う。「自分たちにそんな価値があると思っているのかなって。何を根拠にそんなに自信があるのかって謎だった」、真美の姉、希美の言葉(p179)。みんなそう思わなきゃやってられないのかも。最後は一応ハッピーエンドだったので、救われたかな。
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まさる
懕世的な主人公がさまざまな人と出会うことで葛藤し、放火に及ぶまでが難解な文章と共に続いていく。高校時代、国語の授業で読んだがさっぱり記憶にない。「付喪神記」(p247)が、金閣の存在しない世界への肯定になるのか? 柏木の言う「この世界を変貌させるのは認識だ」と、主人公の言う「行為だ」とどちらが正しいのか? 最後の描写で、金閣寺が燃えていく様を「異様な音、爆竹のような音、無数の人間の関節が一せいになるような音」とあって、気味の悪さを感じた。
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まさる
自由に生きても、思ったよりも世の中は壊れない(為末大氏、p16)。自分にない才能や世界をもつ人を求める(中尾ミエ氏、p19)。「行けない」いい人ではなく、「行かない」決意。人間同士のロイヤリティは相手に何かを与えることでは育めない。ロイヤリティは排他からしか生まれない、あえて誰かを愛の対象から外す(p30)。うーん、鋭い指摘だ。「わがまま」×「自責」×「自己効力感」で幸福に(p57)。これで時間の使い方を考え直す機会になるかな。「ヤッターのポーズ」(p64)は、バカにできないな。
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まさる
さらりと読めて面白かった。なかなかに風刺の効いた表現が続く。実際の政治の世界もこんな風で、「今だけ、金だけ、自分だけ」なんだろうな。最後はアッサリと終わって、拍子抜け。だけど、本気の政治家の演説、聴いてみたいよね。パフォーマンスに余念のない小中都知事に、とにかく揚げ足をとることに心血を注ぐ憲民党。嫌味そのままだよね。○憲民○党のことかしら?
が「ナイス!」と言っています。
まさる
若手研究者の奮闘記。数々の苦労があったはずなのに、軽快な文章に魅せられる。「つらいときは自分よりも恵まれている人を見るな。(中略)つらいときこそ自分よりも恵まれていない人を見て、自分がいかに恵まれているかに感謝するんだ。」ババ所長の言葉(p264)。多くの人の支えがあっての著者の奮闘であり、陰ながら応援したくなる。こういう人に光が当たり、研究費が支給されるような環境であってほしい。基礎研究を疎かにする我が国の文部行政と企業姿勢では、未来は明るくならないだろうな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/12/03(3890日経過)
記録初日
2013/11/14(3909日経過)
読んだ本
576冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
122074ページ(1日平均31ページ)
感想・レビュー
529件(投稿率91.8%)
本棚
3棚
性別
自己紹介

2024年4月~6月、持病の悪化で再入院した。読者三昧の日々。退院して、社会復帰してからも、この習慣を継続していきたい。

2013年の秋、大病で入院して生死の境をさまよいました。幸い快方に向かい、現在は健康の有り難みをかみしめながら、日々を過ごしています。

入院中にこの「読書メーター」を知り、意識して読書に励むようになりました。病院の食堂に設置してあった書棚の本を何気なく読んでいるうちに、これまでいかに読書をしてこなかったかを痛感。様々なジャンルの本を読んでみようと思います。

写真は毎年我が家の物置から巣立っていくツバメ君。生き物の生命力はすごい!

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